瑞松庵文書

種別

宇部市指定有形文化財

指定年月日

2019年（令和元年）5月22日

所有者・管理者

瑞松庵

名称　カナ

ズイショウアンモンジョ

所在地

宇部市大字船木1581番地

説明

宇部市大字船木に所在する瑞松庵（曹洞宗）に伝来する文書群のうち、瑞松庵の成り立ちや開山である石屋真梁の教えなど、永享年間（1429～1441年）に記された6点です。1点目の「宗旨日火之大事」は、宗旨にまつわる師との問答の内容を二世定庵殊禅から四世仲翁守邦に伝えたものです。2点目の「石屋真梁相伝大事」は、開山の石屋真梁が二世定庵殊禅に相伝した内容について、四世仲翁守邦から五世雪岑守蓀に伝えた内容が記されています。3点目の「定庵殊禅引導大事」は、二世定庵殊禅の引導に関する問答の内容を四世仲翁守邦から五世雪岑守蓀に伝えたものです。4点目の「法衣大事」は、開山石屋真梁と二世定庵殊禅が法衣について問答した内容を、四世仲翁守邦から五世雪岑守蓀に伝えたものです。5点目の「法衣襄大事」は、開山石屋真梁が二世定庵殊禅に相伝したという法衣の襄（ふくろ、現存せず）について納様、緒の結様んどを含めて詳細に記したものです。6点目の「祝融山并払子之縁起」は、四世仲翁守邦が瑞松庵の開創縁起及び払子の縁起について記したものです。上記の6点は、瑞松庵で代々相承された法衣、払子等について主に問答の形式を用いて説明したものです。