木造地蔵菩薩坐像
- 種別
- 山口県指定有形文化財(彫刻)
- 登録年月日
- 1973年(昭和48年)3月30日
- 所有者・管理者
- 東隆寺
- 制作年代
- 南北朝時代
- 名称 カナ
- モクゾウジゾウボサツザゾウ
- 所在地
- 宇部市厚東棚井
- 説明
- 桧材の寄木造りで、像高は78.6センチメートルです。等身大の普通の地蔵菩薩像で、東隆寺の本尊として安置してあります。肉厚のがっしりとした造りや太くうねりの強い衣紋を重ねた表現などに見るべきものがあり、南北朝時代の優れた中央仏師の作と思われます。また連弁に宝珠のある台座や、荘厳な二重円相の光背も本像とほぼ同時期のものと見られます。特に光背の出来は優れています。
東隆寺は1339年(暦応2年)に厚東武実が南嶺子越和尚を請じて建立した寺ですが、本像は創建時から信仰の対象であったと思われます。市域を代表する仏像です。
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