持世寺文書
- 種別
- 市指定有形文化財(古文書)
- 指定年月日
- 1978年(昭和53年)4月10日
- 所有者・管理者
- 宇部市(寄託)
- 制作年代
- 南北朝時代ほか
- 名称 カナ
- ジセイジモンジョ
- 所在地
- 宇部市学びの森くすのき
- 説明
- 第1巻は南北朝時代の厚東武実の寺領寄進に関するもので、当時の宇部地方の開発状況がわかる貴重な資料です。1335年(建武2年)の「厚東武実寄進状案」は『宇部』の地名が見える最も早い文書例として注目されます。(写真右から3行目)
第2巻は大内政弘、義興の寺領、住持職に関する安堵状、また第3巻は、寺の由緒書が中心で、1486年(文明18年)の「書出案」は寺の由緒を伝える最古の記録として重要です。
持世寺は999年(長保元年)、厚東氏が吉見村に創建した厚東郡最初の寺院と伝えられ、その後衰退しましたが、1335年(建武2年)、厚東武実が再興しました。
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