聖山経塚笠塔婆

ウェブ番号1004045  更新日 2021年2月26日

印刷大きな文字で印刷

写真:聖山経塚笠塔婆

種別
市指定史跡
指定年月日
1990年(平成2年)3月1日
所有者・管理者
個人
年代
1341年(暦応4年)
名称 カナ
ヒジリヤマキョウヅカカサトウバ
所在地
宇部市東岐波王子
説明
聖山の山中に一辺4メートル、高さ約70センチメートルの積石塚があり、その中央部に笠塔婆が建てられています。笠塔婆は安山岩製で、総高85.5センチメートル。角柱の塔身に笠がのる形で、笠の軒部分の両端が心持ち厚く多少反り気味であるところに南北朝期の特徴が見られます。塔身の各面には凡字が、また一面に銘文が刻まれています。銘文から1341年(暦応4年)に僧浄心を供養するために造立されたことがわかります。
市内で唯一の笠塔婆で、紀年のある笠塔婆としては県内第2位の古さで貴重な資料です。付近には王子権現社跡や経塚が点在しており、王子地区は中世において信仰の中心地であったと思われます。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 学びの森くすのき・地域文化交流課
〒757-0216 宇部市大字船木字内番田361番地6

  • 宇部市学びの森くすのき、文化財保護事業、文化財活用推進事業、埋蔵文化財に関すること
    電話番号:0836-67-1277 ファクス番号:0836-67-0691

教育委員会事務局 学びの森くすのき・地域文化交流課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。