慶長国絵図控図周防国・長門国


横264センチメートル)

- 種別
- 国重要文化財(歴史資料)
- 登録年月日
- 1989年(平成元年)6月12日
- 所有者・管理者
- 宇部市
- 制作年代
- 1605年(慶長10年)頃
- 名称 カナ
- ケイチョウクニエズヒカエズ・スオウコク・ナガトコク
- 文化財分類
- 重要文化財
- 所在地
- 宇部市朝日町8番1号
- 説明
- 国絵図は江戸幕府が国内情勢の把握のため、各国大名に作らせた国単位の大型彩色絵図で、慶長の他に正保・元禄・天保時代にも実施されました。毛利藩での担当者は家老の福原広俊で、この2枚は1605年(慶長10年)頃に作製、幕府に提出された正図の控図です。既に国内に正図はなく、絵図の裏書きから、現存する9カ国の慶長国絵図の中で正当な控図と確認できる唯一のものです。
郡境は紫、道は赤、河川が青で表わされ、萩城など4つの城や、郡高や郡名、村高や郷村名なども表示されています。また白は砂浜を表しています。
現存最古の防長全域を表す地図として、また江戸時代初期の交通、経済、地勢が一覧できるものとして極めて貴重な歴史地理資料です。
なお、宇部地域(「長門の国図のうち、宇部付近拡大部分図」参照)を見ると、干拓前の市街地付近や厚南地域の地形がよくわかります。
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