東岐波中学校のソテツ

ウェブ番号1004059  更新日 2021年2月26日

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写真:東岐波中学校ソテツ1

写真:東岐波中学校ソテツ2

種別
市指定天然記念物
指定年月日
2014年(平成26年)5月21日
所有者・管理者
東岐波中学校
名称 カナ
ヒガシキワチュウガッコウノソテツ
所在地
宇部市東岐波3898
説明
宇部市立東岐波中学校の表玄関先に植栽している大型の雌株のソテツ。樹高6.20メートル、目通り幹囲は1.7メートル。株数は一株であるが、中央の主幹から四本の支幹が分枝している。樹齢は約650年と推定され、国内の指定文化財のソテツと比較しても大きさ、樹齢ともに屈指のものです。本樹は江戸時代の東岐波村の庄屋であった部坂家の旧宅であった「東明堂」に自生していたものを、昭和31年(1956年)3月に部坂家の当主より寄贈され、現在の東岐波中学校前に移植されたものです。部坂家は江戸時代初期のころには岐波の地に土着した豪族で、宝暦年間以降は歴代当主が庄屋職を勤めていました。ソテツは、ソテツ科ソテツ属の常緑低木で、九州南部や沖縄などの海岸や急斜地に見られる樹木で、雌雄異株であり、六月ごろに茎の先端に花を咲かせます。ソテツの和名は枯れそうになったときに鉄分を与えれば回復することに由来しています。

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