川上大辻出土石塔婆
- 種別
- 市指定有形文化財(歴史資料)
- 指定年月日
- 1990年(平成2年)3月1日
- 所有者・管理者
- 宇部市
- 制作年代
- 鎌倉時代
- 名称 カナ
- カワカミオオツジシュツドセキトウバ
- 所在地
- 宇部市学びの森くすのき
- 説明
- 板碑は板状の供養塔で、頭部を山形にし、正面には仏・菩薩の像、梵字、願文などを刻みます。
この石塔婆は、総高56.8センチメートル、最大幅24.3センチメートル、最大厚8.6センチメートル。滑石製で、自然石をわずかに加工して板碑状とし、正面上部に梵字(阿弥陀三尊など)を、その下に銘文を彫り込んでいます。
□奉造立率都婆六千本 中臺者為藤原國守尊霊
文應二年辛酉二月彼岸 沙弥尼阿弥陀佛尊霊滅罪
生善往生極楽□大菩提故也 □□敬白
銘文から1261年(文応2年)藤原国守と僧尼阿弥陀仏の菩提を弔い、極楽往生を願って、6千本の卒塔婆とともに造立されたことがわかります。鎌倉時代中期の板碑として全国的にみても古く、貴重な資料です。
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