川上大辻出土石塔婆

ウェブ番号1004035  更新日 2021年2月26日

印刷大きな文字で印刷

写真:川上大辻出土石塔婆

種別
市指定有形文化財(歴史資料)
指定年月日
1990年(平成2年)3月1日
所有者・管理者
宇部市
制作年代
鎌倉時代
名称 カナ
カワカミオオツジシュツドセキトウバ
所在地
宇部市学びの森くすのき
説明
板碑は板状の供養塔で、頭部を山形にし、正面には仏・菩薩の像、梵字、願文などを刻みます。
この石塔婆は、総高56.8センチメートル、最大幅24.3センチメートル、最大厚8.6センチメートル。滑石製で、自然石をわずかに加工して板碑状とし、正面上部に梵字(阿弥陀三尊など)を、その下に銘文を彫り込んでいます。
□奉造立率都婆六千本 中臺者為藤原國守尊霊
文應二年辛酉二月彼岸 沙弥尼阿弥陀佛尊霊滅罪
生善往生極楽□大菩提故也 □□敬白
銘文から1261年(文応2年)藤原国守と僧尼阿弥陀仏の菩提を弔い、極楽往生を願って、6千本の卒塔婆とともに造立されたことがわかります。鎌倉時代中期の板碑として全国的にみても古く、貴重な資料です。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局 学びの森くすのき・地域文化交流課
〒757-0216 宇部市大字船木字内番田361番地6

  • 宇部市学びの森くすのき、文化財保護事業、文化財活用推進事業、埋蔵文化財に関すること
    電話番号:0836-67-1277 ファクス番号:0836-67-0691

教育委員会事務局 学びの森くすのき・地域文化交流課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。