ようこそ 市長室へ

ウェブ番号1006692  更新日 2024年2月2日

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宇部市長の篠﨑圭二の写真

新年明けた1月1日に、石川県能登地方を中心に最大震度7を観測した「令和6年能登半島地震」が発生し、甚大な被害が発生いたしました。謹んで犠牲になられました方々の御冥福をお祈りするとともに被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。現地では今なお、多くの被災者の方々が避難を余儀なくされています。本市としましては、引き続き、国や山口県と連携しながら被災地支援に全面的に協力して参ります。

さて、昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症が5類へと移行されたことに伴い、宇部まつりや新川市まつりが元の形に戻り人の交流が戻ってきたことを実感する年となりました。また、私が、市長就任当初から取り組んでいる、産業の振興や子育て支援の充実、中心市街地の活性化などのまちづくりにおける、未来への投資が形となって表れ始めた年でもありました。

本市がこれからも産業都市として発展していくためには、地元産業の継続強化と併せ、競争力のある強い産業と魅力的な「しごと」の創出は不可欠であり、さまざまな取組に挑戦しているところです。とりわけ、成長産業においては、 市内企業の皆様や商工団体、山口大学や宇部高専、金融機関など、産学公金の連携のもとで、医療や環境・エネルギー、宇宙産業やバイオ分野など、次代に繋がる産業の創出と育成に取り組んでまいりました。その結果、取組を始めてわずか3年ではありますが、宇宙産業や再生医療、バイオ分野での起業や市内拠点の立地が実現しており、市内企業との具体的な連携も生まれてきています。

また、「人づくり」においては、大きな柱である子育て支援において、第二子以降の子どもの保育料の無償化を実現するなどの子育て支援策の充実を図ってきた結果、合計特殊出生率が全国的に減少する中、僅かながらではありますがプラスに伸び、平成二十五年ぶりに県平均に追いつくことができました。さらに、困難を抱えるこどもに対する支援に取り組むため、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟様との連携協定を契機として、官民協働による支援のネットワーク強化を図っているところです。今後も、こうした支援に加えて、高校生までの医療費の無償化や産後ケアの所得制限撤廃など子どもを産み育てやすい環境の整備を進めてまいります。未来の主人公である子どもたちが健やかに成長し、そして、宇部で育った若者から、「子育てするなら宇部」と選んでもらえるよう、切れ目のない支援体制の充実に引き続き取り組んでまいります。

つぎに、「まちづくり」についてですが、まちの顔ともいえる中心市街地の再興は、多くの市民が期待を寄せています。今年度は、常盤通りのウオーカブル化と並行して、新市庁舎の正面玄関や市民交流スペース、食堂などの入る新庁舎2期棟の建設やカフェを含め民間スペースも充実させる 常盤通りにぎわい交流拠点施設の設計が本格化し、新しいまちの姿がより具現化する年でもあります。これらを新たな民間投資を呼び込むチャンスと捉え、行政として必要な支援も織り交ぜながら、エリア全体の価値をさらに高めていきます。

さらに、この度の地震を例にとるまでもなく、安心・安全は紛れもなく市民生活の礎であります。本市においても、毎年のように、大雨による、土砂災害や内水氾濫等による浸水被害が発生しています。このため、今後、より迅速な初動対応と情報発信のため、総合防災情報システムの構築に取り組むとともに、県とも連携して、河川の監視カメラや、水位計の設置を行っていきます。また、過去に浸水被害の発生している厚南エリアには、遊具を備え、非常時には避難場所となる、防災学習公園の整備を進めます。

本年は、市長に就任して四年目となります。物価高騰など目の前の課題にしっかりと対応し、市民生活の安定と地域経済の活性化に向けた支援を行うとともに、産業づくり、人づくり、まちづくりなどに、未来志向で積極的に取り組んでまいります。引き続き、皆様とともに、共創のまちづくりを進めることでこのふるさと宇部が将来にわたって発展し続ける「暮らし満足度ナンバーワン」のまちとなるよう、全力を尽くしてまいりますのでより一層のご支援・ご協力をお願いいたします。

篠﨑圭二




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