331号　中古車の購入で気をつけておきたいことは？

中古車を購入する際は、次の点に気を付けましょう。

1．中古車の情報をよく確認しましょう。

中古車は新車と異なり、それまでの使用状況や管理の状態により、品質は一律ではありません。展示されている中古車のフロントに置かれたプライスボードは、価格や車名だけでなく、販売価格や走行記録数、定期点検整備実施状況、修復歴、保証内容なども記載されている重要な情報源です。プライスボードの内容と、実際の中古車の状態に相違がないか、よく確認しましょう。

2．必ず見積書をとり、契約内容をよく確認しましょう。

販売価格について

自動車公正競争規約・同施行規則の改正（2023年10月1日施行）により、中古車の販売価格の表示が「支払総額」に変わりました。一般社団法人自動車公正取引協議会の会員事業者が販売価格を表示する場合は、「車両価格」に「諸費用」を加えた価格を「支払総額」の名称を用いて表示する必要があります。
販売店では必ず見積書をとりましょう。その際、「車両価格のみ」の表示か、車両価格に諸費用を加えた「支払総額」の表示かを確認し、「支払総額」で比較するようにしましょう。

契約内容について

口約束だけではトラブルになる可能性があります。販売店で約束したことは、書面等の備考欄に記載してもらいましょう。契約の成立前に、約束した内容が注文書等に正確に記載があるかよく確認し、理解できないことがあれば、販売店に尋ねましょう。

また、約款を読まずに契約してしまうと、重要な契約内容を見落とす場合があります。契約内容をよく確認し、納得してから契約しましょう。