320号　久しぶりの海外旅行！ESTA等の申請の際は確認を

「アメリカに旅行するため『ESTAの申請手続き』と検索して、1番上に表示されたサイトで手続きをし、費用はクレジットカードで決済した。後日クレジットカードの利用明細をみると、何の契約かわからない請求があったためカード会社に確認した。すると、政府の公式サイトではなく、実は申請代行サイトで手続きをしていたことが判明した。公式サイトで申請するより、3倍程度高い費用が請求されている。支払いたくないので、キャンセルできないか。」という相談が寄せられています。

• 日本人が渡航する際、一部の国では、電子渡航認証の申請が必要な場合があります。各国の大使館のホームページ等で所定の費用や公式サイトのURL等をしっかり確認しましょう。
• インターネットで「ESTA」等と検索すると、申請代行サイトが検索結果の上位に表示されたり、公式サイトに似たデザインであったりするため、申請代行業者のサイトだと気がつかない場合があります。
• 電子渡航認証の申請の代行行為自体は禁止されていません。申請代行サイトを利用する場合は、契約前に事業者の連絡先、申請にかかる料金、解約の可否、申請から手続き完了までにかかる時間等をしっかり確認しましょう。申請代行サイトの利用規約に「申し込み後のキャンセルはできない」と記載されている場合は、申し込み後のキャンセルや返金に応じてもらうことは困難です。
• 申請代行サイトから取得完了メールを受け取っている場合も、念のために、正常に取得が完了しているかを政府の公式サイトで確認しましょう。

不安なときやお困りの場合は、一人で悩まず消費生活センターに相談してください。