312号　フィッシング詐欺にご注意ください！

「大手通販会社から『アカウントが停止されたので情報を更新してください』という内容のメールが届いた。この通販会社で何度か買い物をしたことがあったので、なんの疑いもなくメールに記載されているURLを開き、クレジットカード番号とパスワードを入力した。ところが後日、クレジットカードの利用明細に心当たりのない請求があがっていることがわかった」という相談が寄せられています。

フィッシング詐欺とは、実在する企業を装ったメールを送り、クレジットカード番号、パスワード等の個人情報を入力させて搾取し、本人になりすまして不正な取引をおこなう犯罪行為です。最近は、スマートフォンのSMSを悪用したフィッシング詐欺も増加しています。

個人情報の入力を促すメールやSMS等が届いたら、むやみにリンクされたURLをクリックせず、当該企業の公式ウェブサイトのURLと相違がないか必ず確認するようにしてください。複数のウェブサイトで同じIDやパスワードを利用していると、フィッシング詐欺等によりユーザーIDやパスワードが搾取された場合、他のウェブサイトにアクセスされ、不正利用の被害に遭うリスクが高くなります。被害を抑えるためにも、IDやパスワードの使いまわしはせず、ウェブサイトごとにどのような情報が登録されているかもしっかり把握しておくようにしましょう。

利用明細の確認を習慣づけることで、フィッシング詐欺等による被害を早期に発見することができます。クレジットカードの利用明細は必ず確認して、覚えのない利用等があればすぐにカード会社に連絡してください。

トラブルにあったら、一人で悩まず消費生活センターに相談してください。