238号　架空請求のSMSにご注意ください！

「携帯電話に“ご利用料金の支払いの確認が取れておりません。ご連絡ください”というSMSが届いた。あわてて電話すると『動画サイトの未払いがある』と言われた。心当たりがなかったが、『このまま放置すると裁判に移行してしまうので、いったん支払った方がいい。間違いだったら後日返金される』と延滞金を含め9万円を支払うよう言われた」という相談が寄せられています。

これは、未納料金の名目で金銭を支払わせようとする架空請求です。最近はEメールではなくSMSで送られてきたという相談が増えています。

SMSに書いてある電話番号に電話をしてしまうと、「とりあえず未納料金を支払って、裁判手続きを止めた方がよい」と不安に乗じて執拗に支払いを求めてきますが、支払ってしまうとお金を取り戻すことは極めて困難です。また、いったん支払いに応じてしまうと、「複数のサイトに未払いがある」などとさらに高額な支払いを要求してきます。絶対に応じないでください。

「未納料金を確認するために必要」と住所や氏名、生年月日を求められたというケースもあります。個人情報が漏れるおそれがあるので、安易に教えないようにしましょう。

このようなSMSや電話での身に覚えのない請求に「おかしいな」と思ったら、お金を支払う前に、消費生活センターや警察に相談してください。