253号 市役所職員をかたる還付金詐欺の被害が発生しました!
9月19日(土曜日)午後5時過ぎ、市内在住の60代女性方に、「宇部市役所国民健康保険課のモリタ」と名乗る男から「健康保険の還付金が3万1,800円あります。ネットと金融機関で手続きができます。携帯電話の番号を教えてください」などという電話がありました。
女性が自宅近くの金融機関に行くと、別の男から携帯電話で「手続きを教えるのでATMを操作してください」と言ってきました。
女性は男に指示されるままにATMを操作し、さらに別の金融機関のATMでも同様に指示を受けて操作した結果、2回にわたって女性の口座から別の口座に合計約96万円が振り込まれ、だまし取られました。
翌9月20日にも、別の市内在住60歳代女性宅に「宇部市役所介護保険課のモリタ」を名乗る男から同様の手口の不審電話がありましたが、その日は祝日で市役所も金融機関も休みなのにおかしいと思った女性が警察に相談したため、被害は発生しませんでした。
6月以来、県内各地で同様の手口と見られる不審電話が多発し、9月だけでも計8件約636万円もの被害が発生しています。
特徴としては、
- 平日の午後3時以降や土曜日の日中など、金融機関の窓口が閉まっている時間帯に集中
- 犯人からの電話は全て「固定電話」にかかってくる
- 被害者は65歳以上69歳以下(宇部市では特に女性が標的に)
- ATMまで被害者を誘導し、ATMで犯人に電話をさせている
- 期限が迫っていると急がせる
などがあります。
留守番電話機能や通話録音装置などを利用し、相手を確かめてから電話に出るようにするなど、すぐには電話に出ないようにしましょう。
また、「還付金(払戻し金)がある」「ATMで還付金が申請できる」などという電話は詐欺を疑い、一人で判断せず、すぐに身近な人に相談するか、警察(110番または宇部警察署0836-22-0110)または消費生活センター(局番なし188もしくは0836-34-8157)へ通報(相談)してください。
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