02-5 家庭における環境活動の促進

ウェブ番号1006989  更新日 2021年2月10日

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基本構想の取組内容

  • 環境負荷の低減効果を市民と共有し、家庭での環境活動を進めます。
  • エコカー、公共交通、自転車の利用を促進し、温室効果ガスを削減します。
  • 彫刻によるまちづくりや環境活動などに市民が関心を持ち、楽しみながら参加できる機会をつくります。

取組の目標

家庭における環境への配慮活動を促進し、市民の自発的・自主的な行動により、低炭素社会・循環型社会を構築します。

現状と課題

現状

持続可能な社会の実現が地球規模での課題となり、地球温暖化、廃棄物の大量発生等の環境問題や環境保全活動への関心が高まっています。

こうした状況の中、本市では低炭素のまちづくりにおいては、これまで、地球温暖化対策地域協議会等と連携して各種事業を進めてきましたが、家庭からのCO2排出量は、基準年度(1990年度)と比べると30%以上増加しています。

また、循環型社会づくりにおいては、3R(リデュース・リユース・リサイクル)の推進のため、市民・事業者への意識啓発を行うとともに、各種3R事業を市民・事業者と連携しながら進めていますが、1人1日あたりのごみ排出量は増加しています。

課題

環境問題や環境保全活動への関心は高まっているものの、家庭での環境保全活動の実践は十分浸透していないことから、各々の家庭での取組を促進する必要があります。

環境配慮活動が多くの市民の自発的・自主的な行動となるよう市民運動として広げていくことが求められています。

1人1日当たりのごみ排出量が増加していることから、市民・事業者への3Rの意識啓発を継続し、リデュース(発生抑制)、リユース(再使用)の2Rを更に推進することで、ごみ排出量の発生抑制に繋げることが必要です。また、排出されたごみについては、環境負荷の低減効果や費用対効果を勘案しつつリサイクル率の更なる向上について検討を進める必要があります。

主要事業

主要事業02-5-1 地球温暖化対策推進事業

具体的な取組

  • 地球温暖化対策地域協議会等と連携し、環境配慮型のライフスタイルや行動を促進するための啓発を行っていきます。

主要事業02-5-2 環境学習・イベント開催事業

具体的な取組

  • ごきげん未来フェスタなどの開催により、環境情報の発信と環境について学習する機会の拡大を図ります。
  • 環境学習拠点である「まちなか環境学習館」、「ときわミュージアム」、「アクトビレッジおの」3施設の連携を図り、協働事業を行います。
  • こどもエコクラブ、環境ポスター展、親と子の水辺の教室など環境学習を推進します。

主要事業02-5-3 3R推進事業

具体的な取組

  • リデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再資源化)の3Rの促進について、仕組みづくりと普及啓発を行います。
  • 段ボールコンポストや生ごみリサイクル事業、生ごみ・草木の水切り啓発による燃やせるごみの減量を進めます。
  • 市内の小学校や保育園でのごみ減量に関する環境学習の充実を図ります。
  • 子供服・絵本などリユースの取組を促進します。
  • 廃食油や古着・古布、小型家電をはじめとした更なるリサイクルの推進を図ります。
  • 自治会等による再生資源集団回収を奨励します。

目標指標

成果指標

前期策定時値

現状値

基準年

目標値

環境NPO等との連携事業数(件/年) 8 13 平成24年 18
カーボン・オフセットを実施した事業数(累計) 1 16 平成24年 36
1人1日当たりのごみ排出量(g) 1,125 1,052 平成24年 900
資源リサイクル率(%) 32.7 31.69 平成24年 40.0
3R事業の実施件数(累計) (新規) 平成25年 10
新たなリユース品目の設定数(累計) (新規) 平成25年 4

用語「エコカー」

一般的に、大気汚染や地球温暖化の原因となる排気ガスやCO2排出量などを抑制して、環境負荷が低減された車両(低公害車)のことをいいます。実用段階の「低公害」としては、天然ガス自動車、電気自動車、ハイブリッド自動車、メタノール自動車、低燃費かつ低排出ガス認定車があり、近年、燃料電池自動車、DME(ジメチルエーテル)車やスーパークリーンディーゼル車などの研究開発等が進められています。

用語「地球温暖化対策地域協議会」

地方公共団体、地球温暖化防止活動推進員、事業者、住民その他の地球温暖化対策の推進を図るための活動を行う者が、日常生活に関する温室効果ガスの排出の抑制等に関し必要となるべき措置について協議するため、地球温暖化対策の推進に関する法律の規定に基づき組織する地域協議会

用語「3R」

ごみ減量における優先順位についての考え方で、「リデュース(Reduce=ごみの発生抑制)」が最も望ましく、次が「リユース(Reuse=再使用)」で、「リサイクル(Recycle=再資源化)」は3番目であるという考え方です。これらの頭文字を取って、3R(スリーアール)といいます。

用語「カーボン・オフセット事業」

日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても削減できない温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという仕組みを利用した事業

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