02-4 環境ビジネスの創出

基本構想の取組内容

• 産官学民の連携により環境ビジネスを創造し、産業の活性化を図ります。
• 環境に関する技術開発の成果を、環境に配慮したまちづくりに生かします。

取組の目標

企業及び学術研究機関・産業支援機関等の連携により、宇部産環境技術や地域の資源を積極的に活用する環境ビジネスを発展させるとともに、環境関連産業の誘致や新しい事業展開の促進により、地域産業の活性化を図り、環境への負荷が少ない社会の形成を目指します。

現状と課題

現状

産官学民が連携し、環境技術開発や環境分野での新規事業展開を促進してきました。

また、市内産業団地には環境関連産業の企業も進出しています。

課題

環境に配慮した新技術・新産業の創出や限りある資源の再利用や再資源化を目的とした資源循環ビジネスの展開など環境ビジネスの潜在能力はあるものの、事業採算性などの問題を解決する必要があります。

優れた技術を持つ事業者の新たな事業展開を促し、継続的に活躍できる支援策の拡充や、地域の資源を有効に活用し、循環型社会につながるような環境ビジネスの展開が求められています。

主要事業

主要事業02-4-1 スマートコミュニティ推進事業【新規】

具体的な取組

• 地域においてエネルギー需給のコントロールを行うとともに、再生可能エネルギー等を地域全体で有効活用した次世代の社会システムの構築を推進します。

主要事業02-4-2 バイオマスタウン新産業創造事業

具体的な取組

• 国等の補助制度を利用した事業促進を図ります。
• 企業及び学術研究機関・産業支援機関等の産学公連携により、新製品・新技術の研究開発、新事業展開に対する課題抽出とその対策への支援など、事業化への総合支援を行います。
• 宇部市イノベーション大賞を呼び水に、産業団地への環境関連産業の誘致を促進します。

主要事業02-4-3 省エネ・温室効果ガス削減促進事業

具体的な取組

• コンビナート企業群における省エネ・温室効果ガス削減に向けた情報共有を図ります。

目標指標

成果指標	前期策定時値	現状値	基準年	目標値
スマートコミュニティモデル事業の実施箇所数（累計）	（新規）	―	平成25年	4
バイオマスタウン構想による新ビジネス創出件数（累計）	（新規）	1	平成25年	4
環境関連誘致企業数（累計）	4	6	平成24年	8

用語「スマートコミュニティ」

ICTや蓄電池の技術を活用し、コジェネレーションシステムや再生可能エネルギー等の分散型エネルギーを適切に組み合わせ、さらに面的にエネルギー管理を行うことで、エネルギーを効率的に利活用しようとする取組

用語「バイオマスタウン」

広く地域の関係者の連携の下、バイオマス（生物由来の資源）の発生から利用までが効率的なプロセスで結ばれた総合的利活用システムが構築され、安定的かつ適正なバイオマス利活用が行われている、又は今後行われることが見込まれる地域