09-2 災害に強い安全なまちづくり
基本構想の取組内容
災害に強く、事故の起こりにくい安全な都市環境を整備します。
取組の目標
災害に強い安心安全なまちづくりを実現するため、計画的に都市環境を整備し、消防力の充実強化を進めるとともに、人づくりや組織づくりなどを通して、地域全体の防災力を高めます。
現状と課題
現状
地球温暖化に伴う気候変動の影響により、台風等の強度が増大するとともに、大雨の頻度も、引き続き増加する可能性が高いことが予測されています。
また、南海トラフで発生する地震も想定されており、ライフラインの耐震化や地域全体の防災力向上が求められています。
本市では、老朽化したため池の整備、護岸改良等の高潮対策や浸水対策、水道・ガス・下水道施設の改築など都市環境の整備を進めるとともに、地域全体の防災力向上を図るため、NPO法人と協働して、防災士の養成や自主防災組織の育成に取り組んでいます。
課題
都市環境の整備については、護岸改良等の高潮対策や浸水対策、老朽化している下水道施設の改築、地震に強い配水管の更新等に、多大な経費と相当の年数を要するため、適切な事業計画と財源確保が課題となっています。
災害時における被害軽減のため、消防力の強化を計画的に進めるとともに、人づくりなどを通した地域全体の防災力の向上に、引き続き取り組む必要があります。
主要事業
主要事業09-2-1 防災士養成事業
具体的な取組
- 防災士の養成及び自主防災会活動への参加促進に取り組みます。
主要事業09-2-2 ため池等整備事業
具体的な取組
- 長期計画に基づき整備の推進を行います。
主要事業09-2-3 海岸高潮対策事業
具体的な取組
- 高潮から市民の生命と財産を守るため、県と一体となって宇部港及び丸尾港の護岸や胸壁などの海岸保全施設の改良を進めます。また、床波漁港海岸の護岸の嵩上げや消波ブロックを設置します。
主要事業09-2-4 上水道基幹管路整備事業
具体的な取組
- 基幹管路更新計画(平成23年度から平成32年度までの10年計画)に基づき、基幹管路の耐震化を進めます。
主要事業09-2-5 下水道防災事業
具体的な取組
- 多発する集中豪雨からまちを守るため、浸水常襲地域の解消を図るため、雨水幹線を整備します。
- 長い年月にわたり使用している管渠施設の老朽度を的確に把握し、優先順位を決め、計画的な改築・更新を実施します。
主要事業09-2-6 消防力強化事業
具体的な取組
- 宇部西消防署楠出張所の老朽化に伴う建替え等、総合的に検討し、平成26年度に建設計画を策定します。
- 宇部市消防団の拠点施設である消防機庫を、配置の見直しや統廃合を踏まえ計画的に整備します。
- 宇部市消防団の老朽化した消防用車両を、車両更新計画に基づき計画的に整備します。
- 電波法関係審査基準及び総務省告示により、宇部市消防団が災害現場で活用している消防無線をアナログ無線からデジタル無線に整備します。
目標指標
成果指標 |
前期策定時値 |
現状値 |
基準年 |
中期目標値 |
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防災士が防災専門員として参画する自主防災会数(校区) | (新規) | 2 | 平成25年 | 24 |
危険ため池の整備済み箇所(累計) | 26 | 32 | 平成24年 | 38 |
宇部港高潮防災工事進捗率(%) | 1.0 | 7.4 | 平成24年 | 36.7 |
丸尾港高潮防災工事進捗率(%) | 59.0 | 81.4 | 平成24年 | 100.0 |
床波漁港海岸保全事業進捗率(%) | (新規) | 48.3 | 平成24年 | 68.3 |
基幹管路の耐震適合率(%) | (新規) | 57.8 | 平成24年 | 63.8 |
浸水対策重点整備地域の事業進捗率(%) | (新規) | 35.4 | 平成24年 | 58.3 |
合流区域内の陶管の改築残延長(km) | (新規) | 21.9 | 平成24年 | 11.9 |
用語「防災士」
社会の様々な場で、減災と社会の防災力向上のための活動が期待され、かつ、そのために充分な意識・知識・技能を有するものとして、NPO法人日本防災士機構が認定した者
用語「海岸保全施設」
海岸保全区域にある堤防・突堤・護岸・砂浜、その他海水の浸入または海水による侵食を防止するための施設。津波・高潮・波浪等の災害、海岸侵食などから背後の人命や財産を保護します。
このページに関するお問い合わせ
総合政策部 政策企画課
〒755-8601 宇部市常盤町一丁目7番1号
- 市の総合的な政策の企画立案・調整及び進行管理、重要な分野別の計画及び施策の調整に関すること
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