08-2 地域資源とふれあう教育の推進
基本構想の取組内容
彫刻や地域資源とのふれあいによる文化・歴史教育を通じて、子どものふるさとへの愛着心を育成します。
取組の目標
本市のまちづくりの歴史や常盤公園を始めとした地域資源を学び、ふれあうふるさと学習を進めることにより、ふるさとへの愛着心を持つ子どもたちを育成します。
現状と課題
現状
本市の特色ある地域資源や文化・歴史について学習することは、ふるさとへの愛着心や郷土愛を育むことにつながることから、小中学校の学習指導要領では、社会科等で地域に関する学習を行うことになっています。
小中学校において本市の歴史や自然、文化、産業などの学習教材として副読本を作成し社会科の授業においてふるさと学習を行っています。
総合的な学習の時間を活用した地域資源の見学や体験を通した学習を行っています。
本市のシンボルである常盤公園内の「ときわミュージアム」においても、地域資源とふれあい、学習できる機会として、子どもを中心とした彫刻や植物に関連した企画展やワークショップ等を実施しています。
課題
社会科においては副読本が十分活用がされていますが、郷土宇部への愛着心を持たせ、「宇部の精神(こころ)」を引き継ぐ人材を育てる上で、総合的な学習や他教科においても活用できるように、教職員への副読本の認知とその活用事例の提供を進める必要があります。
また、資料集としても使用するため、できるだけ最新のデータを提供するとともに、使用状況や問題点等を学校現場の声に応じて洗い出し、副読本をより有効に活用できるよう編集していくことが必要となります。
本市の代表的な地域資源である彫刻については、市民の彫刻に対する受け止め方や思いが様々であり、また、「ときわミュージアム」にある植物については、観賞用や学術用として管理していることから講習会や園芸相談において市民ニーズとマッチしない場合があり、市民活動団体と連携・協働した企画や運営が必要です。
主要事業
主要事業08-2-1 ふるさと学習推進事業
具体的な取組
- 統計データ、写真等の収集に当たって、関係機関と連携を図り、充実した社会科副読本を改訂します。
- 「宇部の精神(こころ)」を学ぶことができるような「地域教材」を開発し、社会科や道徳、総合的な学習の時間などで活用します。
- 大学、高等専門学校、地域住民等の人材を活用し、小学校高学年を対象とした「夢教室」を開催します。
主要事業08-2-2 植物教育普及事業
具体的な取組
- 地域資源を学ぶ機会として、常盤公園や「ときわミュージアム」にある植物を活用し、植物講習会や園芸相談、ボランティアによる温室ガイド、あるいは、植物クイズや植物カードの配布・実施により、子どもたちを含めて、植物に親しみ学ぶ機会を提供するとともに、環境学習拠点である、「まちなか環境学習館」、「ときわミュージアム」、「アクトビレッジおの」との連携を図り、自然環境の大切さへの理解促進に努めます。
- 企画展の実施に当たっては、市民のニーズを把握するとともに市民活動団体と連携・協働できる体制を構築するとともに、平成25年度から開始した公民連携事業の充実により、市民・団体による、自主的な企画・展示を拡充します。
目標指標
成果指標 |
前期策定時値 |
現状値 |
基準年 |
中期目標値 |
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社会科の関連単元における副読本の活用時間数(時間/年) | (新規) | 25 | 平成24年 | 25 |
子ども夢教室(講話、体験活動)の実施校数(校/年) | (新規) | ― | 平成25年 | 8 |
「ときわミュージアム」への入館者数(人/年) | 121,800 | 141,053 | 平成24年 | 160,000 |
関連情報
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