07-2 地域医療・救急医療の充実

ウェブ番号1007006  更新日 2021年2月10日

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基本構想の取組内容

  • 本当に必要な医療が受け続けられるよう、市民の理解と協力のもと、しっかりとした医療体制を確保します。
  • 医療施設が不足している地域においても適切な医療が受けられるように、医療連携体制の充実と移送体制の強化を図ります。

取組の目標

市民が安心して必要な医療が受けられるよう、初期医療から高度医療までの医療提供体制の確保及び救急医療体制の整備を行うとともに、市民の協力や保健・医療・福祉の連携によって地域医療の充実を目指します。

現状と課題

現状

県内他市と比較して、医師、看護師等の医療従事者や医療機関が多く、初期医療から高度医療までの医療提供体制が整備されています。
また、初期救急、二次救急、三次救急の3段階で救急医療提供体制が整備されています。
全国的にも大きな問題となっている勤務医の疲弊や小児科、産科等の専門医の不足、医療施設の地域偏在等については、本市においても例外とは言えない状況にあります。

課題

救急医療を支える勤務医等の医療従事者が働きやすい環境の整備や人材確保が求められています。
初期救急・二次救急・三次救急医療のそれぞれの役割や実態について、十分に理解されていないこともあり、不適切な受診等が生じています。
また、地域医療の課題として、医療施設が不足している地域においても適切な医療が受けられるように、医療連携体制を強化する必要があります。

主要事業

主要事業07-2-1 地域医療対策推進事業

具体的な取組

  • 勤務医等の医療従事者が働きやすい環境の整備や人材確保について、県、医師会等と連携を図りながら、市としてできる支援に取り組みます。
  • 県医師会保育サポーターバンク、市ファミリーサポートセンター、病院等と連携し、子育て支援等により、今後増加が予想される女性医師の就業の継続を支援します。
  • 地域医療連携や保健・医療・福祉の連携強化に取り組みます。
  • 二次救急医療を提供している宇部・小野田保健医療圏(宇部市・山陽小野田市・美祢市)の自治体が連携し、救急医療における適切な受診、救急車の適切な利用に関する住民啓発等に取り組みます。

主要事業07-2-2 休日・夜間救急診療所運営適正化事業

具体的な取組

  • 医師会、歯科医師会、薬剤師会、山口大学医学部附属病院等の医療関係者の協力体制で運営されている休日・夜間救急診療所における、医師確保等さまざまな課題について関係者と協議しながら安定的な運営に努めます。
  • 休日・夜間救急診療所の利用実態について情報発信するとともに、適切な受診についての啓発活動を展開していきます。

目標指標

成果指標

前期策定時値

現状値

基準年

中期目標値

医療提供体制の強化に対する満足度が高い人の割合(%) 59.0 75.3 平成24年 80.0

用語「初期救急」

外来の処置が必要なときに対応する救急医療(休日・夜間救急診療所と在宅当番病院・診療所)

用語「二次救急」

入院・手術が必要なときに対応する救急医療(病院群輪番制病院)

用語「三次救急」

命にかかわる病気で高度な専門治療が必要なときに対応する救急医療(山口大学医学部附属病院高度救命救急センター)

用語「保育サポーターバンク」

子育て中の女性が働き続けられるよう、医師の子どもの保育支援を目的とした山口県医師会の事業で、支援を求める女性医師と、預かりや送迎など、医師の保育ニーズに応えて支援するサポーターを募り、両者をバンクに登録し、条件が合えば紹介する制度

用語「ファミリーサポートセンター」

仕事と育児を両立して安心して働くことができるように、また乳幼児を育児中の親が緊急的・突発的な事情のため一時的保育を必要とした際に、「育児の援助を受けたい会員(依頼会員)」と「育児の援助をしたい会員(提供会員)同士で、地域において育児援助活動する有償ボランティア制度

このページに関するお問い合わせ

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〒755-8601 宇部市常盤町一丁目7番1号

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