第4回宇部市楠地域審議会 会議概要

ウェブ番号1009132  更新日 2021年2月10日

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  • 報告事項
    • 答申書の提出について
    • 過疎計画の状況について
  • 審議事項
    • 都市施設整備計画(楠地域)の策定について
  • その他
  • 武波特別参与あいさつ

1 開催日時

平成17年4月28日(木曜日)午後1時58分開会、午後3時17分閉会

2 開催場所

宇部市楠総合センター2階 中小会議室

3 出席委員

12名
藤本光昭、前田文樹、畑口百合巳、黒瀬美紀子、小川二伸、矢原久登、千々松妙子、伊藤和子、西田孝雄、田坂吉弘、藤野暁夫、池田恵司

4 欠席委員

3名
山下啓三、大田壮助、藤野洋子

5 出席職員

特別参与、総合支所長、総合支所次長、地域振興課長、地域振興課長補佐、地域振興係長、総合政策部次長、総合政策課長、総合政策課副主幹、都市開発部次長、都市計画課長、楠総合支所課長9名

6 会議次第

  1. 開会
  2. 地域審議会々長あいさつ
  3. 議事
    1. 報告事項
      • 答申書の提出について
      • 過疎計画(新市建設計画)の状況について
    2. 審議事項
      • 都市施設整備計画(楠地域)の策定について
  4. 特別参与挨拶
  5. 閉会

7 会議経過

  1. 開会(13時58分)
  2. 地域審議会会長あいさつ
    人事異動、組織変更に伴い新たに着任した関係職員の紹介(都市開発部次長 地籍調査課長 生活排水課長 地域振興課長)
  3. 議事
    報告事項
    答申書の提出について
    藤野会長
    次第に従って議事を進めていきます。まず「答申書の提出について」報告いたします。これは、前回審議した「宇部市過疎地域自立促進計画(案)」に対する答申書の提出のことですが、過ぐる平成17年2月4日に池田副会長とともに市長へ答申をいたしました。同時に、前回までの審議会で出された「過疎計画に関する要望事項等(約40項目)」についても一覧表を作成し手渡しています。この要望事項等については関係部署への周知・対応をお願いしておきました。
    (質問等なし、次の議事項目へ)
    過疎計画の状況について
    藤野会長
    次に「過疎計画の実施状況について」です。この件は、事務局が報告してください。
    小川総合政策課長
    本年度配当された予算を報告することで過疎計画の実施状況報告に変えさせていただきます。その前に、「宇部市過疎地域自立促進計画(資料4)」に一部変更がありましたのでその内容を報告します。藤野会長から報告があった「過疎計画に関する要望事項等一覧」をふまえ以下の2箇所を変更しました。
    (資料4)43ページL5~7:(訂正前)学習人口の増加、内容の多様化といった点で大きな成果をあげている→(訂正後)学習人口の増加、内容の多様化、文化活動の活性化に大きな成果をあげている。このため学習人口増加に対応した施設整備が求められている。
    (資料4)44ページL15~17:(追加)住民の生涯学習活動を支援するため、生涯学習推進組織や学習団体等の活性化を促進し、施設面でも資料館、図書館、生涯学習の複合機能を有する(仮称)ふるさと学習館の整備を図る。 その他、数値・字句訂正等が数カ所あります。(計画内容の変更に当たらないので説明省略)なお、当計画は3月定例市議会で議決を得て、3月31日付けで総務大臣・農林水産大臣・国土交通大臣に対して提出しました。
    次に平成17年度当初予算について報告します。「(資料1)平成17年度当初予算(案)の概要」をご覧ください。
    1ページ:財政事情、予算編成方針の説明
    2ページ:福祉関係費・重点施策への取組と予算概要
    3~5ページ:予算状況、合併による財政効果
    6ページ:財政健全化への取組
    7ページ:三位一体改革の影響
    8~11ページ:一般会計、特別会計の規模
    12~18ページ:平成17年度予算の参考資料
    19~49ページ:重点戦略4項目+主要施策について
    (1~49ページについての説明省略)
    50ページ~:楠地域の主な予算
    50ページをご覧ください。平成17年度楠地域関連予算(宇部市一般会計予算内数)と平成16年度楠町一般会計予算の比較表が「款別経費」と「その他経費」にわけて掲載してあります。2種類の表から平成17年度楠地域関連予算の総額(款別経費+その他経費)は31億9662万1千円。旧楠町(平成16年度予算)比、-5440万8千円(-1.7%)となっていることがわかります。
    「款別経費」については「温泉掘削工事(対前年比-9千万円)」や「万倉小プール改築事業(対前年比-9千50万円)」などの大規模事業が完了し予算額が大幅に減った項目があるにも関わらず、1億2605万円(6.5%)の増額予算が計上されています。特に民生費は前年比35%以上の増額があり、合併したことにより楠地域の福祉サービスの水準が高くなったと言えます。
    「その他経費」は、合併によるスケールメリットである一部事務組合にかかる経費が2億円以上の減額(皆減)、全項目をあわせても前年比-1億8045万8千円(-13.6%)となっています。
    これらの点から、福祉サービスにかかる民生費、農林業振興にかかる農林水産業費、楠地域のインフラ整備にかかる土木費などが前年比増額となり、一部事務組合負担金などの義務的経費が減額となっていることがおわかりいただけると思います。
    次に51ページをご覧ください。楠地域の主な事業ごとに予算額を掲載しています。《主なハード事業》として「ケーブルビジョン整備事業」をはじめ、7事業を掲載してます。詳細な事業内容説明は省略しますが、いずれも新市建設計画や過疎地域自立促進計画に掲載されている事業です。52~54ページは《その他の主な経費》が掲載されています。新規着手事業として、「上水道統合事業にかかる経費に対する出資(水道局が事業実施)」・「つどいの広場事業」・「都市施設整備計画の策定」などがあげられています。《その他の主な経費》の中の事業には新市建設計画、過疎地域自立促進計画に掲載されていないものも含まれていますが、行政サービスの平準化を図るとともに楠地域の個性や特性を活かすために措置された予算となっています。
    以上、平成17年度の楠地域にかかる予算について概要を説明しました。過疎地域自立促進計画(新市建設計画)の事業にかかる予算については「(資料2)宇部市過疎地域自立促進計画当初予算参考資料」を参照してください。
    藤野会長
    報告に対する質疑等ありませんか。
    矢原委員
    24ページ地域コミュニティの充実の中の「市民との協働のまちづくりの推進」と「地域コミュニティの活性化」は相互に関連する施策であり、事業をわざわざ分けて記載してあるのはなぜですか。
    芥川総合政策部次長
    今後、市民と協働でまちづくりを進めていく中で、まちづくりの基本条例的なものを策定していく予定です。その策定のため市民活動推進会議を組織して準備を進めるというのが「市民との協働のまちづくりの推進」の内容となります。一方「地域コミュニティ活性化」は各校区でどのような地域活動ができるかを検討し実際に活動をするという内容です。全体論を「市民との協働・・・」、各論を「地域コミュニティ・・」という考え方で予算計上の振り分けをしています。事業を個別に実施するというわけではありません。
    西田委員
    コミュニティ形成・福祉活動関連・ボランティア活動等にかかる事業を実施する中で、社会福祉協議会の果たす役割は大きいと考えています。(社会福祉協議会も宇部と楠が合併しましたが)旧楠町管内と旧宇部市管内で社協の運営方法に未だに相違があります。(社協の内部調整問題との見方もできるのですが)旧宇部市社協と格差があると感じられる、人件費補助・人員確保等に対して、楠社協に対してどのような予算措置を講じていただいていますか。
    千々松保健福祉課長
    人件費補助額は、前年比減額となっています。ただし、これは新宇部市社会福祉協議会へ対する補助金であり、市が「旧宇部は○○円、旧楠は△△円」と配分するものではありません。配分は社会福祉協議会の内部調整であり、地域福祉計画の行動計画に沿った予算配分がなされていると理解しています。また平成17年度については、概ね(社協からの)要望どおりに予算配当されたと聞いています。
    西田委員
    宇部市社会福祉協議会は、校区社協の活動を中心に事業運営を行っています。楠地域を除き、各ふれあいセンターに校区社協事務局を置いていますが、市職員が事務に携わっています。つまり、楠校区のみ事務所・事務員ともに旧楠町社協のものを引き継ぎ自前で運営している状況です。 さらに、楠校区で校区社協の活動を担当する社協職員は人件費補助の対象となっていません。(旧宇部市域の校区社協では、市職員が事務を行っているため?)この部分で「人件費補助の対象拡大」または「市職員の派遣」などの対応を考えてください。
    藤野会長
    社協内部及び市担当部局との意見調整・協議をされたらと思います。ほかに質疑等ありませんか。
    藤本委員
    行政施策の継続性と一貫性(整合性)を重視して予算化をお願いします。
    藤野会長
    他にありませんか。特に過疎計画の事業に関する予算についてありませんか。
    前田委員
    1つお願いしておきます。事務局からの発言(回答)で「私が知り得る範囲では、、、、」というのはやめてください。知らないこと・わからないことはあると思いますが、誠意を持って発言するよう強くお願いします。では質疑ですが、資料1、19ページ《地産地消等による農林水産業の振興》の部分です。農業は農協との関わりを無視することができないはずです。農業関連の事業を計画する段階で、農協とどのような協議・調整をおこないましたか。
    森部経済課長
    農協とは「農業振興の協議会」や月1回のペースで「実務者協議」を行っています。 農業振興ビジョンの策定においても、「楠の農業と温泉を考える会」を立ちあげ、そこで協議調整を行っていますが、公募した会員の中に多くの農協関係者の参加をいただいています。また、万倉にある農産物加工所を農協に運営委託し、福祉給食・イベント等で楠地域の特産農作物を利用した加工品の製造・販売をとおして楠地域農産物の宣伝にも力を入れています。それから、常設の農産物販売所設置について現在検討中ですが、これも農協・生産者グループ等を交えた協議を行いながら進めていこうと考えています。
    田坂委員
    CATVの整備に対して多額の予算(2億円弱)が計上されています。この事業主体が第3セクターとなっていますが、どのような組織ですか。また、事業実施計画について説明をお願いします。次にくすのき芸文フェスタの開催経費で360万円が計上されていますが、前年度と比較した場合の相違点について説明をお願いします。
    芥川総合政策部次長
    CATVの第3セクターは、山口市・小郡町がメインに出資した(宇部市も出資あり)山口ケーブルビジョン株式会社です。現在宇部市街地から厚南にかけてサービス供給(ケーブル敷設済み)されています。テレビ電波のみならずブロードバンドでのインターネットサービスも受けることができますので都市部との情報格差是正及び2011年のテレビ放送デジタル化対応に向け宇部市全域で事業実施していく考えです。今年度楠地域で事業実施予定ですが、厚南から幹線道路に沿ってケーブルを延長すれば、効率的に作業が進むと思われますので、合併協議の段階から楠地域へのCATV網整備を計画していたものです。また、事業実施に当たっては国・県からの補助金も交付されます。
    森部経済課長
    くすのき芸文フェスタについては、前年度決算額は約400万円(予算をほぼ100%支出した)でしたので、前年と同じ運営を行えば40万円の予算不足となります。今後、実行委員会を開催し、具体的な運営方法はその中で協議・検討を進めていく予定です。
    千々松委員
    資料1、51ページ農業振興ビジョンの推進の中で、特産物販売所の整備・農産物加工所の運営について書いてありますが、計画が実現できるといいなと期待しています。また、「楠地域むらづくり計画の作成」に対して予算計上されていますが具体的には何をするのですか。
    森部経済課長
    特産物販売所・農産物加工所について情報提供します。策定中の農業振興ビジョン中で、現在点在する販売施設を統合し、中核施設を整備することを考えています。その準備段階として、既存「くすのき朝市の会」の施設(国道2号沿い)を改修し、運営組織の再編とあわせ将来につなげていくということで予算が配分されています。また、加工所については将来の特産物販売中核施設の開設を念頭に、運営形態の見直しなど農協(加工所の運営受託者)と協議していきます。
    縄田施設課長
    楠地域むらづくり計画とは、農業振興ビジョンの中で計画される中核施設(温泉浴場+特産物直売所+・・・)のうち温泉施設を除いた施設及び今後楠地域内に整備予定の施設の整備計画書作成を意味します。むらづくり交付金事業という国庫補助事業を採択していくための前準備と位置づけることができます。
    池田副会長
    吉部小学校のプール建設は、平成17年度実施予定だったと記憶していますが、予算計上されていないようです。経緯説明をお願いします。
    横屋総合支所長
    市内の他小学校と比較して、吉部小プールの老朽が進んでいるとはいえず、平成17年度は予算配分を受けられませんでした。しかし、過疎計画に含まれる事業ですから、平成21年度までには着工できるよう今後も予算要求をしていきます。
    藤本委員
    特産物販売所の統合についてですが、既存の特産物販売所には高齢者の生き甲斐対策という側面があります。かつ固定客もあります。このあたりも考慮した施設統合を考えていってください。
    千々松委員
    資料1、54ページくすのきカントリーマラソン助成金についてですが、300万円もの予算が計上されています。数千人の参加者や運営者、すごく規模の大きなマラソン大会だと思います。予算を有効に利用できるよう考えていきたいと思います。
    藤野会長
    資料2最終ページに「ふるさと学習館用地取得」とありますが「基本計画作成」の誤りではないですか。また、過疎計画にかかる事業の平成17年度予算額は9億9千5百万円強となっていますが、計画の実施期間である今後5年間分の事業費総額を説明してください。
    本田生涯学習課長
    ご指摘のとおり、「ふるさと学習館用地取得」は誤りで、「基本計画作成」となります。
    小川総合政策課長
    事業費総額は、内部的な参考数値がありますが、確定した数値ではないため公開は控えさせていただきます。
    藤野会長
    過疎計画の中に消防庁舎建設事業があります。「緊急性があるものは可能な限り前倒しで事業実施してください」と前回までの地域審議会でもお願いしていましたが、この事業に対しては平成17年度予算配当がされなかったようです。経緯説明をお願いします。
    横屋総合支所長
    東部出張所についても建設計画があり、こちらはすでに用地を取得していることから、まずはこちらを建設し、それが完成した後に楠地域にかかるということで、消防本部と協議をしました。
    藤野会長
    防災という観点からも、緊急性を要する施設であると考え、市長にお渡しした要望書中にも記載した案件です。前倒しでの実施に努力してください。
    矢原委員
    資料2、30ページ一人一人に行きわたる教育の充実の中で「生徒指導推進協力員の設置」がありますが、これは楠地域も対象となっていますか。
    芥川総合政策部次長
    これはモデル校を指定して実施するもので対象は常盤中学校となります。

    審議事項
    都市施設整備計画(楠地域)の策定について
    藤野会長
    前回審議会からの継続審議事項として、今回は都市施設整備計画(楠地域)の策定スケジュール(案)ができたようです。これについて事務局から説明をお願いします。
    芥川総合政策部次長
    『(資料3)宇部市・楠町合併協議会の協議において、楠地域の都市的機能の整備及び都市施設の整備方針を明らかにするため、「都市施設整備計画(楠地域)」を3年(平成19年度)以内に策定することになっているが、宇部市楠地域審議会の議論を踏まえ、長期的かつ総合的な都市計画の指針となる「宇部市都市計画マスタープラン(楠地域)」を別紙スケジュールに基づき、平成18年度までに策定することとする。』と計画しています。別紙スケジュールをご覧ください。そこに示したとおり、マスタープランを今後2年間で策定する予定です。大まかな策定手順ですが、
    7月まで・楠地域の現況データ・上位計画の整理
    7~10月・楠地域の住民意向調査、市民ワークショップの実施(平成17・11に本審議会へ結果報告)
    12月・都市計画マスタープラン(たたき台)の作成
    2月・策定委員会で検討し素案作成
    平成18年4~5月・都市計画マスタープラン(素案)に対する市民からの意見募集(事前に本審議会へ素案を報告するとともに、都市施設整備計画に対する答申をいただく予定です)
    市民意見を反映させた都市計画マスタープラン(案)の作成
    平成18年8~9月(案)の縦覧
    平成18年10月・マスタープラン策定 としています。
    藤野会長
    策定スケジュールについて説明がありました。何か意見はありませんか。
    矢原委員
    マスタープラン(素案)等の楠地域住民への説明について、どのような対応を考えていますか。
    内田都市計画課長
    具体的な内容はまだ決まっていません。要望があれば、地元住民への説明会開催は可能だと考えています。今までは、市のホームページ・広報等を媒体としたものでした。
    矢原委員
    楠地域住民には、都市計画はなじみが薄く、「都市計画(都市計画税)って何ですか?」という意見をよく聞きます。アンケートやワークショップで地域住民の意見を考慮していくとなっていますが、マスタープラン(素案)等ができた時点で、地域住民向けの説明をお願いしたい。
    内田都市計画課長
    考慮します。
    藤野会長
    私からも事務局へ重ねてお願いします。今後、都市計画税の課税が始まります。それも絡めて、都市施設整備計画の内容・必要性等を地域住民へ周知してください。では他に意見はありませんか?無いようなので私から。
    マスタープラン策定委員会とは楠地域内の組織ですか。
    住民アンケートの想定標本数はどのぐらいですか。
    ワークショップの参加予定者数、開催頻度はどのぐらいですか。
    以上3点について回答をお願いします。
    内田都市計画課長
    策定委員会は旧宇部市で持っていた委員会の設置要項等をもとにした設置を考えています。構成委員は、学識経験者・市議会委員・民間団体代表者・行政機関職員で総勢10名前後としたいと考えています。アンケートについては300件を想定しています。ワークショップについては、旧宇部市で実施した時は、約40人(5人×8グループ)で4~5回開催したと記憶しています。楠地域では人数・回数ともに半分くらいになろうかと思います。

    その他
    藤野会長
    その他、意見等ありませんか。
    田坂委員
    自治会再編について行政主体での取組ができないでしょうか。歴史的な背景もあり自治会同士での取組だと統合という方向には進みにくいのが実情です。しかし、現実問題として、宇部市の中で、楠地域の各自治会戸数は総じて少ないため市からの自治会への活動助成金も少なくなり(楠町時代の半分以下になった)自治会活動事態が停滞する恐れがあります。
    山田総合支所次長
    存続そのものが危ぶまれる自治会もあり、旧楠町時代から自治会の再編については取り組んできた経緯があります。ただ、船木地区においては、自治会活動についてのアンケート調査の結果「自治会再編を望まない」との報告を自治会連絡協議会長より伺っていました。行政が主体となった自治会再編は難しいと思われますが、自治会としての適正規模も考慮しながら、自治会連合会等と協議・協力しながら自治会再編を考えていきたい。
    西田委員
    行政財産のなかで、ほとんど使用していないと思われる物(旧吉部小校舎や旧検察庁職員宿舎)の有効利用を考えてみてはどうでしょうか。
    横屋総合支所長
    遊休財産の利用については、旧吉部小校舎は農業振興ビジョンの中で、農業技術研修所としての利用を考えています。具体的な利用方法について要望等あれば積極的に協議に応じたいと考えています。
    山田総合支所次長
    旧検察庁職員宿舎については検察庁船木区の行政財産であるため市に使用権限がありません。(市の所有財産ではない)
    藤野会長
    最後に私から質問をいたします。4月の人事異動により楠総合支所の人員が10人程度減ったと思うが、住民サービスの低下につながることはないですか。
    武波特別参与
    総合支所職員の配置・異動等は、地域住民へのサービス低下が生じないことを前提として行っています。合併後の業務は窓口対応が中心となっており、政策的な部分を企画していくことが少なくなりましたので、企画部門や保健福祉部門での職員が減っているということです。ですから住民サービス低下はおこっていないと思います。逆に、さらなる業務の見直しによりワンストップサービスの実現を目指しているところです。
    池田副会長
    平成17年4月からゴミ収集、し尿収集方法が本格的に変更されました。合併後、数ヶ月間の移行期間があったわけですが、ゴミの分別方法などまだきちんと住民の対応ができていないことがあるようです。地域住民への指導等はどのように対応されているのでしょうか?
    岡田市民生活課長
    ゴミ収集については、4月当初は各自治会から多くの苦情・相談があり混乱が起きました。しかし、苦情・相談があったところは可能な限り現地に赴き、住民と協議・説明した結果、現時点ではスムーズな収集が実施できているようです。特に、可燃ゴミの分別については適切な対応をいただいておりとても感謝しているところです。
    藤野会長
    ゴミの分別は住民自身の認識も重要です。本日は資源ゴミの収集日で、ビン・カン・ペットボトル・衣類等が私の自治会のゴミステーションにもたくさん出されていました。それぞれのゴミで収集する業者が違うはずですが、(各戸がそれぞれ出すためか、種類別に分けて出さずに)ごちゃ混ぜで置かれている状況でした。ゴミを出す住民が意識するとともに、行政もゴミステーション内の色分け(同じ種類のゴミをグループ分けして置く)などの対応(プレートの設置など)を考えていただきたいです。
    西田委員
    ゴミの分別については、高齢者がとてもストレスを感じている。そのことも認識しておいてください。
    千々松委員
    私もゴミステーションのプレートについて予算化を要望します。
    藤野会長
    その他にありませんか。
    鶴田地域振興課長
    各種団体から選出された委員についてですが、審議事項の継続性という観点から、原則、各種団体での職を辞した後も任期の間は委員を続けて頂くようお願いします。
    藤野会長
    以上で本日の審議会を閉じます。なお、次回は11月中旬に開催する予定です。

  4. 武波特別参与あいさつ
    慎重にご審議いただきありがとうございました。過疎計画に基づいて今後5年間楠地域での事業を進めていきます。厳しい財政事情の中での事業運営となりますが、皆様に審議をいただきながら早期の事業実施を目指しています。
    また、都市施設整備計画については、都市計画税の課税が開始されることとあわせ、地域住民に理解・納得いただけるよう進めていきたいと思います。
    そして、自治会活動・コミュニティについてですが地域の自立という観点からも、行政からの働きかけを起点とする活動だけでなく、できることはやっていくという姿勢が大切になっていくのではないでしょうか。(先ほど話題になったゴミステーションのプレート設置も工夫次第で自治会が実施できるのでは)
  5. 閉会 (18時40分)

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