コミュニティ・スクール

宇部市では、学校と地域が連携、協働しながら子どもたちの豊かな成長を支えるまちづくりをめざしています。
そのために、「第2期教育振興基本計画」において、重点的取組として「社会教育の推進」と「コミュニティ・スクールの推進」を掲げ、「地域とともにある学校づくり」と家庭・地域も当事者として子どもの教育にかかわる地域学校協働活動を通した「学校を核とした地域づくり」を一体的に進めていきます。
国・県のページ
- CSハンドブック~学校運営協議会の更なる活性化をめざして~ 山口県教委(外部リンク)

 - コミュニティ・スクールの在り方等に関する検討会議 最終まとめ(文科省)(外部リンク)

 - 地域学校協働活動の推進に向けたガイドライン(文科省)(外部リンク)

 - 人口減少時代の新しい地域づくりに向けた社会教育の振興方策について(答申)(文科省)(外部リンク)

 - 今後の生涯学習・社会教育の振興方策について(R5.3.8)中教審生涯学習分科会(外部リンク)

 - 教師を取り巻く環境整備について緊急的に取り組むべき施策(提言)中教審(外部リンク)

 - 次期教育振興基本計画について(答申)中教審(外部リンク)

 
コミュニティ・スクールの取組
コミスクホットニュース
10月11日(土曜日) 学校・地区合同運動会に短大生がボランティア参加!
万倉小学校

雲一つない秋空の下、万倉小学校と万倉地区合同の大運動会が開催されました。
大会ボランティアとして参加してくれた山口芸術短期大学の学生7名は、準備や後片付けだけでなく、子どもたちと一緒に走ったり係活動を手伝ったりと、大活躍でした。メンバーの中には教職を志望している学生もおり、子どもたちへの声かけがスムーズで、子どもと接する姿勢がとても前向きなので、ムードメーカーとして、大会を大いに盛り上げてくれました。
今年度、万倉地区コミュニティ推進協議会からの要請で実現したこの山口芸術短期大学の学生ボランティアは、4月のつつじ祭り、8月の楠中校区合同学校運営協議会にも参加しており、万倉小学校と万倉地区の活性化に大きく貢献しています。市内出身の学生もおり、社会貢献の一つとして若い力が地元で大いに発揮されています。
10月7日(火曜日) 伝統文化継承へ、迫力の神楽舞
楠中学校

楠中学校では、全校生徒が岩戸神楽舞保存顕彰会の方による体験授業を受けました。これは、生徒たちに地域の魅力や伝統文化を知ってもらい、その継承への関心を高めることを目的として昨年度から始まったものです。
授業では、神楽舞の歴史や舞の順序を学び、剣・姫・鬼の3種類の舞を鑑賞しました。楽器の音と融合した迫力ある舞を生で見ることができ、貴重な体験となりました。
また、放課後の体験学習では、実際に衣装や採物、太鼓などに手を触れ、舞の基本を学ぶこともできました。
約280年前から伝わるこの岩戸神楽舞は、担い手不足により2008年を最後に奉納が途絶えていましたが、復興委員会が立ち上がり、その後保存顕彰会となって市内外の会員により現在まで継承されています。地域の魅力を若い世代(楠中生)が後継者(担い手)として、引き継いでいってくれることを期待しています。
10月7日(火曜日) 波雁ヶ浜松林保全活動
東岐波小・中学校

東岐波小学校4年生と東岐波中学校1年生が、地域の方と一緒に岐波の松林を守るために、松の葉を集める清掃活動を行いました。
この活動は、奉仕の心や郷土への愛着を育むことを目的に、総合的な学習の時間の一環として2019年度から小中合同で行っています。
松林を管理・保全している地域の方から、歴史や海水浴でにぎわった昔の様子、松露という珍しいキノコの話などを聞いた後、児童と生徒混成のいくつかのグループに分かれて、落ち葉や枯れ枝を集める活動を行いました。
子どもたちからは、「地元への誇りがもてた」「清掃活動で達成感を味わった」といった嬉しい声も寄せられ、清掃を通じて地域の自然に触れ、故郷の魅力の再発見につながる貴重な体験となったようです。
9月30日(火曜日) 豆腐作り~大豆の味を満喫
恩田小学校

恩田小学校では、3年生の国語科「すがたをかえる大豆」の授業の一環で、クラスごとに栄養教諭や恩田地区おひさまクラブの皆さん、愛育会の保護者の皆さんからアドバイスをいただきながら、大豆からお豆腐ができるまでの工程を学びました。
子どもたちは、グループで協力し、手作り豆腐とおからパンケーキを作って味わいました。大豆をミキサーにかけることなど、初めて行うことも多く、とても楽しそうに取り組んでいました。
教科書の説明文で学んだことを実際に体験することで、子どもたちは実感をともなってより深く文章を理解することができたと思います。また、地域や保護者の方々にサポートしていただくことで、より安全で楽しい体験となり、子どもたちの学びが広がりました。
9月27日(土曜日) 朝食レシピ表彰式
厚南小学校

厚南小学校では、記念すべき10回目となる「我が家の簡単☆朝食コンテスト」を実施。
今回は、10回目を記念して部門賞も10部門に増設。地域学校協働活動推進員が厚南中学校区の厚南中学校や西宇部小学校、宇部商業高校を訪問してコンテストの案内をするなど募集範囲を広げました。宇部商業高校からは90点近くもの応募があり、回収も地域学校協働活動推進員が行いました。
その結果、応募総数は527点にのぼり、その中から受賞者が決定し、9月27日の愛校バザーのオープニングで表彰式が行われました。多くの人々が見守る中、学校運営協議会会長から賞状が授与されました。
「我が家の簡単☆朝食コンテスト」は、「食生活の改善」という課題の解決に向け、学校運営協議会がPTAと連携・協働した形で取り組んできました。その間、社会の状況に応じて、PDCAサイクルを意識しながら、少しずつ形を変えながら継続されてきました。
今回は、4校分のレシピパネルも作成され、それぞれの学校で展示される予定です。これからも、簡単な朝食を作ってみたり、料理を通して家族の会話を弾ませたりと、創意工夫されたこれらのレシピがどんどん日常生活に取り入れられることを期待しています。
9月27日(土曜日) 小野小を語る会
小野小学校

小野小学校では、授業参観の後、保護者、中学生、地域の方々等50名ほどが集まり、さまざまなテーマで意見交換をする「小野小を語る会」を初めて開催しました。
例年、地域の方に協力いただいていた除草作業が、今年度から業者委託になり、業務の効率化が図られる一方、地域コミュニティとして地域住民がつながり集い合う機会が失われることを懸念する声が寄せられたことから計画実施されたものです。地域とのつながりをより深める活動について子どもと大人が一緒に語り合うことで、地元住民としての思いや地域の歴史、伝統等を知り、受け継ぎ発展させてくれることが期待されます。
テーマには、「小野地区文化祭への参画」「地域の方と一緒に学習する機会」「小野科(総合的な学習の時間)の学習を深めるために」があり、熱気あふれる会になりました。
当日は、児童が収穫し熟成させた梅ジュースのおもてなしもあり、味覚・嗅覚でも小野のよさを実感することができました。
また、小野小児童と地域企業とが協同で完成させた「小野小ブレンド茶」の販売発表もありました。レモングラスと小野茶のバランスが絶妙なさわやかなお茶で、最後はみんなで乾杯をしました。
地域の方々は笑顔になって帰られ、子どもたちもこれからの学習や地域貢献に対する意欲が高まったそうです。
小野小に関わる人々が一堂に会して、自分たちの学校について語り合う様は、まさに地域を愛する心を育む多世代交流そのものです。子どもたちにとっても、力強い応援団を得て、一層学びに磨きがかかることでしょう。
9月18日(木曜日) 第2回宇部市コミュニティ・スクール推進協議会
社会教育課

第2回宇部市コミュニティ・スクール推進協議会が、市役所市民交流棟で開催され、広報うべ12月号と一緒に戸別配付を予定している「コミュニティ・スクール等周知のためのチラシ(案)」について協議しました。
委員は、3つのグループに別れて、チラシのタイトルや写真、イラスト等の掲載内容について、熱心に協議しました。
市民の方に、コミュニティ・スクールのことを知っていただくにはどのような内容を取り上げるとよいのか、学校と地域が連携・協働する活動に興味・関心をもっていただくにはどのような写真が効果的か、活動に参加したいと思っていただくにはどのような文言で伝えるべきか等、市民の目線を大切にしながら意見を出し合いました。
市ではこの度のチラシによるコミュニティ・スクールの周知を通して、より多くの市民の方々に「地域とともにある学校づくり」に参画していただきたいと思っています。
また、子どもたちを通じて学校と地域が一体となって取り組んでいる協働活動についても分かりやすく紹介することで、「学校を核とした地域づくり」をさらに進めていけるチラシになればと期待しています。
子どもたちと地域の未来のために、あなたも一歩踏み出してみませんか。
9月12日(金曜日) 「鵜ノ島子ども隊」3・4年生が清掃活動!
鵜ノ島小学校

鵜ノ島小学校では、今年度3年生と4年生が「鵜ノ島子ども隊」の黄色いビブスを着用して、地域の清掃活動を行いました。総合的な学習の時間の中で、地域の環境について学ぶために行われたものですが、地域を改めてよく知る機会にもつながりました。
鵜の島ふれあいセンターを通じて、地域の方々にも参加・協力いただき、皆が協力して、鵜の島地区をきれいにしようという思いで活動しました。
令和4年度から、5年生と6年生が地域の行事で着用を始めた「鵜ノ島子ども隊」の黄色いビブス。地域を愛する心は、高学年児童から中学年児童へと受け継がれ、年度を重ねるごとに、その活躍の輪が広がりを見せています。
今後、「鵜ノ島子ども隊」での経験が、藤山中学校の「ヤング自治会」や「地域元気応援隊」の活動につながっていくことを期待しています。
9月11日(木曜日) ナップザック作りでミシンボランティア大活躍!
小羽山小学校

小羽山小学校では、6年生が家庭科の授業で、10月21日~22日の修学旅行に持って行くナップザックを製作しています。地域ボランティア4名の方に支援していただきながら、しつけやミシンかけを行いました。子どもたちは、5年生の時にミシンかけを経験していることもあり、大きく戸惑うことはなかったようですが、縫いすぎてほどく場面もあり、地域の方や友達に助けてもらいながら、目標としていたところまで仕上げることができました。
子どもたちからは、「ミシンの使い方を教えるために地域の人たちが来てくれました。優しく丁寧に教えてくださったので、ミシンかけが早く終わりました」「僕は裁縫が苦手だったけれど、地域の方が上手に教えてくださったから、ミシンかけが上手にできました」と感謝の声が聞かれました。
今回のボランティアは、担任からの要望を受けて、地域学校協働活動推進員が地域に声をかけ人を集めて実現しました。
ボランティアの方々のおかげで、子どもたちは順調にナップザックの製作を進めることができています。子どもたちは、感謝の思いも込めて仕上げ、その思いも背中に背負って修学旅行に向かうことでしょう。
9月1日(月曜日) 3年「ときわ学」段ボールベッドの組み立て動画公開!
常盤中学校

常盤中学校では、5月に3年生が総合的な学習の時間「ときわ学」の一環で、地域の自主防災会の方々に出前授業をしていただきました。1組は避難所の段ボールベッド、2組は簡易トイレ、3組は防災バック、4組はフェーズフリー(※)について学びました。
その内容を参考に、9月には宇部市の備蓄品にもなっている段ボールベッドの組み立て動画が、生徒により制作されました。
動画のエンドロールには、「この動画は、総合的な学習の時間(ときわ学)の成果物として制作しました。地域の方から出前授業で段ボールベッドのメリット等を教えていただきました。他の地区の方にも参考になれば幸いです。ご協力いただいた皆様に感謝いたします。」と生徒たちからのメッセージが添えられていました。
常盤中学校ホームページ上に公開(10月末までの期間限定)されていますので、ぜひご視聴ください。
※フェーズフリー
「日常時」と「非常時」を分けずに、普段使っているモノやサービスを災害時にも活用できる防災の考え方
7月22日(火曜日)~8月22日(金曜日) 夏休みラジオ体操大作戦!
藤山小学校

藤山小学校では、5月の学校運営協議会の「体」部会で話題に上がった「児童と地域の方と一緒にラジオ体操をすること」が、この夏休みに実現されました。会場を昨年までの藤山ふれあいセンターから藤山小学校の体育館横の広場に変えて、7月22日から8月22日までの23日間にわたり、実施されました。
地域学校協働活動推進員が中心に計画を進め、児童もチラシ作り等の広報活動を手伝いました。ラジオ体操開催期間中は、延べ3,206名、毎日およそ140名もの参加があり、毎朝8時30分から、児童はもちろんのこと、保護者、地域の方、中学生も参加して、録音した当日のご当地ラジオ体操を聞きながら、皆で元気よく体を動かしていました。
地域の方からは、「元気な子どもたちと一緒に体操ができて、いろいろな年代の方とも触れ合えて、とてもよかった。」「朝、体を動かすことで一日、元気に過ごせた。また、来年もぜひ開催してほしい。」といった感想が、子どもたちからは、「暑かったけれど、毎日、みんなと体操して、すごく楽しかった。来年もしたい。」「夏休みになっても、生活リズムを乱すことなく生活できた。」といった感想が聞かれました。
地域のおじいちゃん・おばあちゃんから温かい声がかけられると、答える子どもたちもとても柔らかい表情になり、それを見ている周りの大人も嬉しくなるほどだったとのこと。地域の温かさ、すばらしさを感じながら、充実感のある「やってよかった!この夏の取組」となったようです。
7月16日(水曜日) 第1回宇部市コミュニティ・スクール推進協議会
社会教育課

本協議会では、全市的に、地域ぐるみで子どもの育ちや学びを支援する質の高い教育支援体制を整備するために、コミュニティ・スクールに関する教育委員会の施策や各コミスクの取組の充実に向けた協議を行っています。中学校区での連携した取組を推進し、内容を充実させることを目的としているため、中学校区の学校運営協議会の代表者(12名)と、小・中学校の代表者(4名)で組織されています。
第1回は、「学校運営協議会の取組の現状と課題」と、「コミュニティ・スクール周知のためのチラシ(案)」について協議しました。
「学校運営協議会の取組の現状と課題」では、「熟議で子どもが考え、主体的に活動している」「体育館で地域行事のプレゼンをした」「小学校区の規模が違うため、中学校区単位での活動が難しい」「地域連携と教員の働き方改革の両立が課題」「各地区の社教推との連携が課題」等、多くの意見が出されました。
「チラシ(案)」についても、委員ならではの視点で、多くの建設的な意見が出されました。
本協議会委員は、学校と地域が連携・協働する『コミュニティ・スクール運営』が、市内全域で一層充実することを願い、今後も活発な協議を続けていきます。
7月7日(月曜日) 地域の方と一緒に「ごみ出し音頭」
神原小学校

神原小学校では、昼休みの時間を使って、神原夏祭りで踊る「ごみ出し音頭」を地域の神原民謡舞踏会の方々と一緒に練習しました。この「ごみ出し音頭」は、正しいごみの分別や処理を啓発するために、昨年の夏祭りから復活したものです。今年の夏祭りでも、たくさんの子どもたちに踊ってほしいという地域の方々の願いから、この事前練習が開催されました。体育館には、有志の児童約60名が集まり、楽しそうに10名の地域の皆さんから踊りを教わっていました。
5月27日に開催した第1回宇部市地域学校協働活動推進員連絡会議で行われたグループ内の情報共有の際、あるグループでは「上宇部音頭を運動会で踊っている」「西岐波音頭は都はるみが歌っている」「ごみ出し音頭を夏祭りで踊っている」という話題で盛り上がり、ぜひ子どもたちにも伝承していきたいという意見になりました。
今回神原地区では、地域の環境衛生連合会神原支部会長が学校へ事前練習のお願いに来られ、指導ができる地域の方々を募り、段取りを整えて実現に至りました。
ぜひ夏祭り当日も多くの子どもたちが保護者を誘って踊りに参加し、地域を盛り上げてほしいと願っています。
なお、神原小学校は、環境衛生改善模範地区団体最優秀賞に選ばれ、8月18日(月曜日)に開催される宇部市環境衛生大会において表彰されます。
特色ある学校の取組
学校の特色ある取組を紹介しています。

- 
R7.7.1(火曜日) 神原中学校 和服・浴衣着付け体験 (PDF 222.4KB)
 - 
R7.6.18(水曜日) 藤山小学校 読み聞かせ (PDF 217.3KB)
 - 
R7.6.10(火曜日) 上宇部中学校 カローリング教室 (PDF 277.3KB)
 - 特色ある学校の取組(令和7年度)
 - 特色ある学校の取組(令和6年度)
 - 特色ある学校の取組(令和5年度)
 - 特色ある学校の取組(藤山中学校の取組)
 
各学校のホームページ
各学校のホームページでは、
「地域学校協働活動」ページにて、コミスクの取組を紹介しています。
「学校だより」「学校の様子」ページにも、関係する記事が掲載されていますのでご覧ください。
ポータルサイトの下の方に、下の図のような各学校ホームページへのリンク一覧があります。

コミスクだより(宇部市のコミュニティ・スクール)

学校や地域に発信しているコミュニティ・スクールに関する情報紙です。
- 
コミスクだより No.7(学校運営協議会のさらなる活性化をめざして) (PDF 267.7KB)
 - コミスクだより(令和7年度)
 - コミスクだより(令和6年度)
 - コミスクだより(令和5年度)
 - コミスクだより(令和4年度)
 
会議・研修
コミュニティ・スクールに関する会議・研修
宇部市コミュニティ・スクール推進協議会
教育委員会の施策の充実や各学校及び地域等の取組の改善に向けた協議を行います。
各中学校区の学校運営協議会の代表で構成されています。

第1回宇部市地域学校協働活動推進員連絡会議:5月27日(火曜日)

県主催の地域連携教育に関する研修会が統合・整理されたことや、宇部市社会教育委員会による提言書『「これからの宇部市の社会教育と私たちの地域づくり」について(令和7年2月)』が提出されたことなどを受けて、社会教育課では、今年度新たな会議を開催することとしました。その一つが、「第1回宇部市地域学校協働活動推進員連絡会議」です。この会議は、地域学校協働活動推進員を対象としたものですが、当日は推進員の推薦を担う、ふれあいセンター館長6名も参加しました。
会議ではまず、本課の社会教育主事による所管説明で推進員の役割を確認しました。推進員は「地域と学校をつなぐコーディネーター」の役割を担い、学校・地域の課題解決に必要な連絡調整や地域・学校の教育活動の企画や支援、その他関係団体等との連携調整といった活動をします。また、県・市が進める「大人の学び」について、実施に向けた共有を図りました。推進員は、単なる支援者、サポーター、ボランティアではなく、子どもたちの学びを支える学校のパートナーであることを再確認し、各自が認識を深めていきました。
会議の後半は、グループに分かれ、「(1)各校における地域学校協働活動の現状について」、「(2)児童生徒の意見を生かした地域学校協働活動の推進について」というテーマで情報交換を行いました。
事後のアンケートには、「情報交換はとても刺激的で勉強になりました。参考にしてできることに取り組んでみたいと思います」や、「学校との連絡を更に密にしていきたい」「もっと子どもたちと関わって思いを聞いていきたい」といった積極的な声がたくさんありました。
本会議が、学校と地域との協働活動の一層の充実に向けて、「地域とともにある学校づくり」と「学校を核とした地域づくり」の一体的な推進を図るきっかけとなるよう願っています。
第1回宇部市地域連携教育担当者連絡協議会:6月27日(金曜日)

山口県教育庁地域連携教育推進課と宇部市の地域連携教育担当者との連絡協議会が市役所庁舎で行われました。昨年度まで戦略会議と呼ばれていましたが、市町の地域連携教育の取組を県が伴走支援する形に改められました。
当日は、県から2名、宇部市からは学校教育課、市民活動課、宇部市校長会、社会教育課から13名、そして、アドバイザーとしてCSチーフ(県内6地区に配置された統括的なCS活動推進員)をお招きし、宇部市の重点取組事項の柱の1である「地域学校協働活動の推進」についてグループワークで熟議を行いました。
「地域貢献意識の向上」については、地域の多様な活動と学校が求めているもののマッチングが重要であることや、児童生徒の地域への愛着・愛情を育むには学校地域連携カリキュラムや大人の学び、総合的な学習の時間での探究的な学びを通して地域と関わり、行動につなげることが重要であることを確認しました。
また、「学校づくりと地域づくりの理解浸透」については、保護者世代の関わりや地域学校協働活動推進員の働きに注目し、子ども主体の活動を仕組むことが必要であることを確認しました。
令和6年度の国の調査では、宇部市の約8割の児童生徒が、「地域や社会をよくするために何かしてみたいと思う」と答えています。これが、「何かできる」さらには、「行動する」に変容し、地域の担い手として育ってくれるように、地域連携教育推進課とCSチーフからいただいた助言をもとに、これからも宇部市の地域連携教育を推進していきます。
第1回宇部市社会教育推進委員会連絡会議:7月2日(水曜日)

本会議は、宇部市福祉ふれあいセンターを会場とし、社会教育推進委員会会長及びふれあいセンター館長を対象に、社会教育推進委員会の役割や活動について理解を深めていただき、他地区との情報交換を行うことで、コミュニティ・スクールの取組と地域学校協働活動を一体的に推進することを目的として、今年度新たに実施したものです。
本課からの所管説明のあと、宇部フロンティア大学短期大学部の伊藤一統教授による講話「社会教育推進委員会の役割や活動について」を拝聴しました。具体的には、
「1.地域学校協働活動推進員を支援すること」
「2.現状を把握すること」
「3.社会教育推進のための計画を考え・推進すること」
「4.各所属や関係団体とつなぐこと」
「5.学びの事業を企画・運営すること」の5つをあげられ、それらの取組のポイントを一つ一つ分かりやすくアドバイスしていただきました。その後、グループごとに「社会教育推進委員会の活動事例や悩みごと」について、フリップディスカッションを行いました。参加者からは、地域の特色を生かした活動が展開されている他地区の様子を知ることができ参考になったという声が聞かれました。
今後もこういった学びや交流の機会を設けることとしており、社会教育推進委員会が、各地区の社会教育活動とともに地域学校協働活動を担う地域学校協働本部として、より一層の充実が図られることを期待しています。
10月7日(火曜日) 宇部市地域連携教育担当者研修会
地域連携教育を推進する関係者が一堂に会し、「学校運営協議会の一層の充実」や「地域学校協働活動の推進」について理解を深め、「地域とともにある学校づくり」と「学校を核とした地域づくり」の一体的な推進につながる体制づくりについて考えます。

ときわ湖水ホールにおいて、学校づくりと地域づくりの関係者が一堂に会する「地域連携教育担当者研修会」を、県教委と合同で(新たに)実施しました。
これは、昨年度まで実施していた「宇部市地域学校協働活動研修会」と、今年度新設した「宇部市地域学校協働活動推進員連絡会議」「宇部市社会教育推進委員会連絡会議」を兼ねて行ったものです。
前半は、4団体に各2回発表していただき、参加者はその中から2つを選んで聴講しました。内容は、
・船木地区社会教育推進委員会「船木地区社会教育推進委員会/R6年度活動実績」
・二俣瀬小学校学校運営協議会「小規模校を強みに変え、学校・地域の課題を解決する地域連携活動」
・恩田地区社会教育推進委員会「仲間とともに、子どもたちと楽しみ育ちあった、四半世紀を振り返る」
・厚南中学校学校運営協議会「生徒会を主体とした地域貢献活動」
の4つです。それぞれのブースでは、発表者の熱意あふれる発表内容を参加者が熱心に聴講し、質疑応答も行われました。
後半に行われたグループディスカッションでは、「未来へつなげよう!地域・社会のために私たちができること」をテーマに、どのグループも活発な情報交換や協議が進められ、会場が熱気に包まれました。
また、実施後のアンケートには、「5年先、10年先を見越した未来志向の体制構築に向けて多様な立場の方々と意見を交換しながら進めていきたい」「どの地区でも、高齢者と若い人(子ども)とのつながり、そして伝統を継承していくことが大切であると感じていた」「社教推の立場を明確にして、子どもと地域をつなぐ活動を考案していきたい」といった感想が寄せられていました。
これらの貴重な感想や意見を参考に、来年度に向けてさらに充実した研修会にしていきたいと思います。
関連情報
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
このページに関するお問い合わせ
教育委員会事務局 社会教育課
〒755-8601 宇部市常盤町一丁目7番1号
- コミュニティ・スクールの推進、社会教育、社会教育委員会、社会教育関係団体の指導及び連絡調整、ユネスコ活動、家庭教育、宇宙教育の推進、放課後子ども教室に関すること
電話番号:0836-37-2780 ファクス番号:0836-22-6066 
