社会教育推進委員会
公民館運営審議会から社会教育推進委員会への移行
宇部市公民館条例の廃止に伴い、令和2年4月1日から8箇所のふれあいセンター(東岐波、西岐波、厚南、原、厚東、二俣瀬、小野、船木)は、社会教育に係る公民館機能をふれあいセンターに統合しました。
これに伴い、これまでの公民館運営審議会は、社会教育法に基づく活動に加えて、地域の特性を活かした地域づくりを進めるとともに、地域と学校の連携・協働体制を強化していくため、現行から見直しを図った社会教育推進委員会へ移行しました。
なお、既に「社会教育推進委員会」があった地区においては、従来の社会教育活動の企画・実施に関することに加え、地域と学校の連携・協働に関することについても取り組み、管内の教育活動の充実を図ることをめざします。
社会教育推進委員会の職務
- 管内の社会教育活動の企画・実施に関すること
- 地域と学校の連携・協働に関すること
- 前各号に掲げるもののほか、委員会が必要と認めること
※2の「地域と学校の連携・協働に関すること」は、平成29年3月の社会教育法の改正により法律に位置付けられた地域学校協働活動につながります。この地域学校協働活動は、地域の高齢者、成人、学生、保護者、PTA、NPO、民間企業、団体機関等の幅広い地域住民の参画を得て、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるとともに、「学校を核とした地域づくり」をめざした活動です。
本市では、宇部市地域学校協働活動推進員設置要綱を定め、協働活動を推進していきます。本委員会は学校支援の要望調整や学校の地域貢献活動の地域側の総合窓口としての機能を果たすこととしています。
- 社会教育推進委員会の役割を紹介した本市の「コミスクだより」です。
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「令和3年度コミスクだよりNO.3」 (PDF 498.6KB)
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「令和2年度コミスクだよりNO.5」 (PDF 174.5KB)
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中央教育審議会の答申 (PDF 841.5KB)
新しい時代の教育や学校と地域の連携・協働の在り方についての中教審の答申(平成27年12月)です。現在の本市の取組の基となっている考え方が詳しく示されていますので、是非ご覧ください。
社会教育推進委員会の取組
社教推ホットニュース
7月2日(水曜日) 社教推がつないだ中学校家庭科授業~浴衣の着付け体験!~【地域学校協働活動】
神原地区社会教育推進委員会
神原地区社会教育推進委員会(第1回)で、委員の神原中学校長から2年生の家庭科「わたしたちの衣生活」の授業の一環で、浴衣の着付けを教えてくださる指導者と浴衣を探しているという相談がありました。
そこで、ふれあいセンターの着付け教室の参加者に依頼してはどうかいうことになり、さっそく翌日には、中学校の家庭科担当教員とともにセンターで、詳しい内容を話し合いました。そうして、着付け教室参加者から指導の先生にお願いしたところ、平日の昼間が難しいとの話でした。しかし、その指導者の方から別の会場の指導者を紹介していただき6人の指導者とたくさんの浴衣が揃い、更に神原地区の方から浴衣の貸し出しもあり、実現に至りました。
生徒たちからは、「花火大会に着て行きたい」「初めて着たが意外と涼しい」、指導者からは「若い人たちに着てもらうことで浴衣も喜んでいる」との感想がありました。
今回の活動は、社会教育推進委員会が直接主催したり、共催したりするのではなく、学校と他の団体をつなぐコーディネート役を担うことで実施できました。これは、7月2日に実施した第1回宇部市社会教育推進委員会連絡会議における宇部フロンティア大学短期大学部 伊藤 一統教授による講話「社会教育推進委員会の役割や活動について」の中の、「各所属や関係団体とつなぐこと」にあたります。
このように、学校と地域がタッグを組み、生徒が地域の方々と交流しながら豊かな体験ができる地域学校協働活動が、今後も多くの地区で進められることを期待しています。
7月2日(水曜日) 第1回宇部市社会教育推進委員会連絡会議
社会教育課
本会議は、宇部市福祉ふれあいセンターを会場とし、社会教育推進委員会会長及びふれあいセンター館長を対象に、社会教育推進委員会の役割や活動について理解を深めていただき、他地区との情報交換を行うことで、コミュニティ・スクールの取組と地域学校協働活動を一体的に推進することを目的として、今年度新たに実施したものです。
本課からの所管説明のあと、宇部フロンティア大学短期大学部の伊藤一統教授による講話「社会教育推進委員会の役割や活動について」を拝聴しました。具体的には、
「1.地域学校協働活動推進員を支援すること」
「2.現状を把握すること」
「3.社会教育推進のための計画を考え・推進すること」
「4.各所属や関係団体とつなぐこと」
「5.学びの事業を企画・運営すること」の5つをあげられ、それらの取組のポイントを一つ一つ分かりやすくアドバイスしていただきました。
その後、グループごとに「社会教育推進委員会の活動事例や悩みごと」について、フリップディスカッションを行いました。参加者からは、地域の特色を生かした活動が展開されている他地区の様子を知ることができ参考になったという声が聞かれました。
今後もこういった学びや交流の機会を設けることとしており、社会教育推進委員会が、各地区の社会教育活動とともに地域学校協働活動を担う地域学校協働本部として、より一層の充実が図られることを期待しています。
6月10日(火曜日) ふれあいセンターに小学校の掲示板を設置しています【地域学校協働活動】
二俣瀬地区社会教育推進委員会
令和7年度二俣瀬地区社会教育推進委員会(第1回)では、今年度の地区内の主な社会教育関連の取組について協議を行いました。
その中で、令和6年度の取組を振り返ると、子どもたちが多くの地域行事に参加しており、また、新たに、毎月の老人クラブ行事の小学校での開催、コミスクルームの設置など、地域住民も学校行事等へ積極的に参画しており、二俣瀬地域ならではの特色ある地域づくり、学校づくりが進められています。このように、各委員がそれぞれの所属団体において、委員としての役割を十分発揮されていることや、地域と学校との連携・協働体制が強化されていることを確認することができました。
委員会の会議資料には、主に、子どもたちが関わっている学校と地域が協働した取組が写真とともに掲載されており、そこでは、ふれあいセンター内に設置された特設掲示板が紹介されていました。小学校長からの依頼を受けて、昨年の夏頃に設置され、ホームページに掲載された地域に関わる内容を中心に、月に1度程度更新しています。各教室の利用者や多くの来館者に見てもらうために、季節ごとの飾り付けなども工夫されています。
宇部市のコミスクリーフレットにも、ある地区のふれあいセンター特設掲示板を「保護者・地域に届く情報発信の充実」として取り上げています。
二俣瀬地区においても、今後さらに地域学校協働活動が推進されていくことでしょう。
5月12日(金曜日) 委員やふれあいセンター職員の特技を生かし、複数の講座を開設! 【社会教育活動】
新川地区社会教育推進委員会
令和7年度新川地区社会教育推進委員会(第1回)では、今年度の事業計画(案)について協議を重ね、新たにヨガ教室を開設するなど、より充実した活動を展開することが決定されました。
新川地区では、昨年度までふれあいセンター館長が講師を務めるスマホよろず教室(月1回)や、委員が講師を務めるペーパークラフト教室(月2回)が行われていました。令和6年度社会教育推進委員会(第3回)の会議で、出席委員から「自分が関わるヨガ教室の活動を生かし、地域住民に還元したい」との提案があり、今年度のヨガ教室の開催が決まりました。他の地区にはない特色として、委員やふれあいセンター職員の特技を生かし、複数の講座を開設することで、地域の人材を最大限に活用しています。
また、新川地区では矢野大和氏を講師に迎える「地域づくり講習会」も予定されています。
このように様々な工夫を凝らした事業が計画・実行され、地区住民のための社会教育はさらに充実したものとなっています。(地区だより「新川だより」4、5月号から)
特色ある社会教育推進委員会の取組
社会教育推進委員会の特色ある取組を紹介しています。
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R6.11月21日(木曜日) 吉部地区 ガーデニング講座 (PDF 215.6KB)
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R6.12月1日(日曜日) 万倉地区 高齢者スマホ教室 (PDF 213.5KB)
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R7.2月26日(水曜日) 厚東地区 厚東小6年生とふれあいセンター清掃 (PDF 246.5KB)
過去の取組事例
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このページに関するお問い合わせ
教育委員会事務局 社会教育課
〒755-8601 宇部市常盤町一丁目7番1号
- コミュニティ・スクールの推進、社会教育、社会教育委員会、社会教育関係団体の指導及び連絡調整、ユネスコ活動、家庭教育、宇宙教育の推進、放課後子ども教室に関すること
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