サルにご注意ください

市街地に出没するサルについて

野生のサルは、メスを中心とした数十頭単位の群れで、主に森林内で生活しています。オスは他の群れに移動するために、単独または少数で行動することがあります。こうしたオスが「ハナレザル」と呼ばれ、その一部が人の生活圏に出没することがあります。

サルを見かけたときの注意

1. サルに近づかない（目を合わせない）
   • 人を威嚇（いかく）してくることはありますが、挑発したり手を出したりしなければ、咬まれたり引っかかれたりすることはありません。しかし、興味本位でサルに近づくと怪我をする恐れがあります。またサルの目を見つめないようにしてください。目を見つめられるとサルは挑発されたと思い、威嚇してきます。サルに出会ったときは、目線を合わせず、背中を見せないように静かに後ずさりする姿勢で距離をとってください。
2. サルにエサを与えない、見せない
   • 野生のサルには絶対にエサを与えないでください。一度エサの味を覚えてしまうと、人の生活圏から去らなくなり、エサを求めて襲ってくる可能性があります。生ゴミや食べ物を外に置かないようにするとともに、食べ物、買い物袋等も見せないようにしてください。
3. 戸締りをきちんとする
   • エサを求めて、家屋の中に侵入することがあります。窓を開けたまま外出されないよう、注意してください。サルは雨樋などを利用して屋根に上がることもあるため、2階であっても窓を開けてサルを観察する行為等はしないでください。
4. 大きな声を出さない
   • サルを見かけても慌てずに行動してください。大きな声を出すとサルが興奮してしまいます。また、サルをからかうことは絶対に辞めてください。襲われる危険性を高めることになります。

Q＆A

Q　サルが興奮しており、身の危険を感じるとき

A
直ちに警察に通報してください。
安全な場所に避難し、余計な刺激を与えないようにして警察が来るのを待ちましょう。

宇部警察署　0836-22-0110

Q　サルがいるので捕獲してほしい

A

サルは鳥獣保護管理法により保護されており、原則として捕獲や殺生はできません。ただし、農作物被害等が生じているときには、捕獲等の対策を実施する場合もあります。
※サルは知能が高く、罠による捕獲が難しく、住宅付近等においては銃器による駆除も難しいのが現状です。