ZEB Ready達成に向けた取り組み
SDGs未来都市における市庁舎の新築プロジェクトとして、先導的な省CO2技術を導入し、環境先進都市を目指したまちづくりの先導的役割を担うため、新庁舎のZEB化の実現に取り組みます。
「ZEB」とは
ZEBとはNet Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、ゼブと呼びます。
快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。
ZEB化を実現することのメリットには、
- 建築物の運用に係る光熱費を削減できる
- 自然エネルギー(採光、通風)を活用して省エネを実現しつつ快適性・生産性を向上できる
- 災害時において必要なエネルギー需要を削減できる
等があります。
ZEB Readyを目指します
ZEBには段階的な基準があります。
本市の目標とするZEB Readyは、年間で消費する建築物のエネルギー量を標準的な建築物で必要なエネルギーの50%以上削減し、省エネを実現する建築物です。新庁舎1期棟竣工後に設備機器のチューニングを実施し、実測値にて達成するよう目指します。
なお、年間で消費する建築物のエネルギー量を40%以上削減するZEB Orientedについては、実施設計段階での評価で達成しています。
これまでの経緯
第24回住宅・建築物の省CO2シンポジウムにて講演しました(令和元年9月)
サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)に採択されたことを受け、令和元年9月30日すまい・るホール(東京都文京区)で開催されたシンポジウムにて、環境先進都市を目指す本市の取り組みについて講演しました。
CASBEE-建築(新築)評価でSランクを獲得しました(令和元年9月)
CASBEEの評価で、建築物の環境品質と環境負荷低減性を高く評価され、最高評価のSランク(5つ星)を獲得しました。
※CASBEE:建築環境総合性能評価システムの略、建築物の環境性能で評価・格付けする手法
BELS評価でZEB Orientedを達成しました(令和元年8月)
BELSの評価で、設計一次エネルギー消費量が43%削減されると認められ、ZEB Orientedを達成しました。
※BELS:建築物省エネルギー性能表示制度の略、建築物の省エネルギー性能の評価及び表示を第三者機関が実施する制度
サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)に採択されました(令和元年8月)
本市の地域特性や庁舎の特性を踏まえた多様な省CO2対策とワークスタイルの見直しの両立を目指す提案が、地方都市の庁舎建築として波及・普及効果を期待できると評され、国土交通省の補助対象事業に採択されました。
※サステナブル建築物:設計・施工・運用の各段階を通じ、持続可能性に配慮した建築物
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〒755-8601 宇部市常盤町一丁目7番1号
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