報道発表
難聴者向けコミュニケーション支援システムを導入
このたび、株式会社メディモニーの製品「語心録(ごしんろく)」が試用期間(令和6年9月~令和7年1月)を経て、令和7年2月より、本市での正式導入が決定しました。
「語心録」は、高齢の難聴者向けコミュニケーション支援システムとして開発され、音声入力を用いて聴覚に制約がある方とのコミュニケーションをサポートします。
※「宇部市パイロットプロジェクト支援補助金」活用
導入製品の概要
事業者名
株式会社メディモニー (宇部市浜町二丁目6番2号)
代表取締役 𠮷田 透
導入製品名
語心録 (ごしんろく)
導入部署
介護保険課、高齢福祉課、障害福祉課
導入時期
令和7年2月
開発経緯
高齢の難聴患者とのコミュニケーションは、医療現場において大きな課題となっています。
加齢性難聴には通常補聴器を使用しますが、難聴が進行すると補聴器では対応が難しいケースも多く見受けられます。
医療現場では、実際には聞こえていないにもかかわらず「聞こえたふり」をする患者や、理解を得るために大きな声で何度も声をかける必要があり、円滑なコミュニケーションに苦労しています。
こうした現状を踏まえ、株式会社メディモニーは、医療現場や介護現場のスタッフにとっても業務負担の軽減につながり、より質の高い医療・介護サービスを提供する一助となることを目指して、システム開発に取り組んでいます。
開発にあたっては「宇部市パイロットプロジェクト支援補助金」を活用し、東京都内の病院や県内の介護施設、宇部市役所の窓口などで実証事業と改良を繰り返し行われ、この度、システムの有効性や実用性が確認できたことから、製品化されることになりました。
このシステムには以下の3つの特徴があります。
- タブレット型であるため持ち運びが容易である。
- インターネット通信を必要とせず、どこでも利用できる。
- 操作方法が簡単で、コンピューター等に不慣れな方でも利用しやすい。
これらにより、医療施設、介護施設、訪問先など、さまざまなシーンで誰でも利用でき、聴覚に制約のある方との円滑なコミュニケーションを実現するツールとして幅広く普及が期待されます。
このページに関するお問い合わせ
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