旧山口井筒屋宇部店の利活用計画を策定しました
本市は、旧山口井筒屋宇部店の利活用計画について、令和2年9月市議会の審議結果等を踏まえ、ゼロベースから検討を進め、市民意見の募集等を実施した上で、令和3年年12月に、公共機能と導入可能性のある民間機能の主な内容、概算事業費等を盛り込んだ「旧山口井筒屋宇部店利活用計画(案)」をとりまとめたところです。
この度、当該計画案に官民連携による事業手法等の検討結果を加え、「旧山口井筒屋宇部店利活用計画」として策定しました。本計画は、令和2年8月に提示した案と総事業費を比較したところ、大幅に削減できる見込みとなり、市の財政負担の軽減にも寄与する計画となっています。
さらに、隣接する「広島銀行宇部支店」の敷地を含めた一体的な事業計画とすることで、更なる事業効果の高まりと土地利用計画の自由度が上がることなどから、民間事業者の参画意欲が高まるため、当該支店の土地・建物を取得することとしました。
今後は、当該土地を事業対象地に加え、本計画で決定した事業手法を踏まえ、令和4年度に事業の実施方針を示し、事業候補者を募集していきます。
1.利活用計画の主な概要
(1)施設全体のイメージ
(2)子育て支援拠点の内容等(案)
導入規模の目安:約2,000㎡
「遊びの場」「学びの場」「安らぎの場」「交わりの場」の4つの場で構成し、先端技術の活用による高付加価値化を図る。また、屋内だけでなく、屋外での活動も行えるよう、施設北側にある琴芝街区公園との一体的な活用も検討する。
主な諸室
遊びの場
プレイゾーン、フリースペース、屋内運動スペースなど
学びの場
科学講座室、絵本・図書コーナー、学習室など
安らぎの場
子育て世代包括支援センター、一時保育ルーム、ファミリーサポートなど
交わりの場
多目的室など
(3)くつろぎ交流機能の内容等(案)
導入規模の目安:約1,500㎡
子どもから高齢者まで多くの人が集い・くつろぎ・気軽にコミュニケーションを図ることができる、活気あるにぎわい交流の場所とする。また、常盤通りを中心としたウォーカブルなまちなみや隣接する琴芝街区公園との連続性を持たせた機能とする。
高等教育機関等と連携し、人材育成や新たな体験・価値の創造・発信につなげていく場として、クリエイティブスペースを整備する。
主な諸室
レストスペース、コワーキングスペース、フリースペース、クリエイティブスペース(導入機能は民間事業者の提案を求める)など
(4)導入可能性のある民間機能の内容等(案)
導入規模の目安:約1,000~3,000㎡
民間事業者へヒアリングを実施した結果、導入の可能性が期待できる民間機能は下記のとおり。
期待する民間機能
- 飲食機能
カフェ、レストラン など - 生活利便機能
日用品販売施設、健康増進施設 など
今後は、上記民間機能を中心に、積極的な提案を民間事業者に求めていく。
(5)事業手法
公共施設部分は「DBO方式」、民間施設部分は「定期借地権方式」とし、これらを組み合わせた
「DBO方式」+「定期借地権方式」
の一体的な事業手法により、今後、一括して事業候補者を募集する。
(6)施設形態(分棟・合築)
分棟及び合築についての施設形態は、民間事業者の提案とする。
(7)事業対象地について
広島銀行宇部支店の土地・建物を取得し、事業対象地に含め利活用を検討する。
(8)概算事業費(公共施設部分のみ)
総事業費 約33.4億円
(解体費約8.1億円、設計費約1.6億円、建設費約22.8億円(駐車場建設費含む。)、広島銀行宇部支店の土地建物取得費約0.9億円)
※大型遊具等特注品や備品、什器、開館準備費等は含んでいない。
2.今後のスケジュール(予定)
3.添付ファイル
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このページに関するお問い合わせ
都市政策部 中心市街地活性化推進課
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