報道発表

【合同記者会見】革新のCAR-T細胞療法で固形腫瘍に挑む~世界初の治療実現と広域連携拠点の形成に向けて~

ウェブ番号1025718  公開日 2025年7月16日

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宇部市では、産学公金が連携する「宇部市成長産業推進協議会」を設置し、医療・健康や環境・エネルギー、次世代技術に関連する分野を成長産業分野と位置づけ、その創出・育成による地域産業力の強化に取り組んでいます。

このたび、ノイルイミューン・バイオテック株式会社と国立大学法人山口大学が研究を進めてきたCAR-T細胞療法による世界初固形腫瘍治療の実現と広域連携拠点の形成に向けたプロジェクトが、山口県と宇部市の連携した支援により本格的にスタートします。

日時

令和7年7月23日(水曜日)13時30分~(60分程度)

場所

市役所 本庁舎棟3階 応接室

出席者等

名称

出席者

役割

ノイルイミューン・
バイオテック株式会社

代表取締役社長

 玉田 耕治

ノイルイミューン・バイオテック株式会社と山口大学との連携によるCAR-T細胞療法による世界初固形腫瘍治療の実現と広域連携拠点の形成の実現

取締役

 渡嘉敷 努

取締役

 永井 寛子

広報

 片岡 寛典

国立大学法人

山口大学

学長

 谷澤 幸生

医学部長

 田邉 剛

大学研究推進機構

産学公連携・研究推進

センター長

 中村 秀明
山口県

産業労働部長

 永田 明生
やまぐち再生医療等実用化・産業化推進補助金

地方独立行政法人

山口県産業技術センター

理事長

 小関 浩幸
研究資金獲得支援
宇部市

市長

 篠﨑 圭二
宇部市再生医療等先端的研究開発実用化推進補助金

 

事業概要

本事業は、山口大学発のPRIME技術を核として、固形がんに対するCAR-T細胞療法の事業化に向けた臨床開発及び商用製造に向けた次世代製造法の開発を実施し、がんで苦しむ世界中の患者さんに対して、真に有効な治療法を届けるとともに、山口県宇部市を中心としたCAR-T細胞療法研究開発広域連携拠点形成の基盤づくりを目指すものです。

CAR-T細胞療法とは

CAR-T細胞は、患者さんの血液から採取したT細胞と呼ばれる白血球の一種に、がん細胞を高感度に見つけ出し、かつ強力に攻撃する能力を持つキメラ抗原受容体(Chimeric Antigen Receptor:CAR)と呼ばれる人工的な遺伝子を導入して製造します。これを一定期間体外で増やした後に患者さんに投与する治療法がCAR-T細胞療法です。CAR遺伝子を導入されたCAR-T細胞は、がん細胞の目印となるがん抗原を認識し、これを標的として攻撃します。

ノイルイミューン社独自のPRIME技術(PRIME CAR-T細胞療法)とは

PRIME技術とは、がん治療に用いるCAR-T細胞などの免疫細胞をさらに改良したノイルイミューン社独自の技術であり、T細胞の増殖や生存維持を促進すると同時に、T細胞や樹状細胞の遊走能を向上させ、がんに対する治療効果を向上させる可能性を有しています。PRIME技術は、がん局所に多くのCAR-T細胞と体内の免疫細胞を集積させることで、がん細胞を攻撃しやすい環境を作ることを目的として開発されました。

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このページに関するお問い合わせ

産業経済部 成長産業創出課
〒755-8601 宇部市常盤町一丁目7番1号

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    電話番号:0836-34-8531 ファクス番号:0836-22-6013
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