宇部市男女共同参画推進審議会答申書

ウェブ番号1003225  更新日 2021年2月10日

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平成14年(2002年)1月31日

宇部市長 藤田 忠夫 様

男女共同参画推進審議会

会長 山田 通夫

男女共同参画推進に関する条例の基本的な考え方について(答申)

平成13年(2001年)10月29日付けで諮問のありましたこのことについて、本審議会におきまして、慎重かつ熱心に審議を重ねた結果、ここに会の総意を集約しましたので、下記のとおり答申いたします。

男女共同参画推進に関する条例の基本的な考え方について

宇部市においては、男女共同参画社会基本法に基づき、平成13年3月に「うべ男女共同参画推進プラン」を策定し、男女共同参画社会の実現に向けての取組が進められていますが、より一層積極的な施策の推進が求められています。

宇部市男女共同参画推進審議会では、男女共同参画社会の実現に向けて、21世紀にふさわしい男女共同参画社会づくりを推進するための、条例の基本的な考え方について審議を行なってまいりました。

条例制定にあたっては、下記内容に留意していただきたい。

(1)前文について

  1. 市民が条例を見てみたくなるような、これからの宇部市の明るさや夢と希望と展望がひらけるような前文とすべきである。
    また、宇部市らしさを出すために「緑と花と彫刻のまち」という表現を入れるべきである。
  2. 宇部市は、男女共同参画に関する意識が進んでいるから男女共同参画宣言都市となっているが、その点が市民に十分理解されていない。そのため、前文の中で、宇部市が中国地方で初めて宣言都市となった理由がわかるような表現が必要である。
  3. 宇部市が、宣言都市となった歴史的な背景や宇部市の独自性を強調すべきである。宇部市においては、戦後、母親たちが、子どもたちの健全育成のためには、環境のいいところで育てなければならないということで、県内でもいち早く「女性問題対策審議会」が立ち上げられ、まちづくりに積極的に取り組み、「緑と花と彫刻のまち」につながる先進的な活動を行なっている。
    また、宇部市の女性たちは、女性のエンパワーメントとして、早くから生涯学習の学級・講座で学んだ内容や方法を生かして社会参画を実践するとともに自主学習グループでの活動を続けてきた。
    女性の学びの歴史は宇部市の宝であり、このような学びがあったからこそ、宇部市は都市宣言することができたといえる。
    このような宇部市の歴史的背景や特徴を前文に入れるべきである。

(2)特記すべき事項

  1. 「市民を主役とした取り組みについて」
    男女共同参画社会の実現に向けての取組にあたっては、市民が主役となって活動できるような環境づくりをすべきである。
  2. 「働く環境づくりについて」
    うべ男女共同参画推進プランにも基本目標の一つとして「就業と子育ての環境づくり」を掲げているように、女性の働く環境づくりは重要と思われるので、この精神を盛り込むべきである。
  3. 「公衆に表示する情報に関する留意について」
    宇部市においては公衆に表示する情報の発信源が限られているが、インターネットでは、自由な表現とはいえ情報の濫用が見られるため、公衆に表示する情報の規制は必要であるが、情報を規制するとなれば、すべての人は自ら進んで自主的に規制を行うという表現にすべきである。

(3)条例名称について

条例名称については、「宇部市男女共同参画推進条例」とすべきである。

(4)宇部市男女共同参画推進条例(案)について

本審議会では、男女共同参画推進に関する条例の基本的な考え方に基づき、本審議会での意見を踏まえ部会を設置し、条例案についても審議した結果、市民が主役となって活動することができることを基本理念とした、別紙の条例案が望ましいとの結論に至ったものである。

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