【合同記者会見】「医工獣・産学公連携による医療機器開発拠点の形成に向けて」～医療分野で山口大学発ベンチャーが起業～

宇部市では、産学公金が連携する「宇部市成長産業推進協議会」を設置し、医療・健康や環境・エネルギー、次世代技術に関連する分野を成長産業分野と位置づけ、その創出・育成による地域産業力の強化に取り組んでいます。

このたび、国立大学法人山口大学の「医療技術・機器開発センター構想」の実現を後押しするため、山口大学発ベンチャーであるBiomeca TriTech（バイオメカ トライテック）合同会社が設立されました。

また、株式会社伸和精工と国立大学法人山口大学が共同で医療機器開発に向けた取組を開始することが決定し、宇部市において、医療技術・機器開発の推進プロジェクトが本格的に始動します。

日時

令和6年7月19日（金曜日）14時～（60分程度）

場所

市役所　本庁舎3階　3－4会議室

出席者等

名称	出席者	役割
Biomeca TriTech 合同会社	代表社員 陳 献	山口大学との連携によるデジタル技術を活用した医療機器開発支援
国立大学法人 山口大学	学長 谷澤 幸生	医工獣連携による医療技術・機器開発支援 関係機関と連携した拠点化の推進
	理事・副学長 （学術研究担当） 上西 研
	医学部附属病院 リハビリテーション部 助教　西田 周泰
株式会社 伸和精工	代表取締役社長 柳井　宏之	山口大学との連携による超精密加工技術を活用した医療機器開発
山口県	産業労働部長 高林　謙行	やまぐち産業イノベーション加速化補助金(医療関連分野(カタパルト))
地方独立行政法人 山口県 産業技術センター	理事長 小関　浩幸	技術支援、研究資金獲得支援、ニーズ・シーズマッチング、市場調査　他
宇部市	市長 篠﨑　圭二	宇部市スタートアップ支援補助金 他

 

事業概要

医療機器を開発する企業は、人への安全性に関して高い科学的エビデンスが求められ、様々な物理試験が必要になります。

国立大学法人山口大学は、こうした企業を支援するため「医工獣産学連携による医療技術・機器開発センター構想」を立ち上げ、医療機器開発支援の拠点化に取り組みます。

Biomeca TriTech合同会社においては、国立大学法人山口大学と連携して、物理試験に資する生体デジタルモデルの構築やデジタルシミュレーションの実施など、医療機器開発における探索・開発段階のDX化に取り組みます。

また、株式会社伸和精工では、山口県や地方独立行政法人山口県産業技術センターの支援を受け、国立大学法人山口大学と共同で超精密加工技術による体内埋込・椎体間固定器具の開発に取り組みます。

体制図

関連情報

• 成長産業の創出・育成に向けた補助制度（外部リンク）