宇部市立図書館リニューアル基本構想

基本方針策定の背景

人生100年時代の到来、AI（人工知能）の進歩、グローバル化の進展など、社会が急速に変化し、読書を通じて様々な知識、教養を身に付けることが重要となっている中、本市では全市的に読書のまちづくりを進める指針として「UBE読書のまちづくりビジョン」を2020年3月に策定しました。このビジョンにおいて、『本を通じて「ひと」と「まち」が繋がり、ともに成長する 読書のまち 宇部』を基本理念に、「ひとづくり」、「まちづくり」、「ネットワークづくり」、「図書館の全面リニューアル」を4つの柱として取り組むこととしています。
図書館全面リニューアルに向けて、図書館利用者、関係団体、市民、移住希望者、宇部市出身者など様々な立場の方で構成する「宇部市立図書館リニューアル市民委員会」を設置し、令和2年度に3回の市民委員会を開催しました。その中で委員の皆さんと意見を交わし一緒に考え、現状と課題の整理を行い、宇部市立図書館リニューアル基本構想を策定しました。

宇部市立図書館の目指す方向性

宇部市立図書館を単独施設としてリニューアルするだけでなく、図書館自体がまちづくりと関わり貢献し、市民の暮らしを豊かにする将来像を目指しています。これは、市立図書館の創立そのものが深く関わるまちづくりの文脈と関連していることに由来しています。本市のまちづくりと深く関わる市立図書館の歴史を振り返りながら、将来の本市のまちづくりを考えた未来の市立図書館へとつなげていきます。