報道発表

令和5年度決算の概要

ウェブ番号1023213  公開日 2024年8月28日

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一般会計 実質収支+18.0億円、市債残高653.0億円(前年度比△9.5億円)

 財政調整基金残高48.3億円(前年度比△7.7億円)

一般会計決算

決算規模及び収支状況

歳入総額

786億2214万7千円
令和4年度比 +30億2241万6千円、+ 4.0%

歳出総額

762億2900万7千円
令和4年度比 +32億9157万6千円、+ 4.5%

令和6年度への繰越財源

5億9333万3千円
令和4年度比 △ 1億 2511万7千円、△17.4%

実質収支

17億9980万7千円
令和4年度比 △ 1億 4404万3千円、△ 7.4%

歳入総額から歳出総額を差し引き、令和6年度への繰越すべき財源を差し引いた実質収支は18億円となり、令和4年度からは1億4千万円減少したものの、過去3番目の規模になりました。

市債残高

令和5年度末市債残高

652億9999万8千円
令和4年度比 △9億5029万7千円、△1.4%

地方交付税の振替となる臨時財政対策債の発行減等により、市債の発行額が元金償還額以下となったことにより、残高は減少しました。
引き続き、施策推進とのバランスに留意しながら、市債残高を適切にコントロールしていきます。

財政調整基金残高

令和5年度末財政調整基金残高

48億2796万4千円
令和4年度比 △7億6625万3千円、△13.7%

年度間の財源調整や災害対応など不測の事態に備える市の貯金にあたる財政調整基金残高は、中期財政見通しの目標値(令和5年度末残高:42億400万円以上)をクリアしています。

財政指標(普通会計)

経常収支比率

93.9%
令和4年度比 +0.1ポイント

実質公債費比率

2.5%
令和4年度比 △0.1ポイント

将来負担比率

34.8%
令和4年度比 +8.3ポイント

  1. 経常収支比率(93.9%)
    財政状況の柔軟性を示す指標で、人件費や維持補修費の減等により分子である経常経費充当一般財源の額が減少したものの、臨時財政対策債の減等により分母である経常一般財源収入の総額が減少したことで、令和4年度比で0.1ポイント上昇しています。
  2. 実質公債費比率(2.5%)
    標準財政規模に対する実質的な公債費相当額の割合(3か年平均)で、国の定める早期健全化基準(25%)を下回っています。
  3. 将来負担比率(34.8%)
    標準財政規模に対する実質的な負債額(将来負担額)の割合で、国の定める早期健全化基準(350%)を下回っています。

決算総括

令和5年度は、「コロナ禍、物価高騰への対応」を第一に、第五次宇部市総合計画前期実行計画に掲げた「暮らし安心・安全」、「たくましい産業育成」、「子ども未来応援」、「まちの賑わい創出」の4つの重点プロジェクトを中心に必要性、効果性の高い諸事業の推進に配慮しました。また、年度内においては、大雨による災害復旧や物価高騰対策の充実等、緊急の行政需要にも適切に対応しました。
財政状況については、市債残高が前年度に比べ9億5千万円減少するなど健全性を保っていますが、依然増加傾向にある社会保障経費に加えて、今後、新庁舎建設に伴う市債償還も本格化することから、引き続き、財政の持続性にしっかりと留意し市政を推進していきます。

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