報道発表

【合同記者会見】「細胞シートを用いた画期的な再生医療製品の実用化に向けて」~産学公連携によるプロジェクトが始動~

ウェブ番号1023053  公開日 2024年8月27日

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宇部市では、産学公金が連携する「宇部市成長産業推進協議会」を設置し、医療・健康や環境・エネルギー、次世代技術に関連する分野を成長産業分野と位置づけ、その創出・育成による地域産業力の強化に取り組んでいます。

このたび、セントラル硝子株式会社と国立大学法人山口大学が研究を進めてきた『他家“凍結保管”線維芽細胞シート』を用いた再生医療製品の社会実装を目指すプロジェクトが、山口県と宇部市の連携した支援により本格的にスタートします。

日時

令和6年9月3日(火曜日)14時~(60分程度)

場所

市役所 本庁舎3階 防災情報センター、3-3会議室

出席者等

名称

出席者

役割

セントラル硝子

株式会社

代表取締役社長

執行役員

 前田 一彦

セントラル硝子株式会社と山口大学との連携による細胞シートを用いた画期的な再生医療製品の開発

国立大学法人

山口大学

学長

 谷澤 幸生

大学院医学系研究科

器官病態外科学講座

 教授 濱野 公一

大学院医学系研究科

消化器内科学講座

 教授 高見 太郎

山口県

産業労働部長

 高林 謙行

やまぐち再生医療等実用化・産業化推進補助金

地方独立行政法人

山口県

産業技術センター

理事長

 小関 浩幸

研究資金獲得支援 他

宇部市

市長

 篠﨑 圭二

宇部市再生医療等先端的研究開発実用化推進補助金 他

事業概要

従来型の医薬品では治療が困難な患者に対し、新たな選択肢として細胞を加工した再生医療等製品が注目されており、セントラル硝子株式会社と国立大学法人山口大学は『他家“凍結保管”線維芽細胞シート』の開発を進めています。

当該細胞シートは、凍結解凍後に高い細胞生存率を有する特徴を持ち、患者に細胞シートを移植することで、患部の組織再生が促進され、外科分野の難治性潰瘍治療、縫合部組織再生治療等への高い有効性が期待されています。

また、患者以外の健康な方の細胞「他家細胞」から作製した細胞シートを凍結保管することにより、細胞シートの在庫確保および手術時期に合わせた柔軟な供給が可能となり、製造コストの低減や、大幅な利便性の向上が図れると考えられています。

今後、セントラル硝子株式会社と国立大学法人山口大学においては、世界の人々の健康な暮らしに貢献し続けるために、当該細胞シートの早期の実用化を目指し、「産・学・公」の強い連携を活かし、研究開発を推進していくこととしています。

本細胞シートの概要

細胞シートの概要図

関連情報

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