花いっぱい運動記念ガーデンができるまで

• 花いっぱい運動記念ガーデンを考えるワークショップ

整備目的

花壇コンクール100回を記念して、「花いっぱい運動」を起こした先人、半世紀にわたって花づくり、まちづくりに参加された多くの市民に感謝して、その思いを未来へつなぎます。

整備理念（コンセプト）

市民と共に計画し、市民と共に整備し、市民が楽しむ。

整備目標

• モデルとなる質の高いガーデン
• どなたでも花に触れ、香りを楽しめる

活用方法

• ガーデニング講座
• 花づくり講座
• 花壇コンクールへの参加者を対象にした講習会
• 高校園芸学科の実習
• 公園ボランティアの成長の場とする

花いっぱい運動記念ガーデン基本計画

• 花いっぱい運動記念ガーデン基本計画 （PDF 3.0MB）

ガーデンが目指す3つの基本理念

1. 市民みんながつくりみんなで育てるガーデン
2. 一年中四季折々に楽しめる癒しのガーデン
3. 常盤公園にある特徴を活かしたガーデン

ガーデンの基本構成

四季彩の丘

緩やかに傾斜のついた台地状になっているエリアは、ラベンダーや、ワイルドフラワー、ワイルドセージなどを中心に草原風の伸びやかさを演出する。
また、エリアの中心部に個性的な木造のあずまやを建て、シンボリックなアイキャッチとし、同時に休憩のための空間を創出する。

緑里（みどり）の散歩道

台地と低地の間には約2mの段差があり、幅5〜10mの緑地帯となっている。
この緑地帯を構成する樹木を吟味し間引きをして見通しを良くすると同時に明るくして緑陰の散歩道として整備する。またシャクナゲなどの斜面に適した樹木を補植し、谷あいの景観を演出する。
また、斜面を下りきった位置にはビオトープ池を配置する。

ふれ愛の花園

光と水のガイアガーデン

遊機具基礎跡の形状を踏襲し、円の中心に宇部市の緑化運動の始まりのシンボルとなった、ファルコネの「ゆあみする女」の彫刻を据え、周辺を円形の池で囲み、50年の歴史をシンボライズする。池の周辺には同心円上に花壇が広がり、花壇コンクールの受賞者を中心に「水」をテーマとした花を中心に花壇を構成する場所とする。

香草と野菜のガーデン

花壇を車椅子でも手入れができるような区画に区切り、高さを高くし（レイズドベッド）ユニバーサルデザインのガーデンとする。花壇にはハーブ類や野菜を中心に植え付け、ハーブティーや、サラダなどガーデンハウスなどで食べたり飲んだりして楽しむことができるような運営を実現する。車いす対応のガーデンテーブルなども用意する。

サクラドーム

既存のサクラの木のうち2～3本を移植すると直径10m程度のサクラのドームができる。そのドームの下を芝生にして市民が憩える場所とする。また、周辺にはサクラにゆかりのある植物を配する。

バラと宿根草のガーデン

バラと宿根草を中心としたイングリッシュガーデンを整備するエリア。煉瓦や、トピアリーで囲みをつくり適切な位置にベンチなども置き、近接するガーデンハウスと一体として利用できるガーデン愛好家の交流の場としても活用する。

ガーデンハウス

敷地の南側の道路側には約3メートルの擁壁があり、日陰の部分が多く若干暗い感じがする。その部分にガーデンハウスを設置する。ガーデンカフェや、資料室、打ち合せコーナー、倉庫、テラスなどからなり、宇部市のガーデニングに関する情報の拠点として育っていくことを目指す。施設は、木造を主体として、屋根はセダムなどで緑化し環境配慮型の建築とする。

管理・運営について

• 市民みんながつくり、みんなで育てるガーデン
• 継続的な運営管理の仕組みづくり、組織づくり