第43回宇部市廃棄物減量等推進審議会議事録(後半部分)

ウェブ番号1002145  更新日 2021年2月10日

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日時・出欠・次第

  • 日時 平成22年7月16日(金曜日) 14時から16時5分まで
  • 場所 宇部市環境保全センター ごみ処理施設 3階 研修室
  • 出席者
    • (委員)14人
      今井剛 臼井恵次 下園敏男 木下昇 岸本巖 大井克之 大野京子 竹中敏惠 村上ひとみ 美澄武 田中康司 益田一広 岩本輝行 吉野明子
    • (事務局)
      今川部長 福本次長 田中次長 森課長 古谷室長 小田補佐 黒瀬補佐 師井補佐 中野補佐 片岡主査 足立 山本
  • 欠席者
    委員4人
  • 次第
    1. 市民環境部長あいさつ
    2. 宇部市廃棄物減量等推進審議会会長あいさつ
  • 議題
    1. 平成21年度のごみ処理実績等について
    2. 宇部市一般廃棄物処理基本計画について
    3. その他
  • 資料
    1. 平成22年度ごみ処理フロー図
    2. 平成21年度統括表「ごみ排出量・リサイクル率等(平成21年度実績)」
    3. 宇部市一般廃棄物処理基本計画策定方針
    4. 宇部市一般廃棄物処理基本計画策定スケジュール(案)
    5. 第二次宇部市環境基本計画(抜粋)

議事録

議事後半部分

(委員) 戻ったところで、9月頃に予定されている市民ワークショップは、これで見ると1回だけですが、どんな規模でどんな風に進められるのか、12年間の大事な計画を立てるという事を考えると、しっかり本当に意見を出していただかないと、アンケートの回収率もちょっと覚束無いのではないかというのをみると、本当に市民の多くの意見が取り込めるようなワークショップをぜひ構成していただきたいなと思いますが、どんな形で進められるのでしょうか。

(事務局)現時点での方向性案ですが、ワークショップを10月に予定していて、広報等で公募をかけたいと思っています。どれだけ手が挙がるか分かりませんが、通常市役所で行うワークショップは15名程度で実践しています。2回ほど予定していまして、まず第1回目に現状や他市の先進事例等をご紹介して宇部市の問題点を洗い出していただき、次の第2回でその解決策に向けての検討ワークショップができればと考えています。

(委員) 宇部市は分別等もきちんとやっており、他市から来られた方々にすごいと言われているのにごみが多いというのが私には不思議でたまりません。具体的にどういう状況か、こんな事がありますみたいなものがあれば教えてください。

(委員) 説明しましょう。私は意見を大いに述べたいことがあります。今、ここへごみ回収の3業者が集まっておりますけれども、家庭ごみと事業系のごみが、今、ごっちゃになってると言うか後始末は我々がみんなしています。と言うのが、市の収集車は混ざり物とか変な物は一切収集してないですね。特に民間のアパートなんか、自治会も手をあげて自治会を外れてくれと言う。その後始末は全部我々がやっております。というのが、分別ができていない。市の回収から外れた資源ごみもみんな混ざってどうしようもないようなものを全部我々が分別してここへ持ち込みます。民間のアパートの指導は、どういう風にやっておられるのかちょっと不審でやれません。例えば、管理人さんに指導してもらっているのか、自治会の方はほとんどそういう所は手をあげている。みんな事業系のごみを持って行ってくれと、みなそういう事になっておる。分別が一切できていない。この指導方法はどうやっておられるのか、ちょっと聞きたい。

(事務局)自治会の方から相談を受けた事がありますし、議員さんから相談を受けた事もあります。独身が多いとか転入・転出が多いとかいうことがあるかもしれませんが、そこのオーナーの方に市の分別の色々な配布物を持って行って注意をしてください、あるいは班回覧等をしてくださいとお願いをした事はありますし、それが、具体的にはそういった方法をだいたい地元の方からいかがなものかと言われますし、管理会社を経由してそういった資料を持って行ってお願いしています。

(委員) 業者である我々が指導しようとすると、「業者さんは100何社も許可を出しておる。いくらでも(ごみ回収業者は)おるんど」という返事しか返ってこない。非常に我々も困っております。もう少しそういう指導をして貰いたいですね。管理人とか不動産屋とか自治会長。自治会でやっておられる所もあると思うのですけれど、どういう指導をしておられるのか、本当に知りたいです。とにかく酷いです。そういう事をきちんとやって貰えれば、ごみの減量化になるのではないでしょうか。

(事務局)改めて自治会長さんの集りなり、環衛連の関係もありますので、そういったアパートが多い地区の自治会長なりそういった所はこちらの方から改めてそういった啓発等をしますよとか、パンフレットがありますよ、という事を投げかけようとは思います。また、個々に非常に困っているような自治会、こちらの方でも分かりますし、具体的にそこに行ってお話しをさせていただいた事もありますが、確かに非常に分別のルールのなっていない、というのは聞いています。そういった団体の方にこちらの方から声を掛けようと思います。

(委員) うちの校区には、大東建託、レオパレス21があり、自治会に入らず、業者がごみを取りに来るからと言います。自治会の方も自治会費を納めて貰えなかったらごみは捨てるな、という事になるでしょう。だから、自治会長が行って頼んでもダメなんです。大東建託、レオパレス21等は、そこだけゴミ箱があって、囲ってあるような感じだから、同じ学校区の人数には入っているけど、自治会区の人間ではないと言うんですよ。入りません、と自治会に言うんです。

(委員) そういう事の後始末を我々(ごみ回収業者)がしている訳です。

(委員) だから、自治会に入っていない限り広報も配りませんし、市に取に行けという事になる訳です。

(委員) 自治会からも断られることが多いですよね。分別ができていない。言っても言っても自治会が指導してもそれで尚且つできていないからっていうことで、自治会を外れてくれと言われて外れた場合、家主さんなり管理人さんが我々(回収業者)の方へみな言ってくる。

(委員) 色々ですね。「業者さんに頼むから、自治会に入らないから良いです」というのが一番多い。アパートも多いです。

(委員) うちの学生もほとんど多くがアパートに住んでいるので、責任が多々あるかと思われますので、毎年4月には2年生が移行してくるので、市の環境部の方からごみの分別方法・リユース・リデュース・リサイクルについて、オリエンテーションの時に指導していただいています。その件は大変ありがたいと思っていますし、2年生が山口に住んでいて、宇部市に住まいを変えるのでその機会にきちんと伝えようという事で、数年前から時間を取って、そういう指導をしていただくようにはなっています。その説明の様子を聞いてのお願いですが、できればもう少しビジュアルに、袋とか持って来られて、こういう風に分けますとか、あるいは資料を印刷された物とか配っていただくのですが、分け方の基本とか、分けていないと、どんなに他の人たちが迷惑しているのか、苦労しているのかとか、持って行った先で炉を傷めるとか、人手を掛けてこのように分けているとかという実際に困っているということをもう少しきちんと伝えて欲しいと思います。プレゼンなんかを使って説明してもらえると、もう少し分かりやすいかと思います。学校としては、やはり2年生に指導するだけじゃなく。3年生、4年生に繰り返し指導しなければいけないのかな。それから環境関連の授業がまだまだ足らないのかな、というのは反省しています。それから、そういうオリエンテーションで説明していただいて、燃える・燃えない、ビン・缶等の分別や曜日、どちらの回収所に出すかという事は、指導していただくのですが、実際彼らが住むアパートでは、結局区分けを業者さんにお願いして集めていただくようになっちゃっていて、それで、その時には曜日も関係ない、ただ回収場所に出せば良いように言われているのか、結局は自分達がきちんと分けられないからそういう体制になってしまっているのか、説明を受けている事と、それを家に帰って明日からやることがどうもだいぶずれているのではないかな、だから指導効果もあがりにくいのかなと思います。

(委員) 自治会から外れてくれと言ったことはない。だけど自治会は基本、市とのある種の契約みたいなことになっています。市がこういう風な形で協力しないと取れませんよ、と言ったことを、自治会はたぶん会議で徹底するようなことをやっています。それをごっちゃにやられると、自治会のせいになってしまいますね。置き帰りとか色々ありまして、そういった点やって貰えなかったらうちの自治会はよう面倒見きれんとこういう具合な言い方なんですね。回収業者さん側が、何もかんもごっちゃにされているのと同じことですね。それでずっとやってきていますからね。それで自治会はまぁ怒られる。こうしなきゃダメじゃないかと言われるけど、そのような人はとにかくまぁ、(業者回収なら)みんな市が取っていくんだからいいじゃないかと言う言い方ですからね。

(委員) 今現在、事業系のごみなのか家庭ごみなのか、ごっちゃになっています。そういったアパートの住民が出すごみは家庭ごみとしてみておられるのでしょうか。どちらと思っているのですか。

(事務局)非常に難しい問題でございます。それは、戸々で言えば家庭ごみですが大きく見れば事業系ごみにもある。色々な見方があろうと思われます。最終的にはきちんと分別していただくのが大原則で、事業系であれ、家庭ごみであれ、市としては集めていきたいと思います。

(委員) 我々が良く聞くのは、事業系のごみは利益を得るものを事業系と言うのだと。それでは、民間アパートなどは利益を得る為にアパートを建てているから事業系のごみなのかと思ったりもするし、そこの所が本当に曖昧ですよね。我々も事業系のごみだからといって、毎日毎日全部可燃物としてではなく、ある程度市と同じように回収しています。多いところなんかは毎日回収していますが、可燃ごみなんかは、月に1回や月に2回とか言わずやっています。我々も仕事ですから、多少こういう風なのがなければ困るのですが、あまりにもひどいものでね。

(委員) だから、自治会に入られるというのは結構なんです。その代わり、どのような形であろうとしっかり分別してもらって、ちゃんとコンテナを置いてもらえれば。今の業者回収している所のコンテナは、中には外からみてだいたい分けてあるけど、我々が使っている指定袋は使ってありません。それを自治会に入っていないのだから、こちらが気付くものでもないし、きちんとやりなさいというのも、本人じゃなくて、業者さんがオーナーから受けてやっているので、自治会はタッチできていません。

(会長) すみません。初めの質問から減量の状況といったのは良く分かったのですが、先ほどの各々の質問は宇部市が国に比べて、あるいは県に比較してもちょっと多いのは何故だろうというところで、そのひとつの回答というのが、事業系のごみが比較的に多いという風に言ってよろしいのでしょうか。私は定義からいけば、誰がお金を払っているかとかそういうものではなく、我々が生活するにあたって出てくるものは家庭系のごみと思っていますので、そういった意味ではアパートから出るごみはやはり家庭系ごみに区分されるべきなのかなと思っています。その内訳が、例えばオフィスとかそういう所からの、言わばそういう営利活動に伴って出てくるものなのか、あるいは、ちょっと形は変わっているけれどもやはり生活(家庭)系のごみなのか。それについての統計というか、大まかでも良いのですが出ているのでしょうか。

(事務局)ご質問の事業系というか搬入ごみの実態内訳のデータは持っておりません。

(委員) 事業系の資料がないとおっしゃったのですが、これから12年間の計画を立てようと言う時の中身で一番大事なのは、どこからどんな風なごみがどのくらい出ているかというのをしっかり掴むことがまず第一だと思います。今のその自治会に加入されていないアパートから出るごみは大変処理に困っているという実態は私達も良く分かっていますが、それと今の答弁を聞いていると、何を大元にして計画を立てられるのかなというところがちょっと不安になりました。色んな審議会はもちろんだけれども、ワークショップ等に投げかける時、またアンケートの資料というか項目を立てる時に、どんな立て方をされるのかなという色々ちょっと不安が起きたんですけれども。どこからどのくらいのゴミが出ているのか、今、事業系のごみは掴みにくいという風に声がありましたが、それっていうのは宇部市だけじゃないと思うんですよね。どこの自治体も同じようだと思うんですよね。アパートの事でも事業系のごみのことでもね。それがどういう風に使われるのか質問になるかどうか分かりませんが、ちょっと不安なのですが。

(事務局)ありがとうございます。ご指摘のとおり、現状分析をどう行うか、というのが全てのスタートになろうかと思います。そこのところをしっかりこれから調査・検討しまして現状分析に努めたいと思います。

(委員) 良いですか。事業系のごみと家庭のごみですが、事業系のごみとは産業廃棄物のことですかね。

(委員) 違います。一般廃棄物のことです。市に持ち込んでいるものが一般廃棄物、事業系のごみ。例えばレストランやスーパーが持ち込んでいるごみは一般廃棄物。そういうのが事業系のごみと言います。

(委員) アパートでも生活上日常で出る分は家庭ごみ、後、事業で出るようなごみは産業廃棄物。

(会長) 産業廃棄物は一定事業所や規模によって決められているんで、例えば紙がオフィスから出るとすると、産業廃棄物になるかというとならないんですよね。通常は、いわゆる製紙業とかそういうような所から出てくるようなかなり大規模な所からじゃなければ産業廃棄物扱いにはならない。だからすごく不思議な区分けになっている訳です。

(委員) 会長さんが言われたように、事業系の廃棄物になる訳ですよね。産業廃棄物は、瓦礫とか、家を壊してやったとか、石とか泥とか、ああいうようなものを言って、それから事業所から出るようなごみや回収業者さんが集めているような、ここの焼却場に入るようなものはあくまでも一般廃棄物です。

(委員) 我々は、もうとにかく日常生活で出てくるごみしか対象にはなってません。だから、それ以外のごみが産業廃棄物なのか、家庭ごみなのかというような認識しかありません。だから、先ほどこちらで言ったのは、アパートの住民が出すごみは生活上我々のごみと同じだけれど、今言うように自治会と関係ないとおっしゃれば、それは、じゃあ自分でやってくださいよという風になるから、その皺寄せが皆さんの方に行っている。もちろんそれだけの費用は出されているんだと思いますけれども。

(委員) まぁ、全部が全部ではないのですけれど。全部が全部だと大変。

(委員) 私達は関知しないのではなくて、どうもできないんですよね。

(委員) そもそも論で申し訳ないのですが、今言われている話は、21年度で言えば、収集にはいるか直搬にはいるかという議論であって、ごみ減量、一般廃棄物ごみ減量等という言葉のように、先ほど言われたように、宇部のごみが他市に比べて多いのかという事が気になるのですが。

(委員) ここに資料がありますよね。1人1日の排出量は全国平均が1,089グラム、山口県平均1,137グラム、宇部が1,224グラムなので、宇部が多いという資料の結果なのですが、これ全部統計の出し方は統一されているのですか。燃やせるごみ、燃やせないごみ、資源ごみ、資源物回収、これは全部統一してごみの総量ということで良いのでしょうか。

(事務局)一つ前の54ページにグラフがありますが、国が定める手法に基づき全国の自治体が統計を出している数字になります。

(委員) 例えば、資料の2の二段目の資源物(回収)というところがありますよね。集団回収の数字を宇部市の方で把握されているというのは、当然助成金が出ているから、その報告に基づいて集団回収の数量が把握できるんですよね。それが、ごみの数量・総量の中に入ってくる。これ、助成金をださなければ、自治会と民間の業者のやり取りになりますから、(報告がないため)ほぼ数字がなくなります。で、ごみが(数値上)一気に減りますよね。そういう理屈ですよね。そうなりますよね。古紙の回収についても市が回収を行わなければ、各自治会とのやり取りで0になります。それをごみとして扱っているという。宇部市だけじゃなく、よその市はどうなんですか。

(事務局)統計の手法によると、資源物である古紙等もごみの総量に入ることになります。

(委員) 仮に言えば、自治会でやられているもの対して助成金をポンとやって市に報告しなくても良いよと言えば、この3,390トンはなくなりませんか。

(事務局)おっしゃる通り、業者が個別に回収しているのは入っていません。

(委員) よその市では、そんなに頻繁に助成金が出ているのか、その数字がこれに入り込んでいるのか。他の市で大量に出るところであれば補助金が無くてもやっていける所であれば、集団回収が頻繁に行われていて、ごみとしてカウントされていないのであれば、宇部市のごみの量が(他市と比べて)増えていてもしょうがない。そういう所までデータを把握しないと一概にこれだけで言えないと思います。

(会長) 例えば、集団回収分を抜いて、他市との比較をすることは統計上できると思う。過去の何年間、全国区のデータでも宇部市が多いのか少ないのかという比較はできるのではないかと思います。そこら辺の評価はできると思います。ありがとうございました。

(委員) 純粋に家庭から出る燃えるごみ、燃えないごみ、資源ごみのみの比較を見てみたい。

(委員) 事業系廃棄物と家庭からの廃棄物の排出量にはグレー部分があって、実態が掴めていないという自治体の意見は、業者から見れば驚愕の事実です。正確な実態が把握できないままに事業系のごみの値段を上げたらごみが減ると、ポンとやられた訳です。それは、結構ダメージがきています。実際にごみの単価があがったのは、排出業者でなく収集運搬業者にしわ寄せがきている現実があるので、そういうことが行われたのに、正確な実態が把握できていないというのは、どうなんですか。

(事務局)先程実態が把握できていないと言ったのは、この表でいきますと収集と直搬ということで、家庭系、事業系という分別をした上でのデータは揃っています。先程私が言いましたのは、事業系として、アパートの家庭ごみがどれだけ入っているかが分からないと申し上げました。自治会に入っていない人の数なので、トータルで見れば極めて少ない数値だと思います。自治会に入っていない数を調べれば、アパートで独自のごみ箱が何個あるかを調べれば、だいたいの数字は出ると思いますが、極めて少ない割合であろうと思います。その辺は誤解のないようにご説明申し上げます。

(会長) と言うことであれば、やはりごみとか、レストランとか所謂スーパーからの事業系・一般廃棄物が多いと結論づけてよろしいですか。割合的に多いと言うようなことでお聞きしていたように思うのですが、そこの所の対策をしっかりやるというような方向性を打ち出すのか、あくまで一般家庭の方にお願いをする、市の方の事をやっていくという審議になるのでしょうか。

(事務局)まさにそこが現状分析の所でございまして、家庭系に原因があるのか、事業系に原因があるのか、これから調査研究をした上で対策を計画に盛り込んでいきたいと考えております。

(委員) 以前の審議会でもお願いしたことがあるのですが、例えば5月の連休とか11月の連休辺りになると、樹木の剪定をして束ねられたものが山のように集積所に積まれていて、年間の排出量の増減を見ているとやはり5月や11月の連休があるような時期に、その分がかさ上げされているように思います。自治会で公園や道端の草刈りをすると、干しておくことができなくて、片っ端から片付けましょうということで、生のまま、水に濡れたままビニール袋に入れて30、50とすごい積み上げて、明日回収して貰いますと言って運ばれていって、そういうことはすごく勿体ないと思う。だからと言って、自分が自治会メンバーだからと言って、2~3日ほっといてお日様に当てたら軽くなるからと、そういう提案もなかなかできない。自分でも世話ができないので、勿体ないなと思いながらも、運ばれるのをただ見ているだけなのですが、やはりそういう剪定枝や草刈りの草を堆肥化するとか、堆肥化プラントという手もあると思いますし、そういうのを活用していくとか、何か公園とかも広くて余っているところもあるので、もう少しローカルに校庭とか、そういったところで、刻めば、畑には戻らないかもしれませんが、ちょっとこう循環していけるようなサイクルを設けたら片っ端から燃やさなくても済むのではないかと思います。

(事務局)貴重なご意見ありがとうございました。まさにこの剪定枝の問題等まだ他にも色々とあると思うのですが、これからワークショップ等で市民の皆さんにご意見を貰って検討していきたいと考えています。

(会長) 他、何かあるでしょうか。それでは、今いただいた意見等を、事務局の方でデータを収集して解析できる、あるいは、今から市民の方に投げかけるアンケートに関しての内容。更に、いかにお金を節減するかだけではなくて、12年間の方針を決めるための、計画を立てるためのものであるから、多少お金がかかったとしても、回収率が上がるような方策をというものに関して、もちろん掛けられるお金の上限とかはあるかと思うんですけれども、ただ、省力化をして数%しか回収率が上がらないということであれば、少しやはりそういう所が後々自治体さん何してたのという風に言われるところでもありますので、そういう所についてご指摘いただいた点についてご検討をいただけるようにお願いしたいと思います。それでは、2番目の議題に関してはそのような形で閉じさせていただきます。3番その他については事務局で何かご用意されていることはありますか。

(事務局) 先ほどの第2次宇部市環境基本計画の中に取組みと致しまして、「家庭・事業所等からの食品残渣を堆肥化し、野菜・花づくりに活用します。」という項目が掲げられています。その取組みの一つとして、近々、段ボールコンポストのモニター事業を実施する予定としています。市民モニター100名を募集し、段ボールコンポストを使った生ごみ堆肥化に取り組んでいただく予定です。モニターさんには生ごみを堆肥化する過程を記録していただいて、それを市役所に提出していただいて、ごみの減量の効果や活用方法等を検討していく予定としています。

(会長) ありがとうございました。他に何かありますでしょうか。

(副会長)今の段ボールコンポストについてですが、100名募集するというのは、対象は一般家庭と考えて良いでしょうか。事業者でも応募はできますか。

(事務局)一般家庭を想定しています。応募は可能ですが、1日500グラム~1キログラム位しか入れられません。ですから大量に廃棄物がでる事業所ということになると難しいかなと、また毎日かき混ぜが必要なので、一般家庭を想定しております。

(副会長)段ボールコンポストと言っても使う菌の種類は各自で自由に選んでも良いのでしょうか。

(事務局)好気性の微生物でやろうとしていますので、菌はありません。ピートモスともみ殻くん炭でやるもので、EM菌とかを利用するものではありません。

(副会長)それは、もう決まっているのでしょうか。

(事務局)はい。機材のセットにして、段ボールも温度計も含めてお渡しする予定です。補足ですが、この段ボールコンポストのキットは県の委託を受けまして、周南のNPO法人が普及活動に取り組まれています。最近では光市さんが具体的に取り組まれていまして、割と評判が良いようなので、ぜひ宇部市でも普及をやっていきたいと考えておりいます。

(会長) それでは、以上で今回の第43回宇部市廃棄物減量等推進審議会を閉会させていただきたいと思います。長時間に渡りましてどうもありがとうございました。

(事務局)長時間誠にありがとうございました。次回は11月を予定しております。どうぞよろしくお願い致します。以上を持ちまして全ての日程を終了させていただきます。どうもありがとうございました。

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