第43回宇部市廃棄物減量等推進審議会議事録(前半部分)

ウェブ番号1002144  更新日 2021年2月10日

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日時・出欠・次第

  • 日時 平成22年7月16日(金曜日) 14時から16時5分まで
  • 場所 宇部市環境保全センター ごみ処理施設 3階 研修室
  • 出席者
    • (委員)14人
      今井剛 臼井恵次 下園敏男 木下昇 岸本巖 大井克之 大野京子 竹中敏惠 村上ひとみ 美澄武 田中康司 益田一広 岩本輝行 吉野明子
    • (事務局)
      今川部長 福本次長 田中次長 森課長 古谷室長 小田補佐 黒瀬補佐 師井補佐 中野補佐 片岡主査 足立 山本
  • 欠席者
    委員4人
  • 次第
    1. 市民環境部長あいさつ
    2. 宇部市廃棄物減量等推進審議会会長あいさつ
  • 議題
    1. 平成21年度のごみ処理実績等について
    2. 宇部市一般廃棄物処理基本計画について
    3. その他
  • 資料
    1. 平成22年度ごみ処理フロー図
    2. 平成21年度統括表「ごみ排出量・リサイクル率等(平成21年度実績)」
    3. 宇部市一般廃棄物処理基本計画策定方針
    4. 宇部市一般廃棄物処理基本計画策定スケジュール(案)
    5. 第二次宇部市環境基本計画(抜粋)

議事録

議事前半部分

(会長) 早速ですが、議題に入っていきたいと思います。まずは、平成21年度のごみ処理実績等について、資料等も配られていると思います。その資料に沿って事務局から説明をいただいた後にご質問等を受けたいと思いますのでよろしくお願いします。

[事務局説明]審議会資料 「資料1、資料2」について説明。

(会長) ありがとうございました。ただ今の説明で何かご質問等はありますか。

(委員) 「資料2」第1表のごみの排出量の「燃やせるごみ」は俗に言う家庭ごみということになるのでしょうか。21年度は数字的には相対的に20年度に比べ減ったことになるが、総量(合計A)に対する小計50,212トン、76.20%は、数的に言えば、20年度に比べれば減っているように見えるが、今の合計Aの比率から見ると76というのは増えたような形になる訳ですが、その辺はやはり減量に至っていないように思えるが、どうでしょうか。20年度の(燃やせるごみ小計)51.199トンは20年の総量61,462トンの比率で言えば70.いくらかだったと思うが、その辺の考え方はどうでしょうか。

(事務局)初めに家庭のごみかという点のお尋ねがありましたが、燃やせるごみの中で、収集、直搬、小計と3列ありまして、収集の部分が家庭のごみに当たるものになります。ここだけに着目して見てみると20年度は31,393トン、21年度は31,378トンで、ほとんど変わっていないということが事実になります。そうしたことで、合計Aが減少しているので、%を出すと70から76に比率が増えているような格好になっている。家庭ごみは大きな減少が見られないということが、この表から読み取れると思います。

(委員) ごみ減量に取り組んでいるが、その効果が家庭ごみに数値的にあがってきていないということですね。

(事務局)はい。

(委員) 資源物の回収のところで、集団回収と個別の古紙回収とがありますが、集団回収の中にも古紙は入っているのでしょうか。

(事務局)集団回収の中にも、古紙として新聞、雑誌、ダンボールがあります。集団回収の21年の総量が3,398トンですが、内訳で見ると新聞が2,029トン、雑誌が680トン、段ボールが469トン、後、スチール缶やアルミ缶といった缶類が143トン、びん類が44トン、鉄類が32トン、繊維が1トンで、合計で3,398トンになります。

(委員) 集団回収が少し減っているし、古紙の方も減っているが、例えば、集団回収でいうと子ども会の子どもが減っているので、なかなか活発にできなくなってきているのかどうか。それから古紙については、回収率が下がっているのか、そもそも新聞を取らない世帯とか雑誌の売れ行きとかが減っているから、家庭に入ってくる古紙が少なくなってこの結果になっているのか、何かお考えがあれば聞かせて欲しい。

(委員) 今、子ども会自体が消滅している。親がそういう行事に参加しきれないので子どもが集まらないので、集団回収もしきれない。

(事務局)集団回収の実施団体数を経年変化で見てみますと、20年度が381団体、21年度が370団体ということで、団体の数が11団体減っています。実施回数で言うと、2730回が2701回ということで減ってきております。重量の合計で言いますと、20年度が3,714トン、21年度が3,398トンということで、減少をしております。古紙回収の減の理由ですが、例えば新聞離れ、本離れがあるのではないかという例示もありましたが、詳しい調査分析は出ておりません。

(委員) 北京オリンピックの際に古紙とか段ボールとかの価格が上がったせいかどうか分からないが、大手の新聞社が家庭収集を行っているのも影響しているのではないか。これは、月1回だが事前にちらしを配って、雨でも取ってくれる。集団回収は時間的なものもあるので、その辺の課題もあるのではないでしょうか。

(事務局)お示しのとおり、配達員が袋を置いて回収されるという事実・実態が最近増えているのは認識していますが、そちらにいくらの量が行っているかは把握していません。

(委員) 集団回収では、資源ごみとして繊維は集めるのですが、普通の時は(資源として)集めないのですか。集団回収での繊維の回収量は1トンということですが、繊維はあまり必要ないということ、資源にはならないということでしょうか。

(事務局)集団回収の実績で見てみると、古紙・雑誌類は集められているが、繊維類が入っている事例は非常に少ない。つまり業者さんに買い取って貰えないと集められない。業者さんは集めても売れないので、そのような状況になっているのだと思われます。

(委員) 燃やすしかないということですね。

(事務局)通常の家庭から出る繊維は月1回の燃やせるごみで出していただいています。

(会長) 他いかがでしょうか。

(会長) 最後の最終処分場のところで破砕残渣がかなりの量減っておりますが、これは、破砕プラを焼却するようになったというご説明だったのですが、これは、プラを集中的に燃やすようなことになると、炉の方が下手をすれば痛むということをちょっと聞いたことがあるのですが、何か工夫されてある程度分散して焼却するようにされているのでしょうか。

(事務局)このプラスチックの件につきましては、別に特別な方法はしておりません。ごみというものは、できるだけ混ぜて均一化して燃やすのが効率が良いものですから、できるだけ入った時に混ぜてしまうようにしています。

(会長) その隣のがれき類が激減しているのは、新埋立地に直搬されているものについて、家庭系と事業系が明確に分かれるようになったからと理解してよろしいでしょうか。

(事務局)はい。そのとおりでございます。

(会長) ありがとうございます。他、あるでしょうか。

(委員) リサイクル率の真ん中リサイクルプラザ資源物のカレット残渣が20年度から0になっている理由を教えてください。

(事務局)カレット残渣については、19年度まで資源物として回収していましたが、品質的に非常に悪いということで引き取り手がなくなったため、まず残渣として一回燃やす方の炉に動かしています。ということで、(20年度からは)資源物としては回収していません。

(会長) では、収集が集まらなかったという風に読まれてしまうこともあるので「0」ではなく「-」を引いたほうが止めたということになるかと思います。

(委員) 私もそう思っていました。それから、先ほどの集団回収の話に戻りますが、昨日ある校区が古紙の日でしたが、大雨でせっかく出されている新聞がべとべとになっている状況を見ました。あんな状態でも資源として扱えるのでしょうか。先程から話題になっていた回収率を上げることよりも、集団回収をされずに集積所に出され、処理の先が良く見えない状況が続いていると、そのせっかくの資源になるものが、100%きちんと資源化されない数値が高くなっていきます。子ども会や自治会での回収が段々難しくなっているので、何かきちんと回収しきる方法を考えるべきだと思います。要するにこれからも3Rを進めるための1つとして、色々な団体がこれから検討されていくようですが、そういうことを含めて考えていただけると良いと思います。

(事務局)新たな一般廃棄物処理基本計画の策定も控えておりまして、これまでと変わりなくより一層の集団回収に努めていきたいと考えています。

(会長) 濡れてしまった古紙については、紙の再生処理から言うと、結局水のなかに入れて溶かして、インクを脱色するということなので、再生はできます。持って行く時の輸送費やハンドリンクの悪さ、泥汚れという形での品質の低下等は問題になると思います。ただ、濡れたものを積極的回収するようなことはまずしていないとは思いますが、重量で回収率を測るため、水に濡れて重量が増えると、統計的に変な値になってしまうかもしれないなと思いました。

(委員) 自治会では、当初古紙回収を始めた時から雨天の日は出してくれるなということになっています。出した後、収集が来るまでの間に雨が降り出して濡れたものはやむを得ないため一応回収してもらっていますが、初めからその時間に降っていたら出してはいけないということになっており、そういう風な教育をしています。その辺の説明が足りないのではないでしょうか。

(事務局)雨天の日の扱いですが、これから周知に努めていきたいと思います。

(会長) 他にありますでしょうか。それでは次の議題に進みたいと思います。宇部市の一般廃棄物処理基本計画について、方針と今後のスケジュールについて説明があると伺っていますので、事務局の方からよろしくお願いします。

[事務局説明] 審議会資料 「資料3、資料4」について説明。

(会長) ありがとうございました。ただ今ご説明がありました策定の方針についてが資料3で、スケジュールに関してが資料4。その内容についても市民アンケート、市民ワークショップ、そして、その内容を踏まえて、この本審議会が11月、パブリックコメントの実施を挟みまして23年1月再度この審議会を開催し、基本計画の完成に向けて進んでいくようなプランになっているとお聞きした通りだと思います。この全てを逐一ご説明になった訳ではありませんが、掻い摘んでご説明いただいたと理解していますが、ご質問等ありましたらよろしくお願いします。

(委員) アンケートの方法は、この度広報にあったようなやり方ですか。それとも校区別ですか。

(事務局)アンケートの送付方法にいては、今、おっしゃいました広報に折り込む形で全戸に調査票を配布させていただいて、郵便代の節約に努めたいと考えています。

(委員) 今回みたいな広報に入れるようなアンケートでは、回収率は非常に悪いでしょう。

(事務局)現在7万7千世帯にお配りして、1,700通くらいが戻ってきている状況です。お示しのとおり、回収率でいうことにすると2%前後ということで、非常に率としては低くあります。

(委員) それでアンケートとして採れますか。

(事務局)ですから、設問・質問の項目が非常に重要になってくると思います。その2%の回答をもって是か否かというようなものは、アンケートで採れないと思います。逆にご提言やアイデアをいただくような形のものにすべきであろうと、現在事務局では、そのように考えています。

(委員) やはりアンケートを見たとき何か答えようと思いましたけど、やっぱりその場でまぎれてしまいます。郵送ではなく、封筒も無いですし、市役所とか市民センターに持って行くのは面倒ですよね。やっぱりごみ減量の事は大切だし、市民の意見とか考えとか意識を把握することはとても重要だと思いますので、ご面倒でしょうけれども、やっぱり自治会の系列を使って配ったからには、その班長さんにお願いして集めれば、せめて10分の1位は回収できるのでは。その位の熱意を持ってやらなければ、そのごみ減量についてもどう考える、ゴミについてこれだけコストが掛かっていてこれで良いのかとか、やはり市民も問題意識を持てないと思います。今回の広報のアンケートにしても、広報が月2回あるのは多いか少ないかみたいな聴き方になっていて、実際そのために費用がどれだけ掛かっていて、市政の面から重点的にどのように予算を使うか、それから行政サービスをどのように平等に市民になんと言うか市政の課題とか現在行われている施策のことを知って貰うためにどういう方法が良いのか真剣に考えているという風にはなかなか思えませんでした。月に2回が良いか1回が良いのか、広報見ているか見ていないか、ネットを見ているか見ていないかみたいな聴き方されたら、熱意を持って返そうという気持ちが薄れる、調査の目的があまり見えないようなアンケートだったと思います。

(事務局)前回の広報アンケート、それから私どもが今2回目で同様の手法でやろうとしている訳ですが、市役所全体でアンケートがどうあるべきかという事にもなろうかと思います。どうするのが一番いいのか持ち帰りまして市役所全体としても検討しないといけないと思っています。また、回収方法については、持ち帰り検討させていただきたいと思います。今日こういったご意見があったという事は、広報広聴課にも伝えますし、全体として検討が必要だと考えています。

(委員) アンケートについてもう1つですけれども、アンケートとワークショップが終わって、こういう結果でしたと審議会に諮るなり示すという事なのですが、会合は持てないまでも、市民アンケートの原稿ができたら一度メールでも郵便でも良いので見せていただいたら、それが採用されるかどうかは分かりませんが、もう少しこういう質問を入れたらどうでしょうかとか、建設的な意見が言えるのではないかと思いますがいかがでしょうか。

(事務局)ご提言ありがとうございます。今、これからアンケートの素案を作ろうとしております。案ができましたら、会長さん、皆さんのご了解がいただければ、事前に委員の皆様に見ていただいて、ご意見をいただきたいと思います。いかがでしょうか。

(会長) ただ今のご提案に関して、アンケートの素案ができた段階で、皆さんの、私を含めて審議会メンバーの方に郵送という形で、あるいは、メールで良い所は経費削減という事もありますので、メールで送っていただいて、それに対して一読していただき「こういう所が足らないのではないか」とか「こういう事を聴いた方が良いのではないか」とか、あるいは「こういう聴き方をすると反って誤解を生むよ」というようなご指摘等をいただければと思いますよろしゅうございますか。

(各委員)はい。

(会長) この審議会以外にも少し宿題というような形になって申し訳ありませんが、皆様のご賛同をいただきましたので、そのような形で進めさせていただきたいと思います。

(会長) 資料5の第二次宇部市環境基本計画の抜粋に関しては特に説明はございませんでしょうか。

(事務局)それでは、資料5の第二次宇部市環境基本計画についてご説明いたします。これは、前回の審議会時に配布いたしました計画案が3月に完成いたしましたので、廃棄物に関わる部分を抜粋して改めて配布させていただくものです。この計画は、宇部市一般廃棄物処理基本計画の上位計画であり、先ほど資料3で説明致しました宇部市一般廃棄物処理基本計画は、55ページの下の方に書いております環境指標や、56ページから各主体の取り組みを反映させた計画となりますので、ご参照いただければと思います。以上で説明を終わります。

(委員) この基本計画策定の趣旨とスケジュールは分かるのですが、どこを目指しているのかとか、今回重点的にどういう事を審議して何かシステムを変えるとか、抜本的に減量化を図るとか、リユースを推進するとか、どこが重点となって今回そのアンケートやワークショップを行って基本計画を見直すのかという大方針についてご説明をお願いしたい。

(事務局) お答えします。現時点まさにこれからその方向を探っていこうとしている所ですけれども、一番の重点はごみの減量という所に重点を置きたいということと、上位計画で55ページにありますが、すでに目標が定められておりまして、1人1日当たりのごみの排出量それからリサイクル率、この2つの指標がございますので、この実現に向けて計画策定に取り組んでいきたいと考えております。

(委員) あの、目標はどこにあるのでしょうか。全国平均に比べたら多いので、全国平均に近づけようという事ですか。平成20年度で1,125グラムのものを27年度に930グラム、リサイクル率はあるのですけれども、リデュースという観点ではそういう指標はないのですか。それから、燃やせるごみの回収頻度が宇部市は週3日あって、県内や他の地域から考えるとやはり大変多い方だと思います。それで、それはそれだけ回収車を走らせる事でもありますし、それから週3回出せるということで、そのごみを減らすとか、生ごみを堆肥化するとか、要らないものを持ち込まないとかいう時に少し意欲を削がれるというか、そんなに苦労しなくても週3回安心して出せる環境にあるのが宇部市のように思う訳です。その3回の回収を2回に減らすことができるのか、それが住民にとってはやはり不便になるとか、不快になるとか、黙っていたら反対もあると思うんですけれども、それがシステムとして可能なのかを検討していくのは、どこでされるのかという事。それから、プラスチック製容器包装なんかも毎週1回回収しているので、週によっては月曜日燃やせるごみで、火曜日何とか資源ごみで、水曜日燃やせるごみ、木曜日プラスチックごみ、金曜日燃やせるごみで、週5日もごみ収集車が動いていて、そしてその回収についての当番の人が色々清掃されたり、言ってみれば、つきっきりのように思える訳です。地域にとっても自治会の中にも若干負担な面があるかなと思うのと、そこまでプラスチック製容器包装なんかも、確かに溜まりますけど、月2回であれば、より一層その容器の無いものを買おうとか容器はスーパーに返そうとかいう風な意欲にも繋がるのではないかと思いますので、毎週容器包装の回収は必要なのか私にとって大きな疑問です。その辺検討される予定はいかがでしょうか。

(事務局)今いただきましたような様々な要望や問題点があるかと思いますが、アンケートあるいはワークショップを通じて市民の皆様のご意見をお聞きしながら検討していきたいと考えています。

(委員) アンケートを取っても、それを世話する側とそれを出す側の感覚が全然違うと思います。捨てる側にとっては何回も来てもらって嬉しいでしょうが、世話する側にとっては大変です。同じアンケートを取ってもその辺の感覚的な意見が違ってくると思います。またアンケートの問題ですが、ごみ削減、削減と言いながらですね。アンケート用紙がそれ(2%)しか返ってこないのなら、逆に(アンケート用紙で)ごみの増量になっているのではないでしょうか。その辺、もう一度くどいですけど考え直して経費節約というよりは、回収率が高くなるような方法に持っていくべきじゃないかと思っております。

(事務局)ご提言として受け止めさせてもらいます。ありがとうございます。

(会長) 他、何かありますか。

(委員) 一市民としてごみコンテナの当番が回ってきた時に行ってみると、やっぱり分別がぐちゃぐちゃで回収されていない物がありますが、そういう所からごみ減量なんか考えていない人もいるのではないかと思えるので、まずごみ減量に対して市民の皆さんがどれくらい関心を持っているかというのを、まずアンケートなり一つお願いしたいし、そういった周知の方もお願いしたいと思います。

(事務局)アンケートの項目についても検討させていただきたいと思います。

(委員) 宇部市が特に県下でもごみが多い、それを減らしていくという事ですけれども、実際問題他市に比べてなぜ多いのかとか、どんな物が多いのか分析をして対策を練らないと根本的な改革は何もできないのではないかという気がします。その辺は県内の他市と情報交できるのではないかと思うのですが、いかがなものでしょうか。

(事務局)計画策定に際しまして、データ的なものはコンサルに委託してデータの収集や解析あるいは他市との比較等、現状を踏まえた上で取り組んで行く予定としています。

(委員) 今年は宇部市エコフェアという事で、常盤公園で10月末に開催され、その代わり、環境保全センターも改修工事があるので従来やっていたリサイクルフェアは実施しないと聞いています。そこで、リサイクルフェアは来年度以降もエコフェアに統一・拡大実施というか、テーマがリサイクルだけではなくて環境ビジネス・環境意識啓発、森林保全、温暖化防止とか色々あると思いますが、そういったところで発展的に解消されて、リサイクルフェアがこの施設では今後も実施しない方針なのか教えていただきたい。それから、この施設でリサイクル教室とか市民活動もされていると思いますが、それは回数とか参加人数とかどの程度あるのかを教えていただきたい。そして、そのリサイクルフェアがより市民が行きやすい所で開催されるのは基本的には良いことだと思いますが、1年に1回リサイクルフェアがここ環境保全センターで開催される事によって、広報・ニュースにも出るし、またフリーマーケットに参加される方、何か買いに来られる方、学校等の参加もあって、ここにごみ処理施設があり、リサイクルなどごみ減量を促進しているという事が市民に見える効果があったと思いますが、それが全て常盤公園の方で開催されるという事になると、ここでの活動等が市民にはなかなか見えにくくなるのではないでしょうか、もともと行き難い所なので、そういう意識が薄らぐマイナスの効果も想定されるのですが、それに対する対策・計画は何かあるのでしょうか。

(事務局)リサイクルフェアですが、おっしゃるとおり、隣の下水道施設が改修の為、駐車場が使えなくなる為、ここで行うリサイクルフェアは前年度で終わり、その代わりにそれを発展させた形で、常盤公園でエコフェアを開催したいという事です。内容については、おっしゃった通り、環境ビジネスとか環境技術を持っている企業の紹介、それとNPOの活動紹介、それに併せて環境セミナーや、ここでもやっておりましたリサイクル作品展を向こうでもやりたいと思っていますし、リサイクルフェアで行っていたようなイベントはできる部分については引き続いてやっていきたいと思います。環境保全センターで行うイベント関係は当面は無いということです。リサイクルプラザでは、市民工房もありますので、広報にも載せましたが、そちらの方で月何回かは古布を使ったリサイクルとかそういうものをやろうとしています。また、施設については、小学校4年生が全員見学に来られますし、また、環衛連を通じて見学にも来られます。また、個人的にも見学に来られればその都度対応していますので、そういう見学等をやっている事についての広報は、引き続きやっていきたいと思います。

(委員) あの回数とか参加人数とかは、今、お持ちでなくてもそれはあるのですか。

(事務局)あります。

(委員) 先日、日韓海峡海岸清掃イベントが下関の綾羅木海岸であり、大学生と一緒にバスツアーで清掃に参加して、そして下関市の下関環境未来館というリサイクル施設を見学する機会がありました。その施設はNPO法人が運営していて、なかなか大き過ぎるぐらいではないかなと思った位に施設も大変立派で、リサイクルとかリユース、リデュースなどの情報発信が結構活発だと思いました。そういう市民の力を宇部市でも色々活用されているとは思いますが、もう少し活用して、市内の見える所にその環境情報の発信源、サイト、展示館や教室というのを設けたらどうかと思います

(事務局)中心市街地で環境の学習拠点というようなものは整備していきたいと考えており、具体的にどのようにできるかを検討している状況です。中心市街地に環境の学習拠点ができれば、アクトビレッジおのや常盤ミュージアム等と連携を取ながら、環境の見える化を進めていきたいと考えています。

(会長) 他、何かあるでしょうか。

(委員) 55ページ4の不法投棄について、不法投棄の対策として関係機関と連携して、監視パトロールや指導を行っていきますとなっていますが、現在、保健所を通じて行っている不定期なパトロールを、もう少し人員を増やして強化するという意味でしょうか。

(事務局)不法投棄については、今環境保全センター業務課に2人程嘱託で、基本的に月・水・金配置をして、定期的なコースあるいは市民・保健所からの通報があった現地に行き、当然悪質な物は警察に届けています。それから地権者等とどういった対応が良いのか相談に乗っています。したがって、人員の増減ではなくて、今後ともそういった不法投棄について、きちんとした対応をしていきたいという趣旨です。

(委員) 対応は業務課でやるのでしょうが、やはり早期発見にはパトロールの回数を増やす等、そういう事をやらなければならないと思います。

(事務局)特にこういった所のこういったコースが問題があるというのがあれば、業務課に言っていただければ、パトロールの経路に入れるなり致します。

(委員) パトロールは、だいたいどの位の時間にされているのですか。

(事務局)8時半から17時までで、コースにもよりますが、主だった所は海岸線の幹線道路ではなく、山間部等です。そういった所や当然市民の方からの通報のあった所を重点的にやっています。「この辺にもある」というのがあれば、言っていただければ、こちらがその都度実際に行ってみるという事は可能です。

(委員) そういうことは、一応捨てるのを待って、それを見つけるという状態ですね。捨てる前に捕まえるというあれはできないのですね。不法投棄が非常に多いのは、だいたい夜中なんですよ。

(事務局)夜中はちょっと難しいです。

(委員) 不法投棄について、もう少し力を入れた警戒をすると重点目標に書いたのなら、具体的にどういう風にやるのですか。山陽小野田市では、軽四にのぼりを立てて「不法投棄を止めましょう」というデモをやったようですが、宇部市はどうかと聞かれ、費用や時間的なものもあるからやっていないと答えたら、それでは重点目標として掲げただけかと厳しい指摘をいただきました。早期発見というのは、現場を押さえなければどうにもならないので、パトロールの回数を増やしたとして、確率的にちょうど現場に行き当るとは限りません。もう少し何かないかと我々もちょっと苦慮している訳です。このような書き方しかないですかね。他にPRの方法がないか考えて欲しいし、パトロールの時間が8時半から17時では早期発見は無理でしょうね。

(委員) 余談ですが、私達の所にも毎月不法投棄があったので、私は車の中で見張り、10時半頃捨てにきたのを捕まえました。それ以降はそこに捨てにきていません。これもほとんどは夜中の仕事ですよね。昼間のパトロールはほとんど皆さんの目が行き届いているから、せっかくご苦労いただいておるけど、あまり効果ないことです。一応これは課題として質問を終わります。

(委員) 56ページ3Rの普及啓発について書いてありますが、今年度から、ここにある施設見学の助成金がカットされました。バスで施設見学に来ると5万円かかるんです。今年は一応市からの助成金分は環衛連で持つことになりましたが、今ここに書かれている事と今年取られた予算が、ちょっと逆行していると思うのですが、その辺どうですか。市長命令ですか。ここ(環境保全センター)に連れて来ればリサイクルをこういう風な方法でやっているというのが目に見えることが良いですね。エコフェアの場合だとそれが参加者に見えるかどうか。

(会長) 今のご意見でいうその助成金の件は私もきちんと知りませんでした。先ほどご指摘にもあったエコフェアと以前のリサイクルフェアとの関連ということで「実際に来られる方に関してはちゃんと対応します」とのことですが、積極的に受け入れるという姿勢に少し足らないのではないかというご指摘に聞こえたのですが、何らかの対策が取れるものでしょうか。もちろん、そのエコフェアをやる以上、双方ともいう訳にはいかないと分かっているのですが、ただ、実際にごみの減量化とリサイクルの実態がどんな風になっているかというのは、確かに現場でないとなかなか見えにくい所があると思います。ここが予算を握っている訳ではないので、今年で無理なら来年度、あるいは皆さんが同意していただけるなら審議会からの要請という形でも、それに対して何らかの対策あるいは、市に対して環境保全センターでという対策というのも、何らかの形で取っていただけないかという事についてはいかがでしょうか。

(委員) 今、リサイクル等をここの設備を見学して啓発すると書いてありますからね。関連して、今施設見学のために我々が各校区別に市民を募ってここに連れてきています。

(部長) 本日の議題の2番目は一般廃棄物処理基本計画についてをご説明させていただくという事で進めています。今の環境基本計画については、今後計画策定するに当たって上位計画としてこういうものがありますというもうでき上がってしまっている計画であります。その内容をご参考にという事でお示ししておりますので、この環境基本計画についてご意見を述べていただいても、ちょっとお答えし難いし、またいかがなものかなという気が致します。ご要望としてはこちらも色々検討していきますが、回答というのは、なかなか厳しい部分があります。

(会長) 資料5については、これは策定が終わっているものであって、これに関しては、あくまでもこれを参考にしながらということでしょうか。

(部長) この環境基本計画をもとに今後一般廃棄物処理基本計画を進めていく訳で、参考という形でお示ししていますので、そういう形でご議論いただければと思います。

(会長) 申し訳ありません。少し議論の方向がずれてしまったかにご指摘をいただきましたので、戻したいと思います。

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