彫刻のまち宇部の歴史
野外彫刻展の歴史
はじまりは小さな一体のレプリカから
宇部市と彫刻

はじまりは一体のレプリカから
宇部市の彫刻の歴史は、戦後の復興の中でまちの美化と心の豊かさを求める市民運動から始まりました。
宇部市は太平洋戦争末期に複数回にわたる空襲をうけ、市街地が広範囲にわたって焼失しました。戦後は石炭産業を中心として復興が進みましたが、同時に市民は煤塵による環境汚染に悩まされることになりました。この環境を改善し、人の心にもうるおいをもたらそうという市民運動が起こり、まちを緑で飾ろうという活動が始まりました。
1958年、宇部市は緑化運動のために集められた基金の余剰金を元に、一体の彫刻を購入しました。それがファルコネの「ゆあみする女」の複製品でした。
「ゆあみする女」は市の玄関口である宇部新川駅(当時の名称は宇部駅)前の噴水に設置され、子どもたちがそこに集まってスケッチをするようになりました。
その姿をきっかけとして、子どもたちに本物の彫刻を見せよう、そして若手の彫刻家を育て、美術界に寄与しようという機運が高まりました。
そうして産・官・学・民の協力により開催されたのが1961年の第1回宇部市野外彫刻展でした。
UBE現代日本彫刻展の歴史
過去の彫刻展については、宇部市野外彫刻展公式サイトをご覧下さい。
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