第35回宇部市廃棄物減量等推進審議会議事録

ウェブ番号1002161  更新日 2021年2月10日

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日時・出欠・次第

  • 日時 平成18年7月7日(金曜日) 14時から16時10分まで
  • 場所 宇部市環境保全センター ごみ処理施設 3階 研修室
  • 出席者
    • (委員)17人
      城田久岳 小川善徳 西村晨司 岡田茂夫 篠原礼子 伊藤富美子 赤川和恵 藏重康子 村上恵子 村上ひとみ 羽根孝子 徳広健司 美澄武 翁林武雄 益田一広 栗原和実 中村朋子
    • (事務局)
      山下部長 泙次長 師井課長 今川課長 吉松課長 長岡補佐 大島補佐 室本補佐 中野補佐 植野係長 中村
  • 欠席者
    (委員)3人
  • 次第
    1. 辞令交付
    2. 環境部長あいさつ
    3. 宇部市廃棄物減量等推進審議会会長あいさつ
    4. 議題
      報告事項
      1. 平成17年度ごみ処理状況等について
      2. 家庭ごみの出し方の一部変更について
      3. 宇部市一般廃棄物処理基本計画策定について

議事録

(副会長)それでは、議長として議題を進めていきたいと思いますが、事務局の方で代わっている方はおられないでしょうか。全員の方のお名前と所属をお願いできますでしょうか。
[事務局自己紹介]
(副会長)ご協力ありがとうございます。本日は報告事項として3件ございます。それから、その他として事業所表彰制度について伺っております。その他が終わりましたら皆さんからのご意見を伺いたいと思います。お手元に配られていますファクス送付状というのは、今日私が酒井会長から頂いた物です。その資料を後でご一読いただきまして、そして資料に基づいて意見交換、あるいは審議すべきものが出ましたら審議を進めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。それでは報告事項の第1項、平成17年度ごみ処理状況等について、ごみ減量推進課の方で説明をお願いいたします。説明の後に委員の皆さんから意見や質問等伺いたいと思います。
[事務局説明] 資料1~資料4に沿って平成17年度ごみ処理状況について説明。
(副会長)ありがとうございました。突然細かい数字が出てきても分からないので、事前に各委員の方に送付するようにしていただけないかという事を事務局に申し入れております。次回からは事前に資料がお手元に届くと思います。今回は大変申し訳ございませんが、今見ていただいた資料をもとに各委員の皆様から意見、質問等をお受けしたいと思います。
(委員)3ページ目の拠点回収の事でお尋ねしたいのですが、最初の計画では3箇所設置するという案があったのではないかと思います。その後の経過が分かりましたらお願いします。
(事務局)資源ごみ拠点回収施設は、マナーに訴える部分が非常に多い施設です。24時間いつでも持込ができ、誰も人がいませんので格好の不法投棄の場所になっております。当初はそこまで想定しておりませんでしたが、現状では職員が毎日、多い日には1日がかりで不適物を回収して保全センターに持って帰っております。最低でも1人の職員が半日出ているため、最近デスクワークに支障が出ている状況にあります。これについては一つの仕事と認識して職員が作業をしております。ただ3箇所目という事になると、以前に適当な場所があるかという事で色々当たってみました。公共の場所で、資源デポとしてふさわしい場所という事で当たっていましたが、そういう場所は見当たりませんでした。それとマナーが結構悪いことで、3箇所目につきましては断念したというわけではありませんが、3箇所目を考える前に色々と解決しなければいけない問題がまだありますので、現状では3箇所目を具体的に考え始めたという状況には至っておりません。
(委員)分かりました。
(副会長)今の質問ですが、利用者は増えているのですよね。3箇所目を設置して欲しいという市民の意見というのは事務局には来ているのでしょうか。
(事務局)当初は、月に1回のごみを捨てる機会を逃した方や恒常的に出せない方のための施設でありました。そういう方には非常に良い施設のはずなのですが、それに便乗して、ごみの分別にルーズな、ステーションに出せないようなもので、なおかつ事業所系のごみ、特にダンボールが多く出ております。確かに数が増えるほどありがたい施設というのは明らかなのですが、ただこれを乱発することによって本来宇部市に定着しているごみの分別、減量化の施策等も含め、こういう事に色々ご心配になって手伝っておられる環衛連をはじめごみ減量等推進員さんの苦労が水の泡になる可能性もあろうかと思います。最初に戻りますが、そういう要望があるかどうかという質問ですが、特には事務局に3箇所目をという要望は入っておりません。以前、一度楠地区に資源デポをという議会の質問がありましたが、これは楠地区については今のところ作る予定はありませんと答弁をいたしまして、その後議員さんからの質問もなくなりました。
(副会長)分かりました。ただ、今ある2箇所は継続するわけでして、それに一人張り付いていくという大変な苦労をされているわけですので、マナーの問題は難しいと思いますが今後とも他の市町村の例など調べながらいい案を出していただきたいと思います。
(事務局)他市の状況について、隣の山陽小野田市さんが全国に先駆けて資源デポを作られました。私も現場を見に行きました。3月、6月の議会で議員さんから質問があり、かなり乱れた状態の資源デポをどうにかならないかという内容であったかと思います。あちらの施設で出せるものは9種類か10種類で、宇部市の倍の種類が出せますし、場所が市民館と体育館の間の死角になる所で、不法投棄しやすい場所です。ごみ捨て場という性格上、なかなか街中に置くわけにはいきませんが、かと言って死角になる所に置くとこのような状況になります。山陽小野田市さんについては、同じように苦慮しておられまして、移設等も含めて対応したいというやり取りであったと思います。
(副会長)他に何か質問等ございませんでしょうか。
(委員)資源回収施設で、すごくマナーが悪いという事ですが、まず職員が半日一日もかけて不適物を分別しているというのはすごく無駄なことだと思います。今後そういう不適物がなくなるような対策というのを考えられているのかどうか教えていただきたいと思います。
(事務局)これにつきましては、3箇所目の設置に向けて研究してはおりますが、極論を言いますと、24時間開いているわけですから24時間人をつければ解決します。もう一つは、本当にごみの捨て場にいいかということは別問題として、場所を人の目に触れる場所にする、これ以外にはないと思います。これをやるという事は実際には非常に難しく、それならばと、細々というわけではありませんが、もったいないですけれども職員が分別しています。過去に私ども職員が夜に何日かペアで啓発指導したこともありますが、これは全然効果がありません。そういう不適物を捨てに来た人は、人の姿が見えると避けて通り、人がいるかいないかを確かめて捨てに行っているようです。24時間開けていることがこの施設のメリットでしょうし、これを制限するとなると施設の本来の意味合いがなくなるのではないかと思います。いろいろと難しい問題がありますので、皆さん方から良い知恵があれば是非教えてください。防犯カメラなどいろいろ考えますが、防犯カメラを管理するにはこれに人が張り付いて調査、特定する手間がかかりますし、捕まえて指導するにしても徹底してやらないといけません。色々と考えてはいますがこれといった良い案がないのが現状でございます。
(副会長)これは難しい問題点が色々あると思いますけれども、他の報告事項もありますので、今の平成17年度ごみ処理状況につきましては一旦切り、最後に質問があれば受けたいと思います。では第2項の家庭ごみの出し方の一部変更について、これもごみ減量推進課でご説明いただきたいと思います。
[事務局説明] 資料5に沿って家庭ごみの出し方の一部変更について説明。
(副会長)ありがとうございます。それでは質問、意見等お伺いしたいと思います。
(委員)びんについて、化粧品と油物も今回びん・缶の分類に出せるという事ですが、それはびんとしてリサイクルされるという意味でしょうか。
(事務局)びん・缶ということで一緒に持ってきていただいて、同じように処理ルートに流れていきまして、油のびんでも資源として回収できるものにつきましては資源として回収しますし、化粧品のびんとしてリサイクルできないものにつきましては不燃ごみとして処理されることになります。ですからそちらの方は資源として回収されないという事です。
(委員)油のびんは資源になるけれども、化粧品のびんはリサイクルされないということですか。
(事務局)実は油のびんと化粧品のびんは基本的には資源ごみとして扱いません。ただ、それをごみに出していただく段階で燃やせないごみとして分けていただいていたものを、リサイクルプラザで処理をしていますけれども、その処理過程で除去してもそれで十分なほどの量しかない、またそれが可能であるという見通しが立ちましたのでこういうことになっております。ですから基本的にはやはり燃やせないごみであるというご認識をしていただきたいと思います。
(委員)以前、びんを色ごとに分けて、透明のびんや緑色のびんや茶色のびんに分けて、それぞれがカレットになると聞いたことがあるのですが、宇部市ではそういう分類はしていないのですか。
(事務局)宇部市では、収集の段階で皆さんに分けていただくという事はしておりませんが、リサイクルプラザで処理する過程でそういう分け方をしております。
(委員)それはベルトコンベアに乗ってきて人が分けるのですか。
(事務局)はい。
(委員)それから、蛍光灯などは水銀が入っていてきちんと分別するべきだと聞いたことがあるのですが、電気店等で回収する実験もされていると思いますが、その状況はどうでしょうか。
(事務局)店舗での回収状況は、私どもでは把握しておりません。市の方で回収するときには、蛍光灯は分けて処理施設に持ってきていただきまして、蛍光灯を処理する機械で処理します。そして電池も分けて回収しておりまして、適正に資源化しております。
(委員)蛍光灯は割れないように運んでいくのですか。
(事務局)処理施設に持ってきていただくものは、私どもの方で蛍光管の処理機がございますので、それで処理します。収集は燃やせないごみとして収集しております。
(委員)燃やせないごみとして収集するという事はパッカー車に送り込まれてしまって、割れてしまうという事ですね。
(事務局)そういうことです。
(委員)蛍光灯に含まれる水銀の量やその害についてはどういう状況でしょうか。
(事務局))把握しておりません。
(委員)将来変える予定はないのでしょうか。蛍光灯については、基本的にごみ回収に出さないで、どうするのが良いでしょうか。
(事務局)持ち込んでいただくのが一番いいかと思います。
(委員)持ち込んでというのは、リサイクルプラザに持っていくという事でしょうか。
(事務局)蛍光灯を別に分けて収集することは収集コストがたくさんかかるので、基本的に持ち込んでいただくのがベターだと思います。ただ、それを市として持ち込まない限り収集しないということをお願いするのは、私は現在の所早計だと思います。
(委員)ここに持ってくるという事になると、車を使ってCO2も出るし、あまり効果的なことではないですよね。
(副会長)危険ごみの取扱いは難しい問題で、最近はプリンターのインクやトナーは販売店で回収していますね。本当は蛍光灯も電気店の方で回収できれば利用者もすごく便利で、切れたら持っていってそして替わりを買ってくればいいわけですよね。そういう仕組みも具体化していけばいいなと聞いておりました。何か他に質問等ございますか。それでは報告事項の後にまた質問やご意見を伺いたいと思います。次に、第3項の宇部市一般廃棄物処理基本計画作成について、これもごみ減量推進課の方で説明をお願いします。
[事務局説明] 資料6に沿って、宇部市一般廃棄物処理基本計画について説明。
(副会長)ありがとうございます。それでは意見等お伺いしたいと思います。といっても分厚いのでなかなか難しいと思います。これは平成7年に計画を立ててちょうど10年目という事で中間計画ですね。これで基本計画は最後になるのでしょうか。
(事務局)基本計画の目標年次は平成27年度に設定しております。基本的には一般廃棄物処理基本計画は5年ごとに見直しをすると廃棄物処理法に規定されておりまして、この度の見直しも5年経過したという事で行っておりまして、今後5年を目安に見直しも出てくると思います。
(副会長)次回は平成22年という事ですね。前回この審議会の中で減量目標を審議したわけですが、そのことに基づいて計画を立てられているということですね。その時に生ごみについていろいろあったと思います。生ごみを堆肥化するという話があったと思いますが、計画の中にはそういったことも入っていますか。
(事務局)計画書の74ページから主な再資源化施策という形で、生ごみの資源化の方策やスラグの有効利用など、27年度目標に向かって今後考えられる目標、施策を掲げております。現在本市では当審議会で指定袋の導入、現在の分別システムをはじめ、事業系のエコショップ協力店などの事業所対策の施策を審議して施策を決定していただきました。基本計画の評価としては、おおむねリサイクルや減量化に関わるシステムは他市に比べてある程度先進的に構築されてきているということで、今後は3Rを中心とした意識啓発や意識啓蒙というような、今のシステムを生かせる啓発事業を中心にということで様々な項目を掲げております。生ごみについても水切りの奨励、現在本市でも様々な出前講座等機会があるごとに水切りを訴えてきておりますけれども、そういった水切りの取り組みなど、生ごみについても項目を掲げております。
(副会長)ありがとうございました。他に意見等ございますでしょうか。
平成27年に向けての1人1日当たりの燃やせるごみの量の目標が、平成16年度の値で、今その値を達成しているのでそれを続けるとありましたが、目標を達成したからもういいということではなくて、今達成しているのであれば更に先へ先へと少しずつでも減らしていけないかという考え方はないでしょうか。それが3Rを推進したり、無駄な物を買わなかったり、リユースを促進するという動機付けになると思います。
(事務局)リユースにつきましては可燃ごみ系よりも不燃ごみ系だと思いますけれども、生ごみを中心とした燃やせるごみにつきましては、これ以前の目標で当時相当高いハードルを掲げておりました。前計画の中で、透明度を持った指定袋を導入したことによって、環衛連をはじめ自治会の方の大変なご尽力で大幅に減量効果が得られました。これ以上の目標というよりは、今の指定袋の効果によってほぼ可能な限りの分別が徹底しております。指定袋の導入前には2割程度の未分別ごみ、不燃ごみ、危険ごみが入っておりましたが、指定袋導入の平成14年11月以降はそれらが解消され、分別が促進されて10%を超える2桁の減量効果が維持されております。しかしながら、直近のデータを見ていただきますと分かりますように、この減量効果の維持というのは非常に難しいものがありまして、特に市民の皆さん一人一人の意識がかなり高いレベルで継続するという事が必要条件かと思います。直近の原単位のデータを見ますと、若干一人当たりの量が増えてきております。これは指定袋の効果が帳消しになったということではありませんが、維持をするというのが非常に難しいという事で、また目標値は、一つは市の処理施設の安定的な処理を目標にしておりまして、これをある程度維持するという事と、更なる目標値というのは相当市民の方の負担を伴います。そういう意味でトータルで検討いたしまして、今相当高いレベルで得られている減量効果をなるべく維持するという事と、先程委員さんが言われましたように、リユースについて、燃やせないごみについてはまだまだ使えるものは必要な人に使っていただく、あるいは中古市場を使ったりフリーマーケットなど色々取り組みがあると思いますがそういったシステムをどんどん進めていって、リサイクルよりも優先されるリユース、更に優先されるリデュースといった施策をこの計画の中では盛り込んでおります。
(委員)ずっと住んでおられる方にとっては、黒い袋に入れて出せたものが指定袋になって、分け方をきちんとしないといけなくなったり、袋を買わないといけなくなったので減らすように努力をしたということは分かるのですが、4年5年も経ってくると指定袋になってから転入されてきた市民の方も大勢いらっしゃいます。そういう人達にとってはそれが当たり前の生活で、あるいは既に指定袋や有料化されている地域から来られた人にとっては、指定袋で出すというごみの出し方は当然と思う方もいるわけですよね。その人達にとって、今減量されているからこれでいいですよとか、今のスタイルで出してください、このままを保ってくださいねというのはちょっと消極的はでないかなと思います。
(事務局)目標値はあくまでもこの数字ですが、今委員さんがおっしゃったように、この計画全般にわたって、まず発生抑制を優先的に進めると謳っておりますし、5年後には目標値を更に上げられるような形で、現在も発生抑制に力を入れおります。最近環境省も力を入れております、ケニアの環境副大臣のワンガリ・マータイさんが国際共通語としようとされている日本語の「もったいない」ですが、次号のごみダイエットの1面にももったいないの精神でごみ減量しましょうと言う形で訴えさせていただくようにしております。数字は委員さんがおっしゃるように目標を到達したからということになっておりますが、現状維持というのは直近の数字を見ましてもなかなか困難なところもありますので、これは最低の目標として捉えながら更なる発生抑制を進めていきたいと考えております。
(副会長)ありがとうございます。目標値については前々回の審議会の中で認めたもので、その際にも色々な意見が出ました。目標値の性格には、業務上の計画も入ってくるということですので、基本的にはもっと厳しいハードルを課するべきではないかと思いますが、この計画書においてはこの目標でスタートしているという状況ではないかと思います。次回の見直しのときに目標値の設定の仕方について議論を深めていければと思っております。他にご意見等ございますでしょうか。
(委員)生ごみについてですが、月曜日に生ごみだけ出せるという時に、大きな袋でたくさん出す方に聞いたのですが、中は紙おむつということでした。赤ちゃんがいなくてもお年寄りや、この頃はペットも結構あります。赤ちゃんやお年寄りがいなくても、家に年を取ったペットがいるという事です。これは本当に大変な問題だと思います。生ごみについて、私が1年ぐらいやっている水切り用のくずかごを持ってきました。網目のかごに新聞を敷き、野菜ごみを入れます。そうすると毛細管で新聞が水を吸って、穴から乾きまして、真夏に2日3日置いても全く臭いません。以前は野菜ごみを端からビニール袋に入れて捨てていましたが、野菜は空気を遮断すると腐りますので、開けるとにおいがしました。よく生ごみの袋の中に水がたまっていて、あれは収集なさる方も不愉快だと思いますし、このようにすると水気を吸うだけでなく、かごの隙間から乾きます。水気が飛んでしかも臭わないので、出前講座でこういう事を言って頂きたいなと思いました。そういうことで重量も減ってくると思います。
(事務局)ありがとうございます。今後出前講座の機会にぜひご紹介させていただきたいと思いますし、我々も出前講座で、色々皆さんから教えていただいたアイデアを紹介させていただいております。以前環衛連の機関紙にも紹介させていただきましたが、今おっしゃったような方法や、例えばボウルとざるを二重にして水を切って生ごみだけを入れたり、三角コーナーを常に水に浸かる位置に置かないことや、生ごみを置く場所を一段高い所に置くなど、皆さんから頂いたアイデアはできる限り紹介させていただいております。今おっしゃったものは、今後あらゆる機会でご紹介させていただきたいと思います。
(副会長)是非よろしくお願いいたします。まだいろいろご意見あると思いますが、議題を進めてから自由な討議に移っていきたいと思います。次にその他ですけれども、事務局で用意されていることがございますか。
(事務局)事務局の方で用意しているのが2点ほどあります。まず1点目が宇部市ごみ減量等優良事業所の表彰制度があり、今年度の被表彰事業所を選考する必要があります。選考の要領によりますと、審査会を設置した中で選考するとなっております。会長が環境部長、副会長が環境保全センター担当の環境部次長、委員につきましては、もう一人の環境部の次長、ごみ減量推進課長、そしてこの審議会から3人の委員をもって充てるとなっております。従いまして、3人の方を選出していただきたいと思います。いかがいたしましょうか。
(副会長)この表彰はずっと続いております。こういう選考にかかわってみたいと思われる方はいらっしゃいますでしょうか。事務局の方で何か提案はありますか。
(事務局)事務局の方も誰がと申し上げにくいのですが、前回の委員さんを引き受けていただきました、岡田さん、赤川さん、原田さん、この3人の方がもしよろしければ今年度も是非受けていただきたいなと考えております。
(副会長)岡田さんと赤川さんと原田さんですね。
(事務局)今日原田さんが欠席なので、それ以外の方からお一人出して頂く方がいいかなと思います。
(委員)私は2年続けてやりましたので、できれば違う方の意見も出された方がいいと思いますので、藏重さんを推薦いたします。
(副会長)藏重さん、いかがでしょうか。推薦がありましたが、引き受けていただけますでしょうか。
(委員)お引き受けします。
(副会長)どうもありがとうございます。ご苦労をおかけしますがよろしくお願いいたします。
(委員)今委員さんから、私は2年やったからという事で、私も2年やってあまり発言もしなくて、表彰対象を選んだのではなかろうかと思いますので、どなたか視点の違う方面からの方がこの選考委員会に出ていただいたらと思います。誰にというのは副会長さんに一任します。
(副会長)そうですね、事務局の方で何か提案がございますか。
(事務局)私の方で個人的にこの方というのも語弊があるかと思いますので、自治会連合会からお二人出ておられますので、どちらかお一人に出ていただくといいのではないかと思います。
(副会長)西村さんいかがでしょうか。引き受けていただけないでしょうか。
(委員)どういう方向でやるのか分からないのですが、引き受けましょう。
(副会長)当然のことですが、初めてですので、その点については事務局の方で十分な説明をお願いします。よろしいでしょうか。
(事務局)承知いたしました。
(副会長)それからあと1名ですね。今の形で行くと公募の方と自治会連合会の方が出ておられますので、その他の所属の中からもう1人お願いしたいと思うのですが、何かございますか。
(委員)栗原さんがいいと思います。
(副会長)今ご推薦がありましたが、栗原さんよろしいでしょうか。
(委員)分かりました。
(副会長)お願いいたします。赤川さん、それから岡田さんこれまでご苦労でございました。どうもお疲れ様でした。それから藏重委員、西村委員、栗原委員、よろしくお願いいたします。事務局の方もよろしくお願いいたします。
(事務局)それでは、西村さん、蔵重さん、栗原さん、一応予定としましては8月の終わりか9月の初め頃になろうかと思いますが、ご案内を申し上げて、当日しっかり説明させていただいて、選考していただくようになろうと思います。それではもう1点引き続きまして説明させていただきます。説明と申しますか、前回の審議会で色々皆様にご質問を受けましたが、資料を当日持ち合わせていない関係でお答えできなかった点が何点かございますので、今日まとめてお答えしたいと思います。
前回の審議会で、収集日が祝日と重なった場合の対応についてのご意見があったと思います。この点につきまして、他市の状況を調査いたしました。13市中、祝日も平常どおり収集するという市が5市ございました。防府市、美祢市、萩市、下関市、そして宇部市の5市です。祝日は収集しないという中で、山口市、下松市、光市につきましては、週のうち2回とも重なった場合は1回は収集するという事です。長門市につきましては、振替休日および体育の日、成人の日、海の日、敬老の日は収集するという事です。他市につきまして、山陽小野田市、柳井市、岩国市、周南市は収集しないという事です。なお、宇部市と山陽小野田市は可燃ごみを週3回収集しておりますが、他11市につきましては週2回収集となっております。前回ゴールデンウィークの話がございましたが、今年の例を挙げますと、5月1日が月曜日、2日が火曜日、3・4・5日が水・木・金というカレンダーになっていました。この例ですと5月1日の月曜日に燃やせるごみを収集し、祝日を休むと次は5月8日の月曜日が収集日になります。こういう事例があるという問題点もございます。重複しますけれども、月曜日の祝日が多くなっております。体育の日、成人の日、海の日、敬老の日、そして振替休日とありますので、この場合は、金曜日の次は水曜日になります。それとプラ容器と同一のステーションでは、排出者への徹底ができない限り、月・水・金の燃やせるごみが出されてプラ容器の収集の邪魔になる場合など、排出に支障をきたすこともあるのではないかという問題もあります。もう一点、超過勤務手当がかなり出ているのではないかというお話がございました。これを調べてみましたら、昨年平成17年度では、年間で1640万円前後出ております。
(副会長)ありがとうございます。前回の審議会の意見をふまえて報告を頂きましたが、この件に関してご意見、質問等伺いたいと思います。
(委員)今のような具体的な報告はメモしてもなかなか不正確なので、紙にして配っていただけたほうが今後の参考になり、ありがたいと思います。そういう現状であることを考えながら、休日の回収をどうしたらよいかということは、今日解決したり、今日回答を頂いたのでこれでおしまいということでもないと思うので、資料を出していただきたいと思います。
(事務局)分かりました。
(副会長)それでは、事務局が提案している報告内容は以上でよろしいでしょうか。それでは村上委員から配られた資料(資料7)についてよろしいでしょうか。
(委員)山口大学の生活協同組合がありまして、工学部店と学生の環境サークルエコファイターズで協議しまして、昨年来学生からデザインを募集して環境にやさしいエコバッグの開発作成を行い、バッグを研究室に配ったり店で販売を行っておりました。この4月には山口市のキャンパスから宇部市のキャンパスに移行してくる2年生にエコバッグを500枚ほど配布しました。日常生協等で使ってもらえばと思って配った次第です。しかし、生協のお店でエコバッグを持ち歩く2年生もなかなか目立たず、レジ袋があまり減っていないという状況があり、生協とエコファイターズが相談しまして、レジ袋をやはり有料化したらよいのではないかという事を考えました。現在、店舗の掲示板にポスターを貼っています。そしてレジ袋の有料化に賛成か反対か、その意見はどうかというアンケートを募集しました。6月半ばで回答が97票あって、賛成が33票、反対が54票でした。若干反対のほうが多い状況です。賛成意見、反対意見は資料のとおりです。それで、意見交換会を開いて、反対の学生にも賛成の学生にも自由に意見を交わして、どうしたらいいか、どうしたらレジ袋を減らせるかという事を協議しようとしています。7月5日に企画しましたが、エコファイターズ以外なかなか来ないので、また別の方法で意見を募ろうということで準備している状況です。10円がちょっと高いというきらいが確かにあり、原価に比べれば随分高いので、結局は5円くらいになるかもしれませんが、有料化を実施できそうな勢いです。反対の学生はこのように票ではたくさんありますが、周りの4年生や研究室の学生等に聞きますと、うちはうるさく言われているせいかもしれませんが、レジ袋10円も取るぐらいだったら貰わなくてもいいという事で、生協の場合、パンを1つ買う、お弁当を1つ買う、鉛筆を1本買うという買い物が多いものですから、10円取られるなら貰わなくてもいい、今でも貰わなくてもいいけれども黙っていると袋に入ってくるので貰っているという答えがあります。他大学の例を見ますと、レジ袋の有料化を千葉大学の生活協同組合と、先日三重大学の生活協同組合で実験しているそうです。千葉大学はその後相談して、有料化を実行しているかもしれません。千葉大学や千葉商科大学というのは環境活動で非常に有名な所なので、率先して新しいことをやるということです。山口大学も、大学というのは学生に対して環境の意識を持ってもらい、そういう学生が社会に出ていっていろんな仕事に就いたり地域社会で活動したりするので、市民社会よりも先んじてこういう事が実験できるのは大学の役割かなと思って進めております。
(副会長)ご説明いただきました。最近レジ袋も有料化、税金という議論が出ておりますね。韓国では既に有料化しているという事で日本もという話もある中で、大学が率先して行っているという事例を紹介していただきました。ごみ減量ということは出口対策だけではなく入口対策というのが非常に重要だと思っております。そういったことで、皆さんの方で何か思っていること、意見等ございましたら伺いたいと思います。フジグランの徳広さんいかがでしょうか。あるいはそういった商店の方に対策として今やっていることとかご紹介いただければと思います。
(委員)量販店の団体で日本チェーンストア協会というのがありますが、そちらの方でかなり前から有料化という事についての議論はされておりました。どこのお店かは分かりませんが、既に有料化されているお店が関東地区ではあるように聞いております。これは個人的な意見ですが、レジ袋は平均的に値段を計算しますと大小ありますが5円前後です。私どもがまず有料化するとしたら、その辺になると思いますし、これも個人的な意見ですが、今回の法改正で有料化になれば有料化でいいかなと、私どもの方は有料化ができる体制というか気持ちでおります。こういう我々の業界の中で、自分の所だけというのがなかなかできず、業界ぐるみで全体がやるということになれば素直にできるわけで、レジ袋の1枚5円前後と言いましても企業にとってはかなり負担になっておりますので、これが有料化になるとその分商品も安くできるという事ですから、お客さんにとってもメリットが出てくることではないかなというように思っております。
(副会長)有料化して、それだけではなくて、レジ袋を返したら5円を返して、その集めた古いレジ袋を再生して社内で使うという事例もありますね。これについては、その仕組みを市民により分かりやすく、協力を呼びかけるというのが肝要かなと思います。そうした場合、1店舗だけでそれを行うのではなくて、市やこの審議会といった所から仕組みとか方法、メリットなどをぜひ市民に分かりやすく発信していけるような形で貢献していければと思っております。他にどなたかご意見ございませんでしょうか。
(委員)要望なのですが、ごみの出し方が変更になったことに関して、各ごみステーションに貼りたいと思いますので、ブリキ印刷のものができないでしょうかというお願いです。
(副会長)ポスターを各戸に配っておられますが、これをステーションに貼ったり市民の方が見えるところに、雨に濡れても大丈夫なような形でラミネートといった形でするとか、そういったことは考えておられますでしょうか。
(事務局)いわゆる市の負担で作ってくれというご質問でしょうか。
(委員)そういうことです。
(事務局)これは既に環衛連と話を事前にしてありますように、市の方は皆さん方ご存知のように大変厳しい状況の中で、これまでの負担はできませんよという事で話しておりますので、新たに作ることは、市としては考えておりません。ただ、この件につきましては環衛連の事務局に行ってお話させていただいた時に、今付けておられる看板を若干手直しして、上からペンキで塗るかスプレーで消すか工夫されればそのまま使える程度の見直しになっておりますので、その辺をお考えになられて、それか完璧に新しい物を作りたいという事でのご質問かと思ったのですが、いずれにいたしましても、市としての負担は考えておりません。
(委員)各自治会の単位で作ったら枚数が少ないから単価が高くなるわけです。市でまとめて作っていただいたら少しでも安くできるのではなかろうかと思います。減量減量と言ってみんなに言うばかりでは、私たちばかりならいいですが、お年寄りもいるから、ごみステーションに看板があれば、これはいけなかったなと帰られる方もいますので、もっとお年寄りに分かりやすくごみ減量を協力していただいたらと思って言いました。
(委員)今、看板をという事で質問がありました。今まであるものは環衛連が作って各自治会に購入してもらったという状況の看板です。このたびの分別が変わることに対して、どのようにするか環衛連としても検討しましたが、相当の金額になりますので、ちょっと検討期間を置くことになり、その間に、表の変更の対象となるところを塗りつぶすという程度でできるというように判断しまして、保留という形になっています。いずれはしなければならないかなとは思いますが、この分別排出の看板はご存知のように逐次良い方向に変わっていっておりますので、その辺がなかなか検討しなければならない状況です。環衛連としては、この取り組みについて現在の所そういう状況です。
(副会長)要するにお金がネックということですね。これをひとつに環衛連だけに任せるというと通常の運営ではできないでしょう。今回のように分別方法が変わった時に昔のままを載せているととんでもないことになりますので、そういう場合はやはり早目早目に話し合いを持って、予算化できるところを何とか予算化していくような形の市の協力がぜひ必要だと思います。今回環衛連さんにかなり苦労をおかけする形ということを初めて知りましたけれども、ぜひ正しい掲示をこれからもしていけるように、これは市とも連絡を取ってきちんとやって頂きたいと思います。審議会でも取り上げていきたいと思います。他に何かご意見等ありますでしょうか。それでは一応予定されたものは終わっていますが、全体を見渡して、最初から項目が報告事項が続いておりますが、意見を言いそびれたという方がいらっしゃいましたら、どんなご意見でも結構ですので発言していただければと思います。
(委員)薄い方の基本計画書の中の9ページに3Rというのが出ています。消費者の意識として、この3Rはとても大切なことだと思っています。循環型社会を実現しているドイツでは4Rを実践しているという事を聞きました。もうひとつのRがリフューズでしたでしょうか、「断る、止める」という意味のRで、3Rにもう1つ加えた4Rをやっているようです。先程レジ袋のことも話題に出ましたが、できるだけマイバッグを持っていって、レジ袋は要りませんと断る、シールにしてくださいと言う、それからたくさんごみが付随してくるような品物は買わないようにするという、そういう意味のリフューズも入れた4Rが大事なのではないかなと思います。近頃スーパーマーケットを見ておりますと、野菜や果物売り場でばら売りが以前よりは少しずつ増えてきたかなと思います。パックのものを買うと、2つぐらい欲しいのにたくさん入っていて、結局傷ませて無駄になってしまったり、トレーや包んでいるラップと、要らない物プラスごみまで買うような気がして、ばら売りという販売もなかなか難しいかもしれませんが、増えていってくれるといいなという願いを持っています。それから、レジ袋のアンケートの所に、まずは何も言わずに袋に入れるのを止めて欲しいというのがあるのですが、私も自分でマイバッグを持ってレジ袋はできる限り断っているのですが、ついぼんやりしていたり、お財布を見ている間に袋の中に入ってしまって、一回入れてもらったのにこの袋は要りませんと言うのがなかなか言えません。だからお店の方も買う方も、とにかくいらないものは出さない、ごみになるものは出さないという意識で、お店の方も小さな物だったら、シールでいいですかとか、包装は簡単でいいですかとそういうことを言ってくれるお店を利用していきたいし、そういうお店がどんどん増えていって欲しいなと思います。
(副会長)環境教育という立場で、小学校でも生徒に色々教えられていると思いますけれども、最近買い物袋をお持ちですかと結構聞かれるようになりましたね。昔はコープさんぐらいでしたが、最近は持っていないとなんとなく罪の意識にさいなまれてしまったり、家まで取りに帰るようなこともあります。他にもこの場で是非皆さんに聞いていただきたいという事がございますでしょうか。
お一人ずつご意見を伺いたいと思いますけれども、もう1つ今日お配りしたもの(資料8)、これは審議というわけではなく意見交換という形でお願いしたいと思いますが、審議会のあり方になるかと思います。これは会長からぜひこういう事を考えてほしいという要望です。これをご紹介して、皆さんの意見をお伺いしたいと思います。1番のメモと書いてあるものは、前会長の浮田先生が言われていたことです。それは各委員各人が意見を広報誌に出してみてはどうか、つまりこの審議会の活動内容あるいはそういったものを広く市民に伝えてはどうかという話だと思います。それから2番は、エコショップの存在も広報してはどうかという事です。3番は量的に大きい事業所のごみ減量・削減と書いていますが、まずは家庭系の削減徹底とエコショップの拡大の連携を図ってはどうかというこれは会長のご意見だろうと思います。それから2枚目は会長の考えで、ご提案です。これは家庭系生ごみについて、事業系生ごみについて、の2つに分けて書かれています。まず家庭系生ごみについては、1番は紙袋を導入してはどうかということです。具体的には松江市の事を書いておられます。2番は乾燥促進です。これは審議会でもたびたび出ましたが、生ごみに含まれる水分が問題であるという事で、何とかしようという事です。同じく事業系生ごみについても、同様な対策を取れないだろうかという事です。2番は生ごみの絶対量を減らすということで、外食から出る生ごみについての市民運動、食べ残しを減らす運動というような提案もあります。3番はエコショップについてです。3ページ目は埋立てごみの減量についてという事です。これは酒井会長から事務局の方に宛てた提案で、それに対する事務局の回答を期待しているところです。これについて、事務局の方で何かご意見等ありますでしょうか。
(事務局)1件ほどですが、生ごみの紙袋による収集のご提案についてファクスを頂いて、松江市が採用しておられると書いてありますので、早速松江市役所に確認しました。確認しましたら、紙袋につきましては、相当前に不都合があったために、もうやっておりませんということでした。不都合は何かと聞きましたら、紙袋は中が見えないので物凄く分別が悪くなったということ、それから危険物の混入もあるということです。宇部市で言いますと、プラ容器や紙容器など本来月・水・金の可燃物から分別していただくものが相当混入してくる、それから中が見えないことで危険物の混入があるということです。収集作業時の安全確保はもちろんですが、ごみステーションに市民の方が出されるときに、先に出された方の紙袋を動かそうとするときに中が見えないため、生ごみと一緒に入っている竹串や、あるいは悪質な方が割れたびんを入れられても気がつかないということになります。一般の方がステーションでごみ袋を動かすときにも危険が伴うということで、いろいろな理由から不都合なので止めましたということでした。いつ頃止められたか聞きましたら、3年以上は経っていますという事で、当時の方がおられないぐらい随分前に止めましたということです。現状を聞きましたら、収集袋は本市と同じように透明度のあるポリ袋ということでした。当審議会で、平成12年、13年と集中して家庭ごみ減量対策ということで色々と審議を頂いて、現在の指定袋制の導入を決定していただきました。その当時に出た意見として、黒い袋から指定袋になった最も大きな目的としては、分別の促進、危険物の混入防止というのがありまして、そういう経緯から当審議会で今の形態の指定袋を導入していただきました。また、後段に書かれております事業系ごみにも紙袋の採用とありますが、当審議会で平成16年度にご審議いただき、事業系ごみの分別徹底という観点から、市の焼却場に搬入していただく場合の袋の透明化を決定していただきました。従来は袋の指定をしておらず、黒い袋でも何でも受け入れておりました。家庭の指定袋が導入されて2年ぐらい経っていた段階で袋の指定をしておりませんでしたが、その当時未分別ごみが多かったことと、何より大変だったのは金属類の混入等がありまして、処理施設の破砕機を傷めるというようなこともありましたので、審議会で直接搬入ごみの透明化を決定していただいたという経緯があります。平成16年7月から直接搬入も透明袋化としております。そういった審議会の過去の経緯と松江市の状況をご報告しました。
(副会長)ありがとうございます。先程藏重委員の方からも生ごみの工夫という事が出ましたけれども、いろんなことを考えていかないと大変なことだろうなと思います。今後とも考えていきたいなと思います。それでは3枚目をご覧いただきたいと思います。これは私宛に審議会についてぜひこういうことを審議や考えて欲しいという事ですが、浮田前会長が言われたことも書かれています。一番下の申し上げたいことというところの、

  1. 審議会は報告事項の承認だけで終わっている。現在諮問事項がないから、ということ
  2. 協議内容は単に意見交換で意見が何に役立てられることはないこと、推進課のほうが忙しいということ
  3. 会議開催に先立ち予め議論するテーマを設定し、委員への案内に具体的な議題とその概要、方針等は知らせておき、実質的な議論になるようにする
  4. 会議での議論内容を各地域や事業者の団体に持ち帰り、議論内容がそのまま実践できる事柄であれば実際面に生かされるよう、また工夫や開発を必要とすることであれば進めていき次回披露することができる段階であれば、次回案内が来た時点で推進課にその旨連絡し、審議会で提案する
  5. 上のような手続きを積み重ねて有形無形の成果を残す
  6. このようにすれば推進課が報告内容の作成と審議会での質問への準備をしなければならないなど審議会は単に推進課の負担になっているだけの現状を改め、推進課の業務の手助けになるような形にすることが可能と考えられる

という、これは審議会の運営に対する提案だと思います。本来ならば酒井先生がこの場で皆さんにご意見を伺うのが筋かと思いますが、今日はあいにく具合が悪いという事で代わって皆さんにご提示した次第です。この審議会も現在の所年2回程度です。前回が12月で、今回が7月ですね。かなり開いております。また次となるとかなり開きます。それまでみなさんにお諮りするのを待つという猶予もないと思いますので、これに関して、審議会のあり方、あるいは事務局との関係のあり方でも自由なご意見で結構ですが、皆さんのご意見を伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。事務局の方のご意見もどうぞ結構です。何かございますか。
(委員)あまり良い意見もないのですが、せっかく来たから意見を言おうと思っています。それから大学でも学生と共に考えていることを少しでも紹介して市民の皆さんや行政の皆さんの意見や質問を聞いて持ち帰り、学生と相談して前に進んでいけたらと思うので、材料があったら持って来ようと思っています。それから、あまりデータに基づいたことは言えていないのですが、やはり質問するという事は議論の始めだし、より良い方向にもっとこうしたらどうだろうか、こんな考え方はないだろうかという事を提案することが大切だと思うので、あれがいけない、これがいけないという事を責めたり追及するという立場ではないのですが、この会議自体もっと建設的に意見が交わせる方がいいかなと思います。
(副会長)建設的に意見を言う場合は事前の準備と事後の対応という事が重要だと思います。だからここで出てきたことは、やはりそれぞれの所属に持ち帰ってそれなりにできること、また逆にそれぞれの所属からまた提案を出していき、事務局側にその対応をお願いするという事で、できれば年何回か開催していただきたいとは思うのですが、回数については事務局の方で何か意見はございますでしょうか。
(事務局)開催の頻度の件ですが、今のところ予算的な措置もありますので、今認められているのが年に2回、これがある意味限界です。ご存知のようにこの審議会の任期が2年ですので、任期が切れて新たに引き継ぐ場合の辞令交付のために1回増えて、年に2回と3回の年が繰り返しの、そのぐらいの予算措置しかできないのが現状です。ですから浮田先生も含めて酒井先生のそれぞれの思いの中で、ある一定のテーマについて皆さん方に腰をすえてしっかり審議してもらうということについては、この審議会の性格というか、これは条例に基づいて設置していますが、基本的には諮問機関でありまして、市長がある一定のテーマについて審議してください、そして答申をいただきたいという性格が非常に強い審議会です。これは第4期の審議会であったと思いますが、過去にごみ袋の指定制、それから有料化も含めた審議、諮問を市長の方から出し、そして審議会の方でいろいろ審議し、市民の声も含めて答申という形で結論を出していただきました。そのときにはある一定の期間集中的に審議してもらうという事で、会議は2年間に12~13回ぐらいあった記録があります。ですからある一定の諮問を市の方でお願いした場合は集中的に、これについては当初予定していなくても補正予算として要求しながら、これは財政当局の方にもそういうときには相談に乗るということで聞いております。ただ、現状を見たときには、特に諮問という形で皆さん方にご意見をいただきたいという大きな問題は幸いにしてなく、基本的にはごみの減量化、いわゆる週3可燃の推移を見る限りでは割と順調にいっております。小さいことを言えばいろいろ問題があるのは間違いないのですが、その中から1つのテーマを取り上げるとすれば、年2回のうち1回は、今日まさに前年度の成果や実績を報告するだけで1回分の会議が終わってしまいます。では次の会議でテーマをある程度絞るとすれば、2回目が1年先になります。その中で委員さんもそれぞれの団体の選出母体等で役員が代わったりでなかなか継続性のあるいい審議ができるかどうか疑問というところもあります。確かに酒井先生のおっしゃることも非常によく分かります。そして私ども事務局の置かれている現状も今簡単に説明した所があります。ですからそのことで逆に皆様方にいいアイデアや意見があれば教えていただきたいなということです。非常に消極的な話をしてしましましたが。
(副会長)状況がよく分かりました。ただ、単なる諮問機関であるという事では、フラストレーションがたまりますので、宇部市において、ごみの減量あるいはリサイクル、資源問題について真剣に話し合い、行政が提案できる機関というと、この審議会をおいて他にはないと思います。ですから、ある意味委員の方たちはそれなりの責任を持って参加されていると思います。今までも活発な議論をしておりますが、議論を具体的な形に持っていって、減量化を進めていくという1つの歯車になれればと思います。どうしたら運営をその方向に持っていけるだろうかという、今までが決して良くなかったというわけではないのですが、もっといい方法があるだろうと思います。回数については今ありましたけれども、規約を文面通りに解釈すれば、確か審議会は会長が招集するというようになっております。だから1つは、会長の方に、委員さんからこういう事を真剣に議論して欲しいという事を是非伝えていただけたらと思います。色々と困難なことがあろうかと思いますが、もう1つはメモの最初にありました、この審議会の存在をもっと市民にアピールするということがありますので、それに関連するならば、保全センターで作られているホームページにせめて議事録を公開する、それからホームページに各委員がどの方面を代表しているかということを載せていただく、それでもし意見が届くようなら、それを委員から会長のほうに提案していただくということも審議会側としては必要だろうと思います。それから最初にお願いしましたけれども、事務局側は大変忙しいかと思いますが、事前の打合せに重点を置いて、事前に各委員の方に審議内容などをきっちりとお知らせするという準備が非常に大事だろうと思います。まだいろんなことが皆さんご意見あると思いますけれども、何か今言っておきたいという事がございますでしょうか。
(委員)資源ごみの拠点回収施設の回収されるスパンを教えてもらえないでしょうか。
(事務局)拠点回収施設の回収は土曜日を除いて毎日行っております。
(委員)これは市の職員の方が回収をされていますか。
(事務局)業務課の職員が回収をしております。
(副会長)他に何かございますか。
(委員)半年に一度だと内容を忘れてしまうという事もあるので、使える範囲でeメールやメーリングリストを作っていただいて、それでちょっと気になったことを質問したり意見を述べたり提案を出したりできたらいいのではないかと思いのですが、難しいでしょうか。
(事務局)保全センターのホームページもしくは各課のアドレスというのは掲載していますが、今おっしゃったのは委員さん同士のメーリングリストかと思うのですが、皆さんがパソコンをお持ちであったり、アドレスをお持ちという事が前提になるかと思います。皆さんがということになりますが、副会長の方はいかがでしょうか。
(副会長)情報を瞬時に広く分かり合えるという事で、メールはすごく活用できます。今ちょっとメールは困るなという方はいらっしゃいますでしょうか。いらっしゃいますね。どうしましょう。
(委員)連絡が必須というわけではなくて、メールで届く範囲で、日常的なニュースの中で気がついたことや思いついたことを投稿できて、市の方と意見交換できたり委員さんと共有できたりすればと思います。これが審議会の業務の1つであって連絡が届かないと役割を果たせないという意味ではなく、補完する意味で情報共有できるのではないかと思います。
(事務局)正直申しまして、この審議会はそのような性格で設置されていると私は考えておりませんので、意見交換等については、個人的に行っていただければと思います。事務局としては特段そういうものを立ち上げたいと思いません。ただ、当然の事ながら保全センターやごみ減量推進課あるいはその他の課でも、委員さんとしてご意見があればどんどんホームページの方にご意見をいただければと考えていますのでよろしくお願いします。
(副会長)他に何か御意見、要望等ございますでしょうか。審議会について色々な提案があればぜひこれからも出していただきたいと思います。そのための手段としてメールというのも良いと思いますが、できる限りで連絡を取るようにしていただければと思います。次回の委員会の予定とはどのようになっているでしょうか。
(事務局)年に2回という制約もありますので、次回は1月の終わりか2月になろうかと思います。
(副会長)内容として予定されていることというのはありますでしょうか。
(事務局)継続的に皆さん方がこれをテーマにという材料があるとすれば、先程業務課長から回答いたしましたように、休日のごみの収集について、これが皆さんに了解いただけましたら、次回はこれについての資料を用意させてもらい、審議という事で、それ以外には特別考えておりません。
(副会長)分かりました。2年の任期は本当にあっという間ですね。来年の12月には次の方に渡さないといけないので、前審議会から受け継いだことについてもう一度皆さんにいろいろお考えを伺っていくことになろうかと思います。それで何らかの提案というか審議の中身を充実させていきたいと思います。最後に何かご意見等あればお聞きしたいと思いますが、ないようでしたらこれで会を閉めたいと思います。どうもご協力ありがとうございました。

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