第42回宇部市廃棄物減量等推進審議会議事録

ウェブ番号1002147  更新日 2021年2月10日

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日時・出欠・次第

  • 日時 平成22年2月26日(金曜日) 14時から15時10分まで
  • 場所 宇部市環境保全センター ごみ処理施設 3階 研修室
  • 出席者
    • (委員)15人
      今井剛 臼井恵次 下園敏男 岸本巖 大井克之 大野京子 竹中敏惠 村上ひとみ 千々松智恵 青木雅史 美澄武 田中康司 岩本輝行 吉野明子 和田惠実子
    • (事務局)
      井本部長 泙次長 福本次長 森課長 田中課長 野村補佐 小田補佐、大島補佐 師井補佐 中野補佐 片岡係長 木原 山本
  • 欠席者
    委員3人
  • 次第
    1. 「第八期審議会のまとめ」
    2. 辞令交付
    3. 環境部長あいさつ
    4. 会長、副会長の選出(互選により、会長に今井委員、副会長に臼井委員選出)
    5. 会長 副会長あいさつ
    6. 委員自己紹介
    7. 事務局紹介
    8. その他
  • 資料
    1. 平成21年度ごみ処理フロー図
    2. ごみ排出量・リサイクル率(平成20年度実績)
    3. 「月曜日・水曜日・金曜日の燃やせるごみ」収集量、原単位の推移
    4. 環境基本計画より抜粋資料「3Rと廃棄物の適正な処理の推進」

議事録

(会長)事務局として用意していただいている資料についてご説明お願いします。

(事務局)この資料は、昨年の第41回宇部市廃棄物減量等推進審議会において説明したものですが、今回新たに委員となられた方が9名いらっしゃいますので再度説明させていただきます。

[事務局説明]審議会資料 「資料1から4」について説明。

(会長)ありがとうございました。今の説明で何かご質問はありますか。

(委員)リサイクル率の統計に集団回収とありますが、その集団回収の中身の区分、例えば、新聞やアルミ缶等の区分はないのですか。

(事務局)集団回収の中身ということですが、古紙の新聞紙、雑誌、段ボール、びん、缶、ボロ布も含まれています。

(会長)個別の統計は取っており、その合計がこの集団回収の量ということですね。

(事務局)そういうことになります。

(委員)集団回収について、市がキロ5円の奨励金を出していますが、これを年度別か何か集計を一般市民に知らせると活動の幅が広がるのではないでしょうか。

(事務局)集団回収のデータの公表は、分かりやすいものを利用して宇部市のホームページに将来公表したいと考えています。

(会長)他何かありますか。

(部長)宇部市のごみの排出量一人一日当たり1,224グラムで全国統計と比較すると極めて高い数字となっています。平成14年度の指定袋導入前と導入後の現在までを比較すると確かに10%位の減量効果は継続していると言えるのですが、他の市町村等の全体で見ると決していい数字とは言えないことが分かりました。そこでごみの総排出量を減らさなければならないということ、ごみ全体を減らすことができれば収集に係るコストや焼却に係るコスト、分別等に係るコストの全体が減ってくると思います。率直に申しますと、ごみの処理に係るコストは人件費を含めて年間約18億円かかっています。将来的にはごみ処理に係るコストも減らしていきたいと考えています。ごみを減らすために、いろいろと方法等を考えていかないといけない中、現在作成中の「宇部市環境基本計画」から「3Rと廃棄物の適正な処理の推進」の箇所を抜粋して皆様にお配りしています。この「宇部市環境基本計画」は、現在、パブリックコメントを実施しており、市民センター等で公開しています。この資料の内容の項目である『ごみ(一般廃棄物)の排出量』を紹介しますと『環境省が公表している「平成19年度一般廃棄物処理実態調査」で排出量は、79,505トンで、一人一日当たり1,224グラムとなっており、これを全国平均1,089グラム、山口県平均1,137グラムと比較すると、ともに上回っているとことを記載しており、続いて『一層のごみ減量への取り組みが必要』と記載しています。また次の項目の『3Rの状況』では、市の取り組んでいること、市民アンケートで行った結果などを紹介しています。次ページでは、環境指標を掲載していますが、現況値である平成20年度の「一人一日当たりのごみ排出量」は1,125グラムであり、これを平成33年度には840グラムにするという目標を立てています。この840グラムは、平成19年度の統計での全国10万人以上50万人までの都市の一人1日当たりの排出量のトップ10の10番目の数字です。10年後には宇部市でも840グラムになるように色々とごみを減らすための政策を考えています。また、4月からは、資源循環推進室を設け、ごみの減量化について検討していくことになっております。そこで委員の皆さんで何かごみを減らすための意見やアドバイス等ありましたら、この審議会だけでなく資源循環推進室にもお寄せいただきますようお願いします。

(会長)ありがとうございました。

(委員)一人一日のごみの排出量が1,224グラムということで全国的にはかなり多いということですが、指定袋制にして減量効果があったということで現在に至っているということですが、全国的に見てもごみ収集の有料化を行っているところが増えており、有料化は、避けて通れないと思うのですが、宇部市としてはどう考えているのでしょうか。

(部長)宇部市では、現在のところ直ちに有料化ということは考えていません。ごみを減量化するための色々な政策を考え実践していくことが最も重要と考えています。減量化のため平成16年度末をもって廃止した生ごみのコンポスト購入費助成金の復活も考えています。

(委員)生ごみ処理機の購入補助により、一時的に生ごみの減量効果があったとしても、結局、肥料化する場所の問題があったり、電気式であれば購入費用の問題などもあることから、生ごみの減量化にはつながっていかないと思います。環境衛生連合会各支部でも段ボールコンポストに取り組んでいるところもあるようですが、効果が上がっているとは特に聞いていません。生ごみは、含水量が60%ということで、収集した際に少しでも乾燥するような方法をなにか考えたほうがいいのではないかと思います。

(会長)ごみを減量化するためには、生ごみ処理機を利用して生ごみを堆肥化することは、減量化にはつながるとは思いますが、マンションであったり、街中であったり実際に利用するのが難しいところもあるので、生ごみを減らす方法の一つとして考えて、他の方法等ともあわせて考えていきながら減量化を進めていく必要があるのではないかと思います。他ありますか。

(委員)ごみを減らすためには、資料でもあるように10万人以上50万人未満で上位に入っている市町村の進んだ取り組み等をしっかり学びなおして、ごみの減量化について今後考えていきたいと思います。

(部長)次回の審議会においては、先進地の事例なども整理してお配りしたいと思います。

(会長)事務局にお願いしたいのですが、ごみの減量化とリサイクル率の向上について両立するものなのかどうかというところなのですが、「3R取組上位市町村」の資料を見ると人口10万人以下のところはほとんど事業系ごみがないといえるような数字になっていると思うのですが、人口50万人以上のところはどんなに少なくても900グラムを超えています。宇部市は事業系ごみが多いということで家庭系ごみと事業系ごみを区別した資料2の統計を出していますが、宇部市と人口が同じようなところの事業系ごみの排出量も把握して比較した結果、事業系ごみの減量化の議論も必要となってくることもあるかもしれません。ただ、昨年から家庭系ごみも増えていますからごみの全体の減量化をしていかないといけない方向にはあると思います。そこで、ごみの減量とリサイクル率の向上を両立するためにはどのような方向に議論を進めていくことが必要であるかと分かるような情報があれば提供していただければと思います。

(委員)宇部市や山口県のリサイクル率が高いというのは、焼却場資源物のスラグとか飛灰がセメント産業に導入されているからと思うのですが、それは、産業的な立地条件に依存するものなのでそれ自体いいことなのですが、紙パックやペットボトルが十分リサイクル率の効果があがっているか疑問に思っています。そのあたりはどうですか。

(事務局)今のご質問ですが、そこまで把握というか分析していませんのでお答えすることができません。

(委員)市で事業系のごみが多い原因を把握していますか。

(事務局)そういう分析はしておりません。

(委員)事業系の分析が必要ならば協力します。

(会長)ありがとうございました。いま言われたような事は、ぜひ原因を把握した上で対策をしていければと思います。

(委員)事務局説明の中で、食品リサイクルをこれからどんどん進めていくと言われましたが、リサイクルに実際に協力して持って行く際の処分料は把握されていますか。宇部市はずいぶん高いと思います。実際利用するよう言われても料金が高いと利用ができませんので宇部市でもう少しいろいろ研究していただくようお願いします。

(部長)食品リサイクルを推進していくためには、今後いろいろな方策を考えていかないといけないと思っております。

(委員)お配りした資料は、「山口大学環境保全」という雑誌がありまして今年の3月に掲載される原稿です。環境サークルエコファイターズというグループと4,5年にわたって少しずつごみを減らす取り組みを行ってきましたので、その内容を紹介しています。

(会長)ありがとうございました。ほか何かありますか。

(事務局)事務局からの提案ですが、第九期審議会ということで、新たに9名の委員の方が変わられています。したがいまして、施設の見学の希望がありましたらリサイクルプラザ及び焼却施設を案内しますのでよろしくお願いします。

(会長)この審議会終了後に施設見学を希望される方はぜひ参加していただければと思います。ありがとうございました。他なにかありませんか。なければ事務局へお返しします。

(事務局)長時間にわたり審議ご協力ありがとうございました。 次回につきましては、日時等決まりましたらご案内いたしますのでよろしくお願いします。

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