HPV(子宮頸がん予防)ワクチンの接種

ウェブ番号1003535  更新日 2024年3月29日

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※令和5年4月1日から、9価のHPVワクチンを公費で接種できるようになりました。

子宮頸がんは、子宮頸部(子宮の出口)にできるがんで、若い世代の女性のがんの中で多くを占めます。
日本では年間約 10,000人の女性がかかる病気です。子宮頸がんの発生には、その多くにヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関連しているとされています。
HPVには、200種類以上のタイプがあり、このうち子宮頸がんなどの原因となるHPV16、18型など15種類が「高リスク型」に分類され、そのほか尖圭コンジローマ等の原因となるHPV6、11型などが「低リスク型」に分類されます。HPVは女性の多くが一生に一度は感染するといわれるウイルスです。感染しても、ほとんどの人ではウイルスが自然に消えますが、一部の人でがんになることがあります。
現在、感染した後にどのような人ががんになるのかわかっていないため、感染を防ぐことががんにならないための手段です。

積極的な勧奨の再開について

平成25年4月1日から定期予防接種として公費での接種が始まりましたが、ワクチンとの因果関係を否定できない痛みなどが発生したため、同年6月14日付の厚生労働省の勧告に基づき、積極的に接種をおすすめすることを差し控えていましたが、令和3年11月26日付の厚生労働省通知により、積極的に接種をおすすめすることが再開されました。

また、令和3年12月28日付け厚生労働省の通知により、接種が差し控えられた期間に接種の機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から対象者にキャッチアップ接種を行うことになりました。

キャッチアップ接種については下記からご覧ください。

★接種を検討・希望される際は、厚生労働省が作成した以下のリーフレットを必ずお読みください★

HPVワクチンリーフレット(概要版)

ワクチン接種の「意義・効果」

子宮頸がんの主な原因ウイルスの感染を防ぎます。

イラスト:子宮けいがんの進行と2つの予防法イメージ

接種対象者

小学6年生~高校1年生相当年齢の女子
標準的な接種対象者:中学1年生
 

接種場所

接種に必要なもの

  • 親子健康手帳等(接種履歴がわかる書類)
  • 健康保険証やマイナンバーカード等(住所・氏名・生年月日が確認できる書類)

ワクチン名

  • シルガード9
  • ガーダシル
  • サーバリックス

※令和5年4月1日から、9価のHPVワクチンを公費で接種できるようになりました。

一般的な接種スケジュール

一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計2回または3回接種します。
接種するワクチンや年齢によって、接種のタイミングや回数が異なります。
どのワクチンを接種するかは、接種する医療機関に相談してください。

シルガード9の場合

イラスト:サーバリックスの接種間隔

※1: 1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要となります。
※2・3: 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。

ガーダシルの場合

イラスト:ガーダシルの接種間隔

※2・3: 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。

サーバリックスの場合

イラスト:サーバリックスの接種間隔

※4・5: 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。

ワクチン接種後に起こりえる症状

主なものは接種部位の痛みやはれです。

  • HPV(子宮頸がん予防)3種類のワクチン接種後にみられる主な症状には、接種部位の痛みやはれ、赤みがあります。その他、接種部位のかゆみや出血、不快感なども報告されています。

ワクチン接種後に起こりえる症状を発生頻度

ワクチン接種後に起こりえる症状を発生頻度

まれですが重い症状が報告されています。

  • 呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー(アナフィラキシー)
  • 手足に力が入りにくいなどの症状(ギラン・バレー症候群という末梢神経の病気)
  • 頭痛、嘔吐、意識の低下などの症状(急性散在性脳脊髄炎(ADEM)という脳などの神経の病気)

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 健康増進課
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