紙本着色八幡縁起絵巻(横瀬八幡宮)
- 種別
- 山口県指定有形文化財(絵画)
- 登録年月日
- 1969年(昭和44年)4月25日
- 所有者・管理者
- 横瀬八幡宮
- 制作年代
- 室町時代
- 名称 カナ
- シホンチャクショクハチマンエンギエマキ
- 所在地
- 宇部市小野(上小野)
- 説明
- 上巻縦35.7センチメートル、全長18.67メートル、下巻縦35.7センチメートル、全長13.73メートルで、木箱に納められています。八幡縁起絵巻は祭神の応神天皇の母、神功皇后の武勲や八幡宮の創立記などを、絵と詞書で交互に記したものです。この絵巻の絵は土佐派の様式を持ち、特に背景の山水の描写は写実的な手法が用いられ、熟練した人の作と見られます。
箱書には、1516年(永正13年)に僧徳在が横瀬八幡宮に絵巻を寄進したと墨書してあり、絵巻の製作もその頃と思われます。
横瀬八幡宮は、1327年(嘉暦2年)の創建で、末信正八幡宮を勧請したと伝えられ、また別の記録では、同年宇佐八幡宮を勧請し、厚東武政が建立したともいいます。
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