梅毒について

ウェブ番号1021287  更新日 2024年1月31日

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梅毒の感染が拡大しています!

山口県内における、梅毒患者報告数は令和5年の年累計において、101件となり過去最多を更新しました。なかでも、宇部環境保健所管内の医療機関からの診断届出は、平成31年の7件から令和5年の15件となり、2倍以上増加しています。

梅毒は感染から何年もかかって進行する慢性の感染症であり、幅広い年齢層で患者数が増加しています。

r5厚生労働省リーフレット

梅毒のここに注意!

梅毒トレポネーマという病原体により引き起こされる感染症で、主にセックスなどの性的接触により、口や性器などの粘膜や皮膚から感染します。オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス(肛門性交)などでも感染します。感染しても免疫ができないため、何度も感染する可能性があります。また、治療をしなくても自然と症状がなくなる時期があり、治ったと間違われやすいことに注意が必要です。その間も病状は進行しており、脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。また、症状がない場合もあり、知らないうちに他の人にうつしてしまう可能性があります。あなたと大切なパートナーを守るためにも、不安な時は早めに受診をしましょう。

主な症状

梅毒は病気の時期によって症状がかわります。痛みやかゆみを伴わないことがあります。

第1期

感染後3週間程度で、感染した部位(性器、肛門、口など)にしこりや、ただれができます。治療しなくても数週間で症状は消えます。

第2期

第1期の症状が一旦消えた後に、1~3か月以上経過すると、発疹が手のひら、足の裏、全身に広がります。治療しなくても数週間から数か月で症状は消えます。

1期と2期は、症状がある部分に病原体が多く含まれており、他者に感染させる可能性が極めて高い時期です。

後期梅毒

治療しないまま放置していると、数年から数十年の間に心臓、血管、脳など複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死に至ることがあります。

妊娠中の梅毒感染は特に危険

妊娠している人が梅毒に感染すると、母親だけでなく胎盤を通じて胎児にも感染し、死産や早産になったり、生まれてくるこどもの神経や骨などに異常をきたすことがあります。生まれたときに症状がなくても、遅れて症状が出ることもあります。

予防対策

パートナーがお互いの感染の有無を確認することが重要です。特に気になる症状がある場合は、性行為を避け、医療機関を受診するようにしましょう。

また、コンドームの正しい装着も感染予防に有効です。

検査方法

梅毒の検査は、血液検査です。医療機関や保健所で受けられます。

※梅毒の潜伏期間は10日~90日程度と幅があります。感染のリスクがあった機会から3か月程度経ってから検査をうけましょう。

医療機関

症状がある場合は、医療機関を受診しましょう。

治療は、必ずセックスパートナーと一緒に受けましょう。

保健所

  • エイズ検査(HIV抗体検査)と合わせて梅毒検査が可能です。※梅毒検査のみは不可。
  • 検査は、原則として匿名・無料
  • 検査方法:血液検査
  • 完全予約制 保健所へ直接電話をしてください。(平日8時半~17時15分まで)

 

保健所名 昼間 夜間 結果通知 電話番号 住所
山口県宇部健康福祉センター

第2・4水曜日

13時30分~15時50分

偶数月第4水曜日

17時00分~18時00分

HIV:即日

梅毒:1週間後

0836-31-3203 宇部市琴芝町1-1-50

県内の検査場所と日程は、山口県感染症情報センターのホームページをご覧ください。

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 健康増進課
〒755-0033 宇部市琴芝町二丁目1番10号

  • 健康増進事業、保健センターの管理、感染症予防、新型コロナウイルス感染症、予防接種、健康づくりに係る施策の企画・立案・調整及び推進、健康づくり計画、健康づくり推進審議会、成人保健事業、地域の保健福祉の推進に関すること
    電話番号:0836-31-1777 ファクス番号:0836-35-6533

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