報道発表
「第16回現代日本彫刻展大賞受賞作家 井田勝己彫刻展 時のかたち」を開催します
1995年に第16回現代日本彫刻展(現・UBEビエンナーレ)で大賞(宇部市賞)を受賞し、2022年3月に東京造形大学教授を退任した彫刻家 井田勝己(1956-)の30年の歩みを紹介する展覧会です。「時」をテーマとしたインスタレーション作品を中心に、彫刻とドローイングをアートギャラリーの空間に合わせて展示します。
会期
令和4年9月16日(金曜日)~11月27日(日曜日)
会場
ときわ湖水ホール アートギャラリー
会期中イベント
9月16日(金曜日)10時~ ギャラリートーク
アーティスト井田勝己さんと一緒に展覧会を鑑賞
会場:アートギャラリー
10月16日(日曜日)14時~ ギャラリートーク
文化振興課学芸員と一緒に展覧会を鑑賞
会場:アートギャラリー
11月27日(日曜日)14時~15時30分 ライブラリートーク
井田勝己(東京造形大学名誉教授)、野中明(広島市現代美術館副館長)、日沼禎子(女子美術大学教授)によるトーク
会場:ときわミュージアム UBEビエンナーレライブラリー
井田勝己について
井田勝己(1956−)は、1995年に開催された第16回現代日本彫刻展(現・UBEビエンナーレ)での大賞(宇部市賞)受賞を端緒に、国内外の都市空間に数々の野外彫刻を設置するなど活躍の場を広げてきました。UBEビエンナーレ草創期からの運営メンバーである彫刻家 向井良吉(1918−2010)との親交も深く、向井が1962年に現地制作し、ときわ公園のシンボルともなっている抽象野外彫刻「蟻の城」は、向井の遺志を継いで、井田の立ち会いのもとにメンテナンスが行われています。
また出身地である米子市では、1988年から2006年まで彫刻シンポジウムを主導し、都市と彫刻、彫刻とひととを結ぶ活動に力を注いだ功績も見逃せません。2005年からは拠点を東京に移し、母校である東京造形大学で助教授として、2008年からは教授として、長く後進の指導にあたってきました。2022年は井田が同大学を退職し、再び故郷で新たな制作を始めようとする節目の年となります。
略歴
1956年 鳥取県生まれ
1981年 東京造形大学造形学部美術学科 卒業
1992年 兵庫教育大学大学院芸術系美術コース修了
1995年 第16回現代日本彫刻展・大賞
1997年 米子市美術館にて個展・エネルギア美術賞、第17回現代日本彫刻展・神奈川県立近代美術館
1998年 第15回神戸須磨離宮公園現代彫刻展・京都国立近代美術館賞・三重県立美術館賞
2000年 現代彫刻展センターにて個展・中原悌二郎優秀賞
2003年 文化庁在外研修員として渡米(ハーバード大学)
2008年 東京造形大学教授 就任
2016年 大村智賞大賞(山梨県)
2022年 東京造形大学教授 退任
市内設置の井田勝己作品
「月に向かって進め」1995
第16回現代日本彫刻展大賞(宇部市賞)/下関市立美術館(植木茂記念)賞
設置場所:ときわ公園
「風に向かって」1997
第17回現代日本彫刻展
設置場所:宇部商工会議所
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このページに関するお問い合わせ
観光スポーツ文化部 文化振興課
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