報道発表
旧山口井筒屋宇部店の利活用計画を策定しました!
本市は、旧山口井筒屋宇部店の利活用計画について、令和2年9月市議会の審議結果等を踏まえ、ゼロベースから検討を進め、市民意見の募集等を実施した上で、令和3年年12月に、公共機能と導入可能性のある民間機能の主な内容、概算事業費等を盛り込んだ「旧山口井筒屋宇部店利活用計画(案)」をとりまとめたところです。
この度、当該計画案に官民連携による事業手法等の検討結果を加え、「旧山口井筒屋宇部店利活用計画」として策定しました。本計画は、令和2年8月に提示した案と総事業費を比較したところ、大幅に削減できる見込みとなり、市の財政負担の軽減にも寄与する計画となっています。
さらに、隣接する「広島銀行宇部支店」の敷地を含めた一体的な事業計画とすることで、更なる事業効果の高まりと土地利用計画の自由度が上がることなどから、民間事業者の参画意欲が高まるため、当該支店の土地・建物を取得することとしました。
今後は、当該土地を事業対象地に加え、本計画で決定した事業手法を踏まえ、令和4年度に事業の実施方針を示し、事業候補者を募集していきます。
官民連携による事業手法について
公共施設部分は「DBO方式」、民間施設部分は「定期借地権方式」とし、これらを組み合わせた
「DBO方式」+「定期借地権方式」
の一体的な事業手法により、今後、一括して事業者を募集します。
「DBO方式」と「定期借地権方式」について
- 「DBO方式」について
設計(Design)と施工(Build)、施設の維持管理・運営(Operate)を一括して発注する方式 - 「定期借地権方式」について
土地所有者(市)が計画地を借地権者(民間事業者)に貸し付け、借地権者が施設を整備・維持管理・運営する方式
当該手法を選んだ主な理由
- 設計・施工・維持管理・運営の一体発注となるため、以前の計画と比較すると、総事業費で大幅に削減できる見込みとなる。
- 設計・施工・維持管理・運営の一体発注となるため、維持管理・運営を踏まえた施設設計が可能となり、ライフサイクルコストの縮減効果を高めることが可能となる。
- 公共施設に加え、民間施設も一体的に募集することから、施設全体のサービス水準の向上が期待できる。
- 民間事業者へのヒアリングで最も参画意向が高い事業手法であった。
- 最もVFM(※)が発現する事業手法であり、市の財政負担の軽減につながる。
(※)VFMとは、官民連携(PPP)事業における重要な概念のひとつであり、当該事業をPPP事業として実施すべきかの定量的判断基準のひとつ。
施設形態(分棟・合築)について
分棟及び合築についての施設形態は民間事業者の提案とする。
民間事業者ヒアリングにおいて両案の意向があることや、管理区分の明確さやコスト縮減効果など、双方のメリット・デメリットを総合的に判断し、民間事業者の参画の可能性を高めるため、施設形態については民間事業者の提案とする。
広島銀行宇部支店の土地・建物の取得について
敷地形状の整形化による事業効果の高まりなどから民間事業者の参画意欲が高まるため、広島銀行宇部支店の土地・建物を購入することとし、この度、双方で合意に至りました。
土地と建物について
土地
所在及び地番
宇部市常盤町一丁目8番7
地目
宅地
地籍
684.18平方メートル
建物
所在及び地番
宇部市常盤町一丁目8番地8、8番地7、8番地34
種類
銀行・店舗
構造
鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地下1階付4階建
延べ面積
2673.44平方メートル
取得金額(予定)について
約90,000千円
概略平面図
今後のスケジュール(予定)
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