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更新日:2020年11月26日

令和2年度環境・アート学部の講義

令和2年度に開講された環境・アート学部の各講義の実績です。

令和2年11月7日(土曜日)

「郷土のお宝再発見 1.山陽道本宿 船木の歴史・文化を学ぶ」 13時00分~15時

講師

学びの森くすのき 学芸員

宮本 美千代 氏

場所

学びの森くすのき 地域交流室

講義内容

  • 船木の歴史・文化について講義
  • 学びの森くすのき常設展示見学
  • 旧船木宿を探索
学びの森くすのき常設展示見学の様子 旧船木宿を探索作品の見学の様子

江戸時代、山陽道の本宿であった船木は、長州藩の船木宰判が置かれ、郡政の中心地として大いに栄えた。宰判には、勘場や代官所があり、大名の宿泊所でもある「お茶屋」がおかれるなど、本宿としての格式を誇っていた。宿場の往還路には水路を備える裏通りが南側と北側とに2本ある珍しい構造となっており、往還路に面する家は、細長く延び裏通りに面する「うなぎの寝床」状であった。今でも多くの家に、富の象徴である「うだつ」を備える姿が残る。

明治初期には日本で3番目の女学校が設置された。大正時代には、厚狭郡の郡役所や警察署・裁判所、検察、銀行本店などが置かれ、船木鉄道も開業するなど繁栄を極めた。しかし、明治半ばに開通した山陽鉄道が船木を迂回したため、次第に行政機関は宇部に移転し現在は静かな佇まいとなっている。このたびは、「学びの森くすのき」に常設展示されている旧船木宿の模型や、パネル展示などで学習して、旧船木宿の名残が残る街並みを視察して往時を偲んだ。

「郷土のお宝再発見 2.赤間硯の里見学」 15時15分~16時15分

講師

山口県赤間硯生産協同組合

日枝 陽一 氏

場所

赤間硯の里

講義内容

  • 赤間硯の歴史
  • 工房の見学
  • 作品の見学
赤間硯の里見学の様子 赤間硯工房見学の様子
「萩焼」「大内塗」とともに県内で国の伝統的工芸品として指定されている「赤間硯」の歴史や製作について、講義を受けた。昔は集落のほとんどが硯職人であったが、現在は後継者不足などから生産者が少なくなっている。赤間石の切り出し方法、材質がいいものは量が少なく金づちなどでたたき、音で使えるか選別すること、割れると刃物状になるなどの特徴の説明を受けた。 また、使われている道具は、先代のものを見本に手作りされるノミ5本で、職人自らが鍛冶仕事をし、柄の材質も選び、自分の体に合わせ作られたもの。完全な家内労働で製作されている赤間硯は、採石、形作り、彫り、磨き、仕上げまでを、ほぼ一人の手により製作され、一つの作品を完成させるまでには、約1週間を要する。赤間石は、乾燥を嫌うため、毛布をかけて保管されていた。最後に、展示してある作品を見学し、歴史ある赤間硯について、深く学べた。

令和2年10月31日(土曜日)

「食品ロスの現状」 13時05分~14時35分

講師

山口県立大学 准教授

NPO法人 フードバンク山口 理事長

今村 主税 氏

場所

宇部市総合福祉会館2階

ボランティア交流ホール(大)

講義内容

  • 世界と日本の食品ロスの現状
  • フードバンク活動及びフードバンクポストについて
  • 子ども食堂について
市民大学(10月31日1) 市民大学(10月31日2)

日本では、年間612万トンの食品ロスが発生しており、資源やエネルギーの大量消費によって、地球の温暖化に影響を与えていることや、SDGsを掲げている世界の多くの国が2030年に食品ロスを半減することを目標としていることなどについて学んだ。また、食品ロスの削減に向けて、食品庫の数を減らす取組や飲食店での食べ残しを持ち帰るためのドギーバックの取組などが紹介され、受講生の多くがドギーバックの実物を興味深そうに見ており、食品ロスの問題について考える良い機会となった。

フードバンクの仕組みや設置場所、県内での活動の紹介、物資の届け先である子ども食堂についての説明があった。受講生は、背景にある社会問題について学ぶとともに、子ども食堂とは、子どもだけではなく誰でも利用できる食堂であることなど、子ども食堂についての理解を深めた。受講生からは、宇部市の子ども食堂の現状や、子ども食堂へのお米の寄付についての質問が出されるなど、食品ロスの削減に向けた活動を受講生に促す良い機会となった。

「本市のごみ減量政策「段ボールコンポストの紹介」 14時50分~16時20分

講師

廃棄物対策課 ごみ減量推進係

大塚係長・門田係員

場所

宇部市総合福祉会館2階

ボランティア交流ホール(大)

講義内容

  • 宇部市のごみの現状と課題、重点取組
  • 指定ごみ袋制度の見直し(有料化)方針について
  • 段ボールコンポストの実演
市民大学(10月31日3) 市民大学(10月31日4)

宇部市のごみの排出量が全国平均を上回っている現状から、ごみを減らす必要性について学んだ。平成30年度から雑紙が分別可能となったことや、生ごみの水分を減らすことで燃焼効率が良くなり処理費用の削減につながることから、生ごみの水切りが重要であることなどが紹介された。また、ごみの有料化の必要性についての説明もあり、受講生は身近な問題である「ごみの減量」について考える有意義な時間になった。

生ごみの削減に向けた重要な取組の一つである段ボールコンポストについて、その特徴や作業の流れについての説明を聞いた後、実演を見学した。実演中は、受講生から終始たくさんの質問が出され、興味深そうに堆肥となった土の匂いを嗅いだりしていた。講義後にダンボールコンポストの取組に挑戦する受講生が多くいたことから、ごみの削減に向けた行動を起こす良いきっかけとなった。

令和2年10月17日(土曜日)

「宇部市の彫刻コレクションと企画展の見学」 13時30分~16時30分

講師

UBEビエンナーレ推進課 学芸員

山本 容資 氏

場所

ときわ湖水ホール ミーティングルーム

講義内容

  • 宇部市の彫刻の歩みや特徴などの概括説明
  • コミュニケーションワークショップ
  • 企画展及び湖水ホール周辺彫刻の見学
  •  企画展内での受講生同士の意見交換・討議
講義中の写真 ワークショップをしている写真

1961年にスタートした宇部市の彫刻事業について、その背景にあった、甚大な煤塵公害や街にはびこる暴力・青少年の非行問題などに触れるとともに、その克服のため、彫刻事業と合わせて、緑化運動や花いっぱい運動が市民と行政との連携で繰り広げられた経緯の説明があった。そして、2021年のUBEビエンナーレが延期されたことにより今年度の「入選模型作品展」の代替として、初めて石炭記念館とのコラボによる「炭都探訪1955-1975 石炭×彫刻」が開催され、石炭記念館所蔵の絵画など貴重な作品を鑑賞できることとなった。

合わせて、常設展の彫刻の鑑賞を行うなかで、彫刻・絵画について、受講生の感想や意見などを班ごとに出し合いながらコミュニケーションの活発化を図った。また、スライドにて、美術作品を使って、受講生が対になりお互いの解説を披露し合い理解を深める手法のワークショップがあった。このたびは、全体を通じて単なる作品の鑑賞・解説にとどまらず、受講生が自由で主体的に感想・意見を交換し作品の理解だけでなく他者の持つ様々な考えを共有するとう興味深い内容であり新たなコミュニケーションの取組と感じた。

令和2年9月26日(土曜日)

「生物多様性と山口の動物のくらし」 14時00分~15時30分

講師

山口県立山口博物館 動物担当 理学博士

田中 浩 氏

場所

山口県立山口博物館

講義内容

  • 山口県立山口博物館の動植物展示室の見学及び解説
  • 宇部市の生物多様性地域連携保全活動について
  • 山口県の野生動物について
受講生が剥製・レプリカを見学している写真 講義の様子の写真

受講生は剥製・レプリカを見学しながら、里地里山の動物について学んだ。動物が何を食しているのか想像することで、自然と生息地を知ることができ、生き物すべてがむやみに行動していないことが理解できた。また、博物館ならではの展示品である骨格標本からは、鳥は羽で空を飛ぶが、コウモリは指を使って飛ぶことを学んだ。モグラや熊などの動物についての質問が出るなど、受講生は興味深そうに展示品を見学していた。

生物多様性という言葉の説明から始まり、生物多様性の保全についての必要性を確認するとともに、宇部市でも生物多様性地域連携保全活動計画が策定されいることを学んだ。また、狸や猪の画像や、アナグマの巣穴の中が枝分かれしている様子を捉えた動画を見ることで、身近に住んでいる動物たちの行動などを知る良い機会となったと思われた。

令和2年7月18日(土曜日)

「宇部村民の自立精神について」 13時~15時00分

講師

宇部市ふるさとコンパニオンの会 会長

脇 彌生 氏

場所

宇部市文化会館 研修ホール

講義内容

  • 古代の宇部、近世の宇部、江戸時代の宇部
  • 福原家歴代当主
  • 宇部共同義会の創立、宇部達聰(聡)会の創立
  • 宇部式匿名組合、宇部市憲五則
  • 市民宣言

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古代から近世までの宇部の地形、特に江戸時代初期に作られた宇部の絵図(国重要文化財)の紹介があり、さらに、近世以降の厚南の開作や常盤池築造などによる耕地地の拡大、新川掘削、緑ヶ浜(現市中心部)の緑化から埋め立、炭鉱開発による白砂青松の緑ヶ浜消失など、宇部の土地の拡大・遷移の歴史を学んだ。

また、旧領主の福原越後から、福原芳山の石炭の採掘権買戻しなどを解説され、更に、石炭の管理及び地域開発のため「共同義会」や「達聰(聡)会」を設立し、宇部の黎明期に共存同栄、協同一致の精神で石炭で得た利益を、市活性化に役立てるため、銀行、病院、郵便局、警察、裁判所、新聞社など市民生活に必要不可欠な施設を衆智をあつめて建設していったパイオニア魂を学んだ。

次に、1921年の市制施行の際、決められた市章の解説などもしていただき、来る2021年の100周年以降についても、先人に学び普段の努力で革新を続けていく必要などを説かれた。

「UBEアートコミュニティについて」 15時~16時30分

講師

うーばー・プロジェクト事務局

場所

宇部市文化会館 研修ホール

講義内容

  • アートによるまちづくり
  • 最近はやっているアート思考
  • アートカードを使ったワークショップ
  • 「うーばー・プロジェクト」の紹介
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宇部市で新たに「アートによるコミュニティ」を創造する「うーばー・プロジェクト」について説明が行われた。

アート思考、デザイン思考、ロジカル思考からなる「3つの思考法」、スティーブ・ジョブズから学ぶ「アート思考×デザイン思考」、もう一つの価値について、自由に楽しく発想する「頭の使い方」、人生の選択肢を広げる大切さ、などを学んだ。

また、アートカードを使ったワークショップでは、それぞれに感じたことについて意見交換が行われた。

最後は、東京などで行われているアートコミュニケーターの活動を動画で紹介され、まちづくりの新たなステージとして、さまざまな年代や立場、経験を持つ人たちが能動的なプレイヤーとして参加できる(愛称:うーばー)の1期生を募集していることが紹介された。

※アートコミュニティ=アートの力により、人と人、人と場所などをつなぎ、世代や職業を超えたメンバーとコミュニケーションの場を創造し、新しい価値観や人間関係づくりを目指すソーシャルデザインプロジェクト。

令和2年7月11日(土曜日)

「宇部市の民間のアートの取組 1」 13時~14時30分

講師

宇部フロンティア大学短期大学部 准教授

原井 輝明 氏

場所

宇部市文化会館 研修ホール

講義内容

  • 民間団体FCA(おともだちコンテンポラリーアート)の取り組み
  • サードプレイス
  • 提案
  • ワークショップ
  • まとめ

講義中の写真 講義中の写真

市内で様々なアート活動を行うFCAの活動について説明を受けた。

シャッター街と化した宇部市中心市街地の商店街を賑やかにしようという想いと、若いアーティストの活動機会の創出を目的として、新天町でのシャッター壁画プロジェクトが始まったこと。

また、東新川駅で行われた駅舎アートプロジェクトなど、地域を良くしようとする活動には、世代を超えた多くの市民が集まることなどを学んだ。

さらに、自宅や職場とは違う、心地のよい第3の居場所、“サードプレイス”について学んだ。

サードプレイスの形態や意義などが紹介され「あなたにとっての第3の居場所」について、各自で考えるワークショップが行われた。

サードプレイスを公民連携に宇部市内につくることにより、居心地のよい街の実現を図ることができると締めくくられた。

「宇部市の民間のアートの取組 2」 15時~16時30分

講師

FCA(おともだちコンテンポラリーアート) 事務局長

増田 圭介 氏

場所

宇部市文化会館 研修ホール

講義内容

  • 現代アートとは?
  • 宇部現代美術展「Field of dreams」
  • 第2回宇部現代美術展「outerscape/外茎」
  • まとめ

講義中の写真 講義中の写真

現代アートの定義などを、作品のスライドを見ながら説明され、合わせて、宇部市独自のアートの歴史・特徴について解説された。

続いて、増田先生が中心となって取り組まれた「宇部現代美術展」について、宇部の要素が含まれた作品制作を作家に依頼して開催されたこと、美術展は目的とコンセプトがないとまとまりのないものになってしまうことを、実際に展示された作品をスライドで見ながら学んだ。

アートの価値というのは、見る人の心にあること、アートは、私たちが生きている時代が反映されていること、新しいアートに出会うことは、未知の人と出会うに等しいと感じられていること、アートは、アーティストがもっている斬新な見方を知ることができることなどを学ぶことができた。

お問い合わせ

組織名称:観光・シティプロモーション推進部 文化・スポーツ振興課 文化振興係

所在地:〒755-8601 宇部市常盤町一丁目7番1号

電話番号:0836-34-8616

ファックス番号:0836-22-6083

組織名称:政策広報室 政策調整課 政策調整係

所在地:〒755-8601 宇部市常盤町一丁目7番1号

電話番号:0836-34-8891

ファックス番号:0836-22-6063

講義の内容については文化・スポーツ振興課
宇部志立市民大学全般の内容については政策調整課

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