トップ > 教養・イベント > 歴史・文化財 > 宇部の歴史 > 平安~室町時代(3)

ここから本文です。

更新日:2019年5月10日

平安~室町時代(3)

はじめに旧石器~縄文時代弥生~古墳時代平安~室町時代(1)平安~室町時代(2)平安~室町時代(3)江戸時代

平安~室町時代(3)~中世のくらし

市内の中世時代の遺跡から出土した資料で、中世の人々の暮らしぶりを想像してみましょう。

どんな家に住んでいたのでしょう?

下の写真は小野平原地区から出土した室町時代頃の集落跡「小野平原遺跡」の様子です。穴がたくさん見えますが、このほとんどは家の柱が立っていた穴で、「柱穴」といいます。当時の家は地面に穴を掘って直接柱を立てただけの「掘立柱建物」といい、板やワラで屋根を葺き、壁や床は板張りまたは土間と思われます。地中部分の柱はくさりやすく、たくさんの穴は、何度も建て替えがあったことを示しています。

iseki-1 hasira

<当時の柱が残っていました>

どんな道具を使っていたのでしょう?

中世の遺跡からは、赤茶色の土師器(はじき)や瓦の質のような瓦質土器(がしつどき)という素焼きの土器が多く出土します。食器や食事の煮炊き用として使われました。

onohirabara-1 onohirabara-2 onohirabara-3
<土師器の皿>(小野平原遺跡) <足鍋>(小野平原遺跡)

底に足が3本つく特徴のある形をした瓦質の鍋です。鍋の下で火を焚くので、外側にはススが付いています

<すり鉢>(小野平原遺跡)
オロシ目が刻まれています

舶来品もあります!

<青磁碗と白磁皿>(小野平原遺跡)

青白磁などの磁器は、鎌倉時代から室町時代にかけて中国から多量に輸入されました。左の青磁碗は中国南宋時代の龍泉窯系の窯で造られたものです。経済力のある領主や地主のような人もいたと思われます。

onohirabara-4

珍しい遺物

厚東棚井の「棚井上遺跡」は、東隆寺の前面に広がる中世の集落跡です。寺院に関係する遺物が出土しました。

ミニチュアの仏像が出土 墨書土器発見!!

 

<聖観音菩薩立像>(棚井上遺跡)

 

高さ4.1センチメートル。右手を下に左手を曲げて宝瓶を持っている姿。金銅製。台座の部分に鍍金の跡が残っています。

syoukannon-1syoukannon-2
<正面> <側面>

tanaikami

<土師器・杯(つき)>(棚井上遺跡)

左から「妙秀禅尼」「妙通禅尼」と読めます。妙秀さんや妙通さんという僧尼がいたのでしょう。

(器の内側)

お問い合わせ

組織名称:教育委員会事務局 学びの森くすのき・地域文化交流課 企画運営係

所在地:〒757-0216 宇部市大字船木字内番田361番地6

電話番号:0836-67-1277

ファックス番号:0836-67-0691