新型コロナウイルス感染症を原因とする人権侵害の根絶に向けて 〈声明文〉
現在、新型コロナウイルスの感染者をはじめ、治療に当たられている医療従事者等への不当な差別やSNSでの誹謗中傷などの人権侵害が起きています。
宇部市人権教育推進委員協議会連絡会が市民や事業者に対して、人権の尊重について改めて訴える必要があることから、声明文を発出されました。
本市はこの声明に賛同し、今後も人権尊重のまちづくりを進めてまいります。
新型コロナウイルス感染症を原因とする人権侵害の根絶に向けて
(声明文)
このたびの新型コロナウイルス感染症で亡くなられたすべての方々に対し、謹んで哀悼の意を捧げます。
感染拡大に伴い、感染者をはじめ、その家族や同僚、友人、さらには治療に当たられている医療従事者に対する差別や中傷などが散見されるところです。
このため、各個人並びに事業者におかれては、以下のとおり、新たな社会的被害者を生み出さないための良識的な対応に心がけていただくよう、強く要望いたします。
当団体(宇部市人権教育推進委員協議会連絡会)においても、一人ひとりが「かけがえのない尊い生命(いのち)の主体者である」との認識のもと、宇部市の市民宣言に謳われている「人間が尊重される都市づくり」に向け、人権啓発・教育推進のための支援活動に全力で取り組んでいく所存です。
- 感染者等に関する個人情報(真偽は問わない)をインターネット上(SNSや掲示板など)に投稿しないこと。また、これらの情報を、新たに拡散しないこと。
- 上記1のような行為は決して許されるものではなく、感染者等への差別や偏見等が拡がることは、社会的な不安を煽るだけでなく、医療崩壊につながるなど感染拡大防止の取組の妨げになることを強く認識すること。
- 感染は誰にでも起こりうる可能性があることを踏まえ、「万が一、自分や家族が感染したら…」と、当事者の立場を自らに置き換えて判断すること。
- 国や自治体から発信される正確な情報を入手するように努めるとともに、一人ひとりが互いを思いやる心と人権意識をもって冷静に行動すること。
令和2年(2020年)5月27日
宇部市人権教育推進委員協議会連絡会
会長 山形康義
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