障害者問題

ウェブ番号1003176  更新日 2021年2月10日

印刷大きな文字で印刷

現状と課題

障害者が一人の人間として尊重され、自己の能力を発揮して社会に参加し、生きがいのある生活を営むことができるよう社会全体で支援する必要があります。

本市においては、平成23年(2011年)に、「第三次宇部市障害者福祉計画」を策定し、「障害のあるなしにかかわらず、互いの個性を認め合い、互いに支え合って、地域の一員として、いきいきと安心して暮らせるまち・宇部をめざして」を新たな基本理念として定め、その実現に向けた各種施策を推進しています。

国においては、平成23年(2011年)には、障害者があらゆる分野において分け隔てられることなく、他者と共生することができる社会の実現を法の目的とした障害者基本法の改正が行われました。この法では、「合理的配慮」をしないことも差別であるという権利条約の趣旨を踏まえ、障害者への差別とならないよう、障害者が個々の場合において社会的障壁の除去を必要とし、かつ、そのための負担が過重でない場合には、その障壁を除去するための措置を実施しなければならない旨が規定されました。

さらに、障害者に対する虐待を防止することなどを目的として、平成24年(2012年)10月に「障害者虐待防止法」が施行されました。

今後も、障害者の権利擁護の視点に立った取組を進めていく必要があります。

取組の視点

障害の特性を踏まえた教育や生活支援の充実

多様な障害に対応した一貫性のある教育や療育体制を充実させるとともに、保健・医療・福祉の連携のもと、相談や指導体制等の充実を図ります。

また、障害者が安心して住み続けられる地域をめざし、自立生活支援のための障害福祉サービスを提供します。

自立に向けた就労と社会参加の支援

就労意欲のある障害者が、特性に合った仕事に就き、いきいきと仕事を続けることができるよう、就労に関する総合的な支援を推進します。

また、障害者の生きがいや生活の質の向上につながる余暇活動や自主的活動の促進を図ります。

障害への理解促進と生活環境の整備

さまざまな場を活用し、障害についての理解促進や啓発を図るとともに、障害者を支えるボランティアや、障害者団体の活動の振興を図ります。

また、障害者が積極的に地域社会と関わる機会を創出し、心・情報・建築物等さまざまなバリアフリー化を進めるとともに、地域ぐるみの防災体制の充実を図り、障害者にとって安心・安全なまちづくりを推進します。

障害者虐待防止と権利擁護の推進

市に設置した障害者虐待防止センターにおいて、障害者に対する虐待の防止、早期発見、迅速な対応、その後の適切な支援を行うとともに、広報や啓発に努め、障害者の権利利益の擁護を図ります。

このページに関するお問い合わせ

市民環境部 人権・男女共同参画推進課
〒755-8601 宇部市常盤町一丁目7番1号

  • 人権に係る施策の推進及び調整、人権施策推進審議会、男女共同参画に係る施策の推進及び調整、男女共同参画推進審議会、女性の活躍推進、男女共同参画センター・フォーユー、配偶者暴力相談支援センター、隣保館、隣保館運営審議会に関すること
    電話番号:0836-34-8308 ファクス番号:0836-22-6010

市民環境部 人権・男女共同参画推進課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。