プラスチックごみ削減実証事業

ウェブ番号1013592  更新日 2022年4月11日

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事業概要

プラスチック製品を作るためには多くの石油資源が使われ、その処分にあたっては地球温暖化の原因となる二酸化炭素が排出されています。また、近年世界規模で問題となっている海洋プラスチックごみについては、その多くが私たちの生活から排出されたものであり、自然に多大な影響を与えています。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響による生活スタイルの変化は、プラスチックごみが増える要因にもなっています。

本市においても、プラスチック使用量削減・ごみ削減に向けた取組を進めていますが、本事業では、令和2年度に実施した「プラスチックに関する市民アンケート」に協力いただいた事業者に、プラスチック製品の排出抑制や使用量削減に向けた実証販売を行っていただき、消費行動の現状や今後の取組の参考となるデータを取得することを目的としています。

生活協同組合コープやまぐち ここと宇部店の取組(令和3年8月から9月上旬まで)

ここと宇部店では、お弁当の容器を従来のプラスチック製容器から、燃えるゴミとして廃棄可能な紙100%の容器に変更し、実証販売を行いました。実証商品では、中のバランや仕分けカップを廃止し、袋入りの醤油は使わず、タルタルソースは直接かけた状態で販売しました。また、容器の素材、見た目、売価の変更等による売り上げ状況を比較するため、内容が同一である従来商品も並べて販売しました。この取組が広がれば、家庭のプラスチックごみの削減、プラスチックに使われる天然資源の使用量削減、製造から廃棄に係る二酸化炭素排出量の削減などの効果が見込まれます。

コープ実証販売

株式会社イズミ ゆめタウン宇部店の取組(令和3年9月から令和4年1月中旬まで)

ゆめタウン宇部店では、精肉のプラスチックトレー商品の一部をポリ袋に変更して実証販売しています。すでに、肉類のポリ袋販売を実施している企業(店舗)はありますが、同じプラスチックでもトレーを袋に変更することで、原材料となる天然資源の使用量削減、廃棄物量の削減、最終処分までの過程で発生する二酸化炭素排出量の削減など、環境負荷を低減する効果があります。ポリ袋は、トレーと比較して見た目が悪くなることがありますが、今回の実証販売では利用者の消費行動を調査し、今後の販売方法の検討材料とします。

イズミ実証販売

株式会社丸喜 まるき西宇部店・西岐波店の取組(令和3年10月から令和4年1月末まで)

まるき西宇部店・西岐波店では、環境に配慮した紙を使用したトレーの普及に力を入れる株式会社エフピコと連携し、期間限定で精肉や鮮魚のプラスチックトレー商品の一部を紙製トレーに変更して実証販売しています。生鮮食品での紙トレーの採用は、一部のオーガニック専門店などで採用されているものの全国的に採用例は少なく、採用が広がればプラスチック使用量の削減、プラスチックごみの削減に貢献できると考えられます。また、リサイクルに出すための洗浄や乾燥も不要で、そのまま燃えるゴミとして廃棄できるため、購入者の手間も軽減できると考えられます。実証販売においては、利用者の消費行動を調査し、企業側のメリット・デメリットを探ります。

丸喜実証販売

結果概要

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