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更新日:2018年3月31日
平成27年度に開講された、環境学部の各講義の実績です。
久保田 后子 市長
男女共同参画センター・フォーユー 2階 第1・2講習室
宇部志立市民大学の学長である久保田后子市長の講義が行われました。 |
宇部市のまちづくりについて話がありました。なにもしなければ宇部市の人口は減ってしまう。「暮らして良し、働いて良しの市民が誇りを持てるまちづくり」をすることで人を呼び、宇部市をより活性化させていきたいという話をきき、自分にできること、自分がやるべきことを見なおす機会となりました。 |
浮田 正夫 先生
男女共同参画センター・フォーユー 2階 第1・2講習室
一年間環境学部で学んだことをもとに、「エコシティうべ」を創るためにどうすればいいかについて「ごみ処理とリサイクル」「省エネ・低炭素なまちづくり」「ときわ公園を活かすには」「北部地域と私たちのつながり」の4つのテーマに分かれて話し合い、発表を行いました。 |
本学部のコーディネーターである浮田先生から講評があり、広い視野で考え、活発な議論がされた点を高く評価されました。 |
宇部市公園緑地課 課長 小森 和雄
ときわ湖水ホール ミーティングルーム
ときわ公園エコパーク化への経緯や位置付け、実証実験、ときわ公園次世代エネルギーパーク、ときわ動物園などについて説明がありました。 |
前半の講義で学んだことについて、園内を歩きながら詳し い解説を受けました。実証実験中の設備や、動物園の基本方針である生息環境展示などを実際に見ることで、今まで以上に理解を深めることができました。いつも歩いている「ときわ公園」を見る目が変わってきたとの意見がありました。 |
また、UBEビエンナーレの入賞作品についても説明がありました。野外彫刻に触れながら、作品の背景や意味を知り、他の人にも伝えていきたいという思いを持たれたようです。 |
山口大学大学院理工学研究科 教授 田中 俊彦
ときわ湖水ホール ミーティングルーム
電気がどうやって作られ、どんな流れで各家庭へ届くのか?という基本的な話から、電気料金や電力供給システムの解説、電力小売りの自由化に伴う供給システムの推移まで、現実的な数字を挙げながら説明がありました。 |
株式会社アースクリエイティブ 竹村 貴昭 宮本 将仁
株式会社アースクリエイティブ 食品リサイクルセンター(きららエコフィード)
食べ残しや廃棄などで発生する食品残渣だけでなく、製造過程で出荷されず大量に廃棄される食材などを飼料化する流れについて、施設を見ながら説明を受けました。 |
食品のリサイクル以外にも、回収した廃油などをもとにバイオディーゼル燃料を精製する過程を、実際のサンプルを目の前に説明を受け、リサイクルの技術が日々進歩していることを学ぶと同時に、普段の生活からゴミの排出削減について取り組めることを再確認しました。 |
株式会社広島企業(宇部テクノリサイクルセンター) 上野 聖子 井上 恭子
株式会社 広島企業 宇部テクノリサイクルセンター
回収されたプラスチックゴミがペレット(リサイクル製品の原料)に加工されるまでの流れについて施設を見ながら説明を受けました。 |
ごみの排出量の推移などについての説明がありました。宇部市の1人あたり(1日)の排出量は全国平均に比べ多く、本当に必要なものかを考えて物を購入し、ゴミを出さないリデュースが大切であることを学び、3Rの重要さを改めて感じる講義となりました。 |
環境政策課長 森 朋子
男女共同参画センター・フォーユー 第1、2講習室
宇部市における環境の取り組みの基となる環境基本計画についての説明、省エネ・3R・環境美化・生物多様性保全・環境教育等の市民として参加協力できるような取り組みの紹介、再生可能エネルギーやスマートコミュニティといった、これからの宇部のまちづくりに向けて重要となる取り組みについてなど、幅広い市の環境に対する活動について説明がありました。 |
なかなか行政が行っている事業を知る機会がないということで、この講義で初めて知ったという事業もあったようです。 |
藤野 完二 先生
男女共同参画センター・フォーユー 第1、2講習室
近年注目されている異常気象など、世界各地で起こっている様々な現象から、地球温暖化の現状とそれによる影響について解説がありました。 |
地球の現状を知ったうえで、これから自分たちが温暖化対策としてどんなことを行いたいか、またそれには何が課題となるかを各班で話し合い、発表しました。 |
古谷 孝之 先生
アクトビレッジおの 木工室、調理室
小野の竹を利用して、器と箸作りを行いました。転がらないようにするにはどうすればよいか?などの知恵を出し合い、真剣かつ楽しみながらの作業となりました。 |
少人数の班に分かれてそば打ち体験を行いました。初体験の方が多く、悩みながらも、協力して作業を進めることができ、受講生同士の結束を強める場になりました。 |
田中 浩 先生
アクトビレッジおの 研修室
生物多様性の概念や、保全のための課題について、「ただ不便な暮らしをガマンする」というのではなく、人が知恵を集めて、今よりも良い社会を築くのだという考え方の基、講義が行われました。 |
市民参加により実践や体験ができる活動について、グループ内で話し合い、発表を行いました。 |
宇部短期大学名誉教授 脇坂 宣尚
男女共同参画センター・フォーユー 第1、2講習室
近年、日本のミネラルウォーターの輸入量は増加傾向にある。しかし、日本の水道水は世界一安全な水であり、水道の蛇口から直接水が飲めるのは日本だけである。厳しい基準に基づき、多額の費用をかけ、安全性と美味しさを実現している水道水を見直してほしい。 |
一度煮沸して冷やした水道水と冷やしたミネラルウォーターで利き水を行いました。 |
山口大学大学院理工学研究科 教授 今井 剛
男女共同参画センター・フォーユー 第1、2講習室
日本人が一日に使用する水のうち、実際に口にしている水は全体の1%程度であり、ほとんどが風呂やトイレなどの洗浄水である。またトイレ廃水とその他洗浄廃水を比較すると、トイレ廃水の数量は僅かであるが、環境負荷は同程度となっている。 |
「二元給水」と「分別排水」導入について、賛成か反対かをグループ内で話し合いをしました。 |
環境サポートメイツの会
宇部市環境保全センター 焼却場3階 研修室
どのような流れでゴミが分別、処分されているかについてビデオ視聴による学習と、市民大学環境学部卒業生でもある環境サポートメイツ会員の方々からの解説を受け、施設について理解を深めました。 |
中央操作室のモニターで燃えさかる焼却炉内の様子を見たり、不要となった自転車、洋服、家具等を販売している様子を見学したりしました。以前、リサイクルプラザにおいて、不要になった傘の生地をエコバッグにするというリフォームを体験した受講生もおり、ゴミの分別と再利用の大切さを、より身近なものとして実感できました。 |
宇部市廃棄物対策課 長岡 哲雄 課長
山口大学大学院理工学研究科 鈴木 祐麻 講師
宇部市環境保全センター 焼却場3階 研修室
大量生産・大量消費・大量廃棄の社会から脱却するため、Reduce(ごみをもとから減らす)、Reuse(繰り返し使う)、Recycle(再び資源として使う)の重要性について講義を受けました。生ごみの水切りや子育てグッズの回収等、身近なところから取り組むことの大切さを再認識しました。 |
私達が普段利用している車や、携帯電話に含まれるレアメタルの再利用について学びました。日本の都市鉱山は金属資源の宝庫だが、資源が分散していることや再利用の過程で発生する廃棄物の処理等のため、利益以上のコストがかかる現実を知り、課題解決の難しさを実感しました。 |
山口大学名誉教授 浮田 正夫 先生
男女共同参画センター・フォーユー 第1・2講習室
宇部の歴史上の人物と環境問題の変遷を関連付け、グローバル500賞を受賞した「宇部方式」が成立する過程や特徴について解説がなされました。「宇部方式」とはどういうものなのかについて確認するとともに、改めて多くの先人達の努力によって宇部の環境が守られたのだと実感できました。 |
また、持続可能社会(循環型社会・自然共生型社会・省エネ社会)の実現に向けて、今後も市民参加・行政協同が必要であることや、環境問題への関心が低下傾向にあり、持続可能な発展のための教育の重要性が高まっていることを学びました。 |
技術士・環境カウンセラー・ひろしま地球環境ファーラム講師 鷹村 憲司
男女共同参画センター・フォーユー 第1・2講習室
我々が普段生活の中で口にしている食料は、その原材料の多くを輸入に頼っているのが現状であり、地球上に存在する水のうち僅かしか存在しない利用可能な水を、日本は大量に消費していることを知りました。また牛肉1kgを得るためには約20,000klの水が使われていることなどから、実際に目には見えない本質について気づくということを学びました。 |
環境問題について、あちらが立てばこちらが立たずといった複雑性について学び、それをふまえた上で、今後もっとも必要なエネルギー供給源はなにかについて、グループワークを行いました。 |
各班で意見をまとめた後、発表を行いました。 |