更新日:2011年11月4日
高齢者虐待が疑われるとき
虐待とは
高齢者虐待防止法では、「高齢者」を65歳以上の人としたうえで「高齢者虐待」とは養護者(高齢者を養護する人)による高齢者虐待および養介護施設従事者(介護施設の職員など)による高齢者虐待、と定義しています。
「高齢者虐待防止法」では、高齢者の虐待として、次の5つをあげています。
- 身体的虐待
たたく、つねる、殴る、ける、やけどを負わせるなど
ベッドにしばりつけたり、意図的に薬を過剰に与えるなど
- 介護・世話の放棄・放任(ネグレクト)
空腹、脱水、栄養失調の状態のままにするなど
ごみを放置するなど劣悪な環境の中で生活させるなど
- 心理的虐待
排せつなどの失敗に対して高齢者に恥をかかせるなど
子ども扱いする、怒鳴る、ののしる、悪口を言う、無視するなど
- 性的虐待
懲罰的に下半身を裸にして放置するなど
キス、性器への接触、セックスを強要するなど
- 経済的虐待
本人のお金を必要な額渡さない、使わせないなど
本人の不動産、年金、預貯金などを本人の意思・利益に反して使用するなど
一般的な虐待のサイン
高齢者からのサイン
- 身体に小さな傷が頻繁にみられる。
- 動揺して怯える、わめく、叫ぶなどの症状があったり、会話のときなどに涙ぐんだりする。
- 体重が不自然に増えたり、減ったりする。
- お金があるのにサービスの利用料や生活費の支払いができない。
- 寝具や衣服が汚れたままの場合が多くなる。
- 疾患の症状が明らかであるにもかかわらず、医師の診察を受けていない。
養護者の態度にみられるサイン
- 高齢者に対して冷淡な態度や無関心さがみられる。
- 高齢者の健康や疾患に関心がなく、医師への受診や入院の勧めを拒否する。
- 高齢者に対して過度に乱暴な口のきき方をする。
- 介護疲れや養護者自身の疾病などによりつらい様子がうかがえる。
介護は一人で抱え込まないで!
高齢者の介護は、考える以上に大変です。高齢者の虐待が増えていることの原因のひとつには、「介護者の心身の疲労」があります。ショートステイやデイサービスなどの介護サービスを利用し、介護者の心身のストレスを緩和することが必要です。介護は長期にわたることも多く、家族だけでがんばっても限界があります。無理をせず、さまざまな制度やサービスを上手に利用して介護をしていきましょう。困ったときや悩んだときには、宇部市高齢福祉課(地域包括支援センター)にご相談ください。
家庭での虐待に気づいたら
虐待に気づいた人は地域包括支援センターへ連絡してください。とくに、生命や身体に重大な危険がある場合は通報は義務とされています。また虐待を受けている高齢者本人も届出ができます。(虐待でなくても法律的に罰せられることはありません。)連絡者の匿名は守られます。
施設などで虐待に気づいたら
施設などの職員が虐待に気づいたときは宇部市高齢福祉課へ通報義務があります(通報の秘密は守られます)。職員以外の人も、生命や身体に重大な危険がある場合は通報は義務とされます。また虐待を受けている本人も届出ができます。